SAS、Chartisの評価においてモデルリスク・ガバナンスの分野で
10年連続リーディング・カンパニーに認定

経済不安の広がりから注目が集まるリスク管理分野においてSASがモデル検証カテゴリーのリーディング・カンパニーとしての評価を獲得

アナリティクスのリーディング・カンパニーであるSAS Institute Inc.(以下、SAS)は、有名調査会社が評価した18のトップソリューションの中で、RiskTech Quadrant®モデルリスク・ガバナンス・カテゴリーにおけるリーディング・カンパニーとして認定されました。金融サービス業界は、ここ十数年間で最も危機的な状況にあると言われています。銀行、保険会社、その他金融サービス機関がこれからの時代に自信を持って立ち向かうためには、テクノロジーの支援が必要です。Chartis Researchは、そこで重要な役割を果たすものとして、SASのイノベーションを改めて高く評価しました。

またSASは、主要ベンダー20社の評価に基づくChartis RiskTech Quadrantのモデル検証カテゴリーにおいても、リーディング・カンパニーとして認定されました。

Chartisのチーフ・リサーチャーであるシダルタ・ダッシュ(Sidhartha Dash)氏は、次のように述べています。「最近の銀行破綻を受け、多くの金融機関がリスク管理システムのモデルリスク・ガバナンスと検証機能を再検討しています。SASには、不安定な経済情勢の中でリスク実務者を導くために、非常に高度な機能を直感的に利用できるソリューションを提供してきた長い歴史があります。SASは、Chartis RiskTech100® 2023の総合ランキングで第3位を獲得したことに加え、モデル検証クアドラントとモデルリスク・ガバナンス・クアドラントの評価でも常に高スコアを獲得しています。これは、SASのリスクおよびコンプライアンス・ソリューションの幅広さと奥深さを示しています」

リスク管理のリーディング・カンパニーであり続けた10年

この10年間、SASは常にリスクガバナンスのリーディング・カンパニーであり続けました。今回も、SASは「提供する製品とサービスの完全性」基準においてガバナンス、データ管理、モデル・インベントリ、ダッシュボードで最高点を獲得しました。市場におけるポテンシャル分析では、市場浸透度、成長戦略、財務、ビジネスモデルで上位にランクされています。

SASのシニアバイスプレジデント兼リスク調査および定量的ソリューション責任者であるトロイ・ヘインズ(Troy Haines)は、次のように述べています。「金融市場の不確実性と規制強化により、リスクモデルの徹底したガバナンスと検証が求められています。規制の変化に対応し、不安定な市場環境に耐え抜くためのエンドツーエンドで厳密さを保つことは、まさしくミッションクリティカルなものとなりました。あらゆる規模の企業がモデルのライフサイクル管理の標準化と簡略化を進め、モデル主導の意思決定を拡張し、好みの言語、フレームワーク、ツールを柔軟に統合できるように、SASはこの分野の知識と技術を研鑽してきました」

モデルライフサイクル全体にわたる特徴と機能

今回発表された「Vendor Analysis(ベンダー分析)」は、3月に発表されたクアドラント・レポート「Model Risk Management: Validation Services and Tools, and Governance Solutions, 2023, Market and Vendor Landscape(モデルリスク管理:検証サービスとツール、およびガバナンス・ソリューション、2023年、市場とベンダー・ランドスケープ)」で、クラウドベースのSAS® Model Risk ManagementへのChartisが行った評価に基づいています。

Chartisは、「モデルリスク・ガバナンスとモデル検証の両カテゴリーにおけるリーディング・カンパニーとしてのSASの地位は、Viyaの発売、長年にわたり培われてきたリスクとファイナンスに関するSASの専門知識、洗練されたクレジットリスク・モデリングによって支えられている」と説明しています。

SAS Model Risk Managementは、オープンソースおよびリスク・システムとの柔軟な統合、地域差への対応、ワンクリックでのモデル・インベントリ確認が評価されました。ユーザーはモデル・インベントリを一元化し、モデルを文書化およびマイニングしてインサイトを獲得し、最新のリスク・ポリシーに合わせてモデルを調整できるため、リスク関連の損失を防ぎ、監視を強化できます。

「Vendor Analysis」では、次のように解説されています。「カテゴリー・リーダーとしてのSASの地位には、モデルライフサイクル全体にわたる特徴と機能の組み合わせが反映されています。ユーザーは、SAS Model Risk Managementを使用することでモデルを大規模に配備して複数のデータソースを統合し、アプリAPI中心のアーキテクチャをサポートすることが可能になります」

SASのカテゴリー・リーダーとしての地位は、2022年のKamakura Corp.の買収によってさらに強化されました。「Vendor Analysis」で解説されているように、リスク管理を専門とする企業を買収することでSASは「モデリングと分析の専門知識を強化、拡充することができました。市場をリードするKamakuraのクレジット・モデル、リスク・ソリューション、相互検証機能は、この分野におけるカテゴリー・リーダーとしての、また、ドメイン・エキスパートとしてのSASの地位を堅固なものにしました」

モデルリスク管理について注目すべきこと

AIガバナンスに関する規制の変更とトレンド、ライフサイクル・モデリングの効率向上など、モデルリスク管理(MRM)の最新情報について、詳しくは、「2023 SAS Model Risk Management Connection, Mastering Model Risk(2023年SASモデルリスク管理コネクション:モデルリスクのマスタリング)」を参照してください。主なオンデマンド・イベントは次のとおりです。

  • 世界の規制当局、米国連邦準備制度理事会、英国健全性規制機構、カナダ金融機関監督官局からの最新情報
  • SASのエキスパートとUBSやABN AMRO Bankなどの著名組織の業界リーダーによるセッションとラウンドテーブル・ディスカッション

Chartis Researchについて

Chartis Researchは、リスクテクノロジーのグローバル市場に関する調査と分析を提供する大手プロバイダーであり、Risk and WatersTechnologyなどの市場をリードするブランドを保有するInfopro Digitalの一部です。Chartisの目標は、リスク管理、企業ガバナンス、コンプライアンスの向上を通じてビジネス・パフォーマンスの推進を図る企業をサポートし、リスクテクノロジーのほぼあらゆる側面に関する詳細な分析と実用的なアドバイスを提供することで、クライアントがテクノロジーとビジネスに関する判断を下せるよう手助けをすることです。

*2023年5月5日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
本原稿はSAS本社プレスリリースの原稿を抄訳したものです。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。

SAS について

SASはデータとAIのリーディング・カンパニーです。SASの革新的なソフトウェアと業界特化型のソリューションが、世界中のお客様にデータを信頼できる意思決定に変換するパワーを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

  • SAS Institute Japan株式会社
    広報担当: 森屋
    TEL: 03-6434-3700
    E-mail: jpnpress@sas.com  

Chartisは、SASを10年連続でモデルリスク・ガバナンス・リーダーと宣言しています。

MRMのディープダイブについては、 2023 SAS Model Risk Management Connectionをオンデマンドで視聴してください。