SAS® Fraud Management
全社規模で不正の検知・防止を強化
このソリューションでは、複数の部門/部署を横断して顧客の不正やリスクのある行動パターンを理解することができます。強力で高度なアナリティクスを全社規模のプラットフォームで活用すれば、すべての取引と認証をリアルタイムで漏れなくスコアリングすることが可能になり、組織全体で不正支払対策を強化すると同時に顧客の不安を軽減できるようになります。
導入効果
ひとつのプラットフォームで全社規模の不正対策を実現
統一プラットフォームで複数の商品ブランド、販売チャネル、部門/部署を横断してモニタリングし、不正の全体像を把握することができます。複数の組織構造と柔軟なアプリケーション・プログラム・インターフェイス(API)を活用することで、縦割りで個別管理されているデータソースを統合するだけでなく、組織全体のさまざまなポートフォリオや商品に合わせて異なる戦略と業務要件に対応することも可能になります。
不正の検知精度を高め、負荷を軽減
ハイブリッド型のモデリング手法により組織のデータをコアモデルの一部として利用し、そこに業界団体の蓄積データを組み合わせます。そうすることにより、独自の要件に合わせた高精度の予測モデルを作成することができます。特許取得のモデリング手法によって不正検知機能が強化され、モデルの安定性が向上するため、誤判別が減少し、結果的に負荷の軽減につながります。
顧客の行動パターンに対する理解が向上
独自の「シグネチャ」方式の手法により、あらゆるソースから顧客の行動データを収集し、取引をスコアリングするたびにデータを分析してパターンと矛盾を把握することで、行動の変化を容易に特定することができます。特許取得のモデリング・テクノロジーでは、最適化されたニューラル・ネットワークと行動変化にもとづいて進化する適応型セグメンテーション手法を組み合わせて適用するため、使い込むほどにモデルの堅牢性が高まります。
すべての取引をリアルタイムで漏れなくスコアリング
世界各地の認証システムをリアルタイムで連携し、またすべての取引タイプをリアルタイムで漏れなくスコアリングできるため、販売時点における不正検知の精度とスピードが向上します。行動プロファイリング・ルールとスコアリング・モデルのカスタマイズを通じて、口座や顧客に関連する不正リスクを正確に評価・監視することができます。
特長
- リアルタイムの取引スコアリング:購入、支払、非貨幣など、あらゆる取引を即座にスコアリングできます。
- 1秒未満の応答時間:超大量のデータを処理する業務環境でも高いスループットを維持することができます。
- 強力で高度なアナリティクス:
- 独自の「シグネチャ」方式の手法
- 高度なニューラル・ネットワーク・モデリング
- ハイブリッド型のモデリング手法
- チャンピオン/チャレンジャー機能
- 複数の不正モデルを展開およびモニタリングできる機能
- 独自の「シグネチャ」方式の手法
- 認証システムとの統合:世界各地の認証システムをリアルタイムかつシームレスに、ホットリスト化および統合することができます。
- 拡張性に優れたルール記述機能とレポート作成機能:
設定の自由度が非常に高いAPIを用いて、ルールとレポートをカスタマイズすることができます。 - 柔軟性の高いアラートとケース・マネジメント:
顧客情報と意思決定支援の提供範囲を複数の部門/部署に広げることができます。