About SAS
企業概要
SASはアナリティクスのリーディング・カンパニーです。
「The Power to Know®(知る力)」を全てのお客さまに
SASは、革新的なソフトウェアとサービスを通じて、世界中の顧客に対し、データをインテリジェンスに変換するためのパワーとインスピレーションを届けています。
40年以上にわたりアナリティクス・イノベーションを牽引
SASは、アナリティクス分野のリーディング・カンパニーとして、データから即座に効果を引き出したいと考える企業や組織のご信頼にお応えします。幅広いアナリティクス・ソリューションと豊富な業種別知識により、高い顧客満足度を維持し、お客さまの確信を生み出し続けています。SASのソリューションなら、データから洞察を明らかにし、データの意味を余すところなく理解することができます。何が有効に機能しているかを特定し、効果のない取り組みを是正することを通じて、あるいは、よりインテリジェントな意思決定の実現を通じて、的確な変革を推進することができます。
SASがアナリティクス分野のリーディング・カンパニーである理由
SASは数十年にわたり、数々の極めて難しいビジネス課題にアナリティクスを適用し続けてきました。SASなら、パワフルなアナリティクス・プラットフォームと、膨大な数の教訓に基づいて構築されたソリューションをご活用いただけます。
数字で知るSAS
顧客
SASが使われている国
147ヶ国
顧客のサイト数
世界中で83,000以上のサイト(企業、官公庁、大学など)
SASの顧客:
2018 「FORTUNE Global 1000®」上位100社のうち、92社がSASの顧客
社員
社員数
世界中で14,183人
地域別
米国: 7,100
うち本社: 5,632
カナダ: 332
中南米: 473
欧州、中近東、アフリカ: 3,673
アジア: 2,605
財務状況
ワールドワイドの売上高
2017年: 32.4億USドル
研究開発への投資
2017年: 売上高の26%を研究開発に投資
歴史
始まりは一つの疑問でした ─ 「もっと優れたデータ分析方法があるのでは?」─。SASの創業者たちは、この疑問に答えを出しましたが、そこで立ち止まることはありませんでした。ノースカロライナ州立大学のイノベーション気質の強い環境が、彼らの果敢な弛まぬ探求心に試練を課したのです。「データをインテリジェンスに変える取り組みは、世界にどのような可能性をもたらすのだろう?」、「我々の新しいテクノロジーを活用することでメリットを享受できるのは誰なのだろう?」。こうした疑問への答えには無限の可能性が広がっているという認識のもとで、SASは誕生したのです。以下では、SASの歴史をいくつかの時期に分けてご紹介します。
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全てのデータが記録されていた磁気テープのリールSASの起源
1966年当時[の米国で]は、農務省の助成金を通じて大量の農業データが収集されつつありましたが、それを分析して知見を生み出すためのコンピューター化された統計プログラムは存在しませんでした。この問題を解決するため、国立衛生研究所(NIH)からの助成金のもと、8つの大学が集結してコンソーシアムを設立しました。そこで生まれたStatistical Analysis System(統計分析システム)というプログラムが、社名の由来および会社の起源という2つの面でSASの基礎となりました。
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ジム・グッドナイト(Jim Goodnight)、CEOジム・グッドナイト(Jim Goodnight)、CEO、
学術界のルーツと初期のリーダーシップコンソーシアムのリーダーとなったのはノースカロライナ州立大学(NCSU)(本拠地:ノースカロライナ州ローリー)でしたが、その理由は他校よりも強力なメインフレーム・コンピューターを利用できたからです。そこでプロジェクト・リーダーとして台頭したのが、NCSUの教員だったジム・グッドナイト(Jim Goodnight)とジム・バール(Jim Barr)でした。バールはアーキテクチャを構築し、グッドナイトがシステムの機能性を拡張する新しい機能を実装しました。NIHは1972年に資金提供を打ち切りましたが、コンソーシアムがプロジェクト資金を拠出することで合意し、NCSUは統計分析ニーズのサポートを継続することができました。
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ジョン・ソール(John Sall)、SAS共同創業者チームと利用者層の拡大
その後の数年間で、SASソフトウェアは製薬会社、保険会社、銀行、さらには学術研究の現場にライセンス供与されました。NCSU統計学部の職員だったジェーン・ヘルヴィッヒ(Jane Helwig)がドキュメンテーションの執筆者としてプロジェクトに加わったほか、大学院生だったプログラマーのジョン・ソール(John Sall)の参加によって創業チームが揃いました。1976年に開催された最初のSASユーザー・カンファレンスには、300人以上が参加しました。顧客ベースは拡大を続け、既に学術界、官公庁、企業への導入実績が100件に迫っていたことから、独立した事業として成功する可能性の高さは明らかでした。
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SASの最初のオフィス(ノースカロライナ州ローリー)1976年、創業
グッドナイト、バール、ヘルヴィッヒ、ソールはNCSUを退職し、SASの保守と今後の開発に専念する民間企業としてSAS Institute Inc.を創業しました。会社は1976年3月に設立され、大学の向かいに位置するヒルズバラ通り2806番地で7月1日に事業を開始しました。その後は社員、顧客とも順調に増えていき、1978年には社員が21名、SASの顧客サイトは600件に達しました。主要なフォーカスは、当時も現在も、顧客のニーズに応えることであり続けています。
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パンチカード:かつてのデータ・ストレージ基盤ソフトウェアの構築
1976年当時のコンピューターは、小さな家が入るほどの巨大な部屋を占拠する大きさで、プログラムとデータはパンチカードに保存されました。約30万行のコードから成るBase SASを保存するためには、約150箱分のカードが必要でした。これらの箱を積み重ねると高さは12メートルを超え、横に並べると全長は55メートルを超えます。
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「Datamation」誌の表紙卓越したソフトウェアとしての評価を初めて獲得
創業から1年足らずで、SASは卓越したソフトウェア企業として認知されました。「Datamation」誌がSASを[1977年度の]「DataPro Software Honor Roll」ランキングに選出したのです。SASはその後も3年連続で同リストに掲載されました。
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ユーザーズ・マニュアルの箱を運び出している社員たち全ての仕事が全員の仕事
創業まもないスタートアップ企業によくあるように、あらゆる業務に全員で取り組みました。社員たちはテクニカルサポートの電話対応、講習の講師、新規サービス契約のテレマーケティングや営業活動など、さまざまな責任を共有しました。社員が増え続ける中でも、バール、グッドナイト、ソールはコードを書き続けていました。
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カスタマー・サポート中の社員顧客へのフォーカス
社員、顧客とも順調に増えていき、1978年には社員が21名、SASの顧客サイトは600件に達しました。創業当初から、SASの主要なフォーカスは顧客のニーズに応えることでした。あらゆる顧客接点において、顧客の声に耳を傾け、それぞれの顧客に特有のニーズに対応することに意識的に取り組みました。
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英国マーローのSASオフィス米国外への進出
1979年、SASは初めて海外の顧客(Databank of New Zealand社)にソフトウェア・ライセンスを供与。また、SASソフトウェアはIBMのVM/CMSシステム上で稼働するようになりました。1980年にはプレゼンテーション・グラフィックス向けのSAS/GRAPH® と計量経済分析/時系列分析向けのSAS/ETS® をリリースし、新たな地平を切り開きました。また、最初の子会社であるSAS Software Limitedが英国で事業を開始しました。
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M&M’s = SASの企業文化の象徴企業文化の起源
社員が会社にもたらす価値を認めることは、初期のSASから続いている伝統の一部です。ヒルズバラ通りに社屋があった時期に働いていた人々は、「顧客サイトが100件増えるたびに、グッドナイトのステーションワゴンに乗り込み、勘定は会社持ちで、ピザを食べにいったものだ」と振り返ります。
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キャリー本社に最初に建造されたビルの一つ1980年、新しい本社に移転
1980年には、20名の社員がローリーから、ノースカロライナ州キャリーにある現在の本社に移動しました。ここでもSASの企業文化は繁栄を続け、その評判が広がって今に至ります。柔軟な職場環境と、無料のM&M’sや朝食などの社員特典は、あらゆる社員の価値観を尊重するという会社の信条を象徴していました。
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キャリー本社のバスツアーフロンティアの拡大
「Inc.」誌はSASを5年連続で、米国で最も急成長している企業の一つに選出しました。新本社のキャンパスは、社員50名分のオフィスを収容する1棟のビルから、トレーニングセンター、刊行物用の倉庫、ビデオスタジオなども含む18棟のビル群へと発展しました。また、事業の地理的境界も拡大し、4大陸に新たなオフィスを開設したほか、米国内では最初のリージョナル・セールス・オフィス群を設置しました。1980年代末には、SASの社員は全世界で1,500名近くに達しました。
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「Datamation」誌に掲載されたSASの最初の広告新たなオペレーティング・システム、新たな挑戦課題
コンピューター業界ではダイナミックな変化が生じており、新しいオペレーティング・システムとプラットフォームが登場し、ソフトウェア開発者の需要を押し上げました。SASは、IBMのDOS(Disk Operating System)上で動作するようにソフトウェアを適応させました。続いて、ソフトウェア・コードの大部分を完全に書き直して可搬性を高めたことで、ミニコンピューターへの対応の扉が開かれました。
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SASはPCブームに乗ることに成功マルチベンダー対応のアーキテクチャ
1980年代半ばにPCが登場すると、その上でSASを実行したいというユーザーの声が上がりました。そこで、SASは再び、ただし今回は人気の高いC言語で、コードを書き直しました。しかし、時代についていくだけでは十分とは言えません。SASは、あらゆるプラットフォームで実行可能なソフトウェア・アーキテクチャ(現在ではSASの代名詞です)を開発し、業界に新たな地平を切り開きました。続いてSASは、micro-to-mainframeリンクを導入し、メインフレームに保存されているデータを、PCで実行中のプログラムから利用できるようにしました。
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1980年代以降のユーザー・インターフェイスより取り組みやすいルック&フィールの導入
SASは数字中心のデータ表示方法の変革に踏み切り、MacintoshおよびWindows環境のGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)を踏襲した、より使いやすいアプローチを採用します。SASのソフトウェアは、分析結果を視覚化するための強化されたグラフィックス・ツールや強力なデータ・モデリング・ツールを標準搭載するようなりました。1980年代後半にはJMP® もリリース。これは急速に人気が高まってきたMacintoshコンピューター向けの統計プログラムであり、SAS史上初のパッケージ製品でした。
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「Datamation」誌の表紙を飾ったジム・グッドナイト業界内での差別化
SASは「Datamation」、「Software News」、「Software Business Review」、「InformationWeek」などの業界誌から数々の賞を受賞し、テクノロジーの優秀性が認知されていきました。また、SASは「大量のデータの意味を理解し、それらの発見に基づいて意思決定を行うことで、競争優位性を獲得できる能力」を顧客に提供するという点で、唯一無二のポジションを確立しました。
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ワークライフ・バランスの一環として導入された社内託児所企業文化
SASにとって、新たな地平を切り開く取り組みは、テクノロジーの領域に限定されません。1981年に最初の社内託児所を開設しましたが、その当時はまだ、企業が費用を負担する託児施設というのは、ほとんど耳にすることがありませんでした。その後、レクリエーション/フィットネス・センター、医療センター、社内カフェも設置され、社員の総合的な福利厚生の向上に機敏に取り組む企業文化がさらに強化されていきます。これらのサービスの結果、SASは「働きがいのある職場」に関する数多くのランキングで最初の受賞企業となりました。
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ブートキャンプ・トレーニングに参加したシドニー(オーストラリア)の社員たち機会の発掘
SASは1990年代の間に、全世界の社員数が7,000名を超えるまでに成長し、全ての大陸、米国の全ての主要都市、さらには国際通商の主要な中心地に社員を抱えることになりました。
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業種別のマーケティング資料ソフトウェア販売方法の変化
販売営業活動の主力はテレマーケティングから、地理的なテリトリーに注力するダイレクト・セールス部隊へと移行しました。SASは製薬業界向けの臨床試験ソフトウェアのリリースを機に、最初の垂直販売グループを導入しました。また、全業種共通の特定のビジネスニーズを満たすように設計されたソリューションの需要が伸びてきたことから、SAS Financial ManagementやSAS Human Capital Managementなどのソリューションを担当するBusiness Solutions部門が設立されました。
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ユークリッド幾何学に取り組む学生向けに設計されたマルチメディア・ツール教育への新たなフォーカス
SASは、教室向けのオンライン・カリキュラム・リソースの開発を通じて、新たな事業領域に進出しました。Curriculum Pathways® は、従来の教授法では指導が難しい内容にフォーカスしています。このソフトウェアを活用すると、教員は学生の意欲と学習効果を維持しながら、教室におけるテクノロジー活用を促進することができます。
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「Reinventing the Future of IT」(ITの将来の再発明) という記事の挿絵画像真の意思決定支援
SASは、ガイド付きのデータ分析、臨床試験分析/レポーティングといった領域の拡張機能を備えた意思決定支援ソフトウェアのプロバイダーとして、他社との差別化に成功しました。また、カスタマイズされた経営情報システム(EIS)を構築するためのソフトウェアも投入しました。さらに、ビジネスにおけるインターネットの重要性の高まりを受け、Webに対応した機能群をソフトウェアに組み込ます。その結果、顧客はSASのソリューションを競争優位性の実現手段として活用できるようになりました。
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eインテリジェンスのイメージイラスト顧客理解の領域への進出
強力なデータマイニング機能を擁しているSASは、事実上あらゆるビジネス・ソフトウェア製品の中で最も需要の高い領域、すなわちカスタマー・リレーションシップ・マネジメント(CRM)の領域でも主導権を握れる立場にありました。新しいeインテリジェンス・ソリューション群をWebに対応させたことで、SASはビジネス・ソフトウェア業界の最先端を進むことになりました。
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表彰楯や記念品とともにポーズを取る広報部門の社員広まり続ける高評価
SASのソフトウェア製品の品質を高く評価する声が、世界中の多様な方面から寄せられ続けました。それに加え、米国の食品医薬品局(FDA)もSASソフトウェアの完全性の高さを認め、新薬承認申請に関する標準ツールとしてSASテクノロジーを選択しました。また、SASは「働きがいのある職場」としての評価も維持し、「Fortune」誌をはじめとする多くのメディアから表彰されたほか、米国、欧州、オーストラリアの有力メディアに取り上げられました。
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祝! SASの25周年21世紀への突入
SASは2001年に創業25周年を祝いましたが、これは奇しくも千年紀(ミレニアム)の変わり目と、テクノロジーの世界を覆い尽くした西暦2000年問題の狂騒の直後のことでした。SASは新しいロゴとキャッチフレーズ ―「The Power to Know®(知る力)」― を掲げ、知名度と世界的な認知度をさらに高める取り組みに乗り出しました。
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SAS、2010年に「Fortune」誌の「最も働きがいのある会社」ランキングで第1位に選出「最も働きがいのある職場」ランキングの常連に
米国以外のSASオフィスの中では、1999年にSAS Australiaが初めて「働きがいのある職場」と評価されました。それ以降、各国のリストにランクインするSASオフィスは増え続け、現在までに英国、メキシコ、ポルトガル、フィンランド、中国、オランダ、ベルギー、ノルウェー、スウェーデンで選出されています。特に最後の3ヶ国は、2010年を皮切りに、その後も数回ほど、最も働きがいのある職場の第1位に選出されています。米国においては、1998年以降、「Fortune」誌の「100 Best Companies to Work For」(最も働きがいのある会社ベスト100) に毎年ランクインしており、2010年と2011年には第1位に選出されました。こうした一貫した実績により、SASは「殿堂」入りを果たしました(殿堂制度は2005年に導入され、現時点で22の組織が名を連ねています)。
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書籍『Information Revolution』(邦訳『分析力のマネジメント』) の表紙情報進化モデル
SASは2003年に情報進化モデル(Information Evolution Model: IEM)を導入しました。IEMとは、企業が情報を戦略的な企業資産として的確に管理する方法を記述したものです。IEMを理解して実践することにより、企業は人材、プロセス、文化、インフラに関して、より優れた洞察を獲得できるようになります。このモデルは経営層の間で反響を呼び続けています。
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トレードショーでのSASとMarketmaxの展示世界的な動向が開発を後押し
欧州のBasel IIと米国の愛国者法で規定されたガバナンスと規制遵守に関する要件は、金融機関におけるリスク管理やマネーロンダリングおよび不正との闘いを支援できるソフトウェア製品の需要を高騰させる結果となりました。SASは業界やアナリストから高く評価されているソリューション群でこうしたニーズに応え、金融分野向けソリューションのリーディング・プロバイダーとしての地位をさらに盤石なものとしました。また、小売分野ではMarketmax社を、リスク管理分野ではRisk Advisory社を買収しました(いずれも2003年)。
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ロンドンでのPBLS(Premier Business Leadership Series)における経営者円卓会議C(最高責任者)レベルの経営幹部に対する訴求
SASはAnalytics Experienceカンファレンスや、年次のData MiningカンファレンスやForecastingカンファレンスを通じて、ユーザーや経営幹部のターゲティングを効果的に行うようになりました。また、世界各地で幅広い業種を対象として、経営幹部向けカンファレンスも数多く開催するようになりました。最大規模の年次ユーザー・カンファレンスであるSAS Global Forum (SGF) には、毎年、数千人のユーザーが参加しています。
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SASの世界本社の空撮写真グローバル化
2007年、SASではグローバル化の新時代が幕を開けました。ノースカロライナ州キャリーの世界本社で業務を一元管理する体制を整え、販売戦略、教育、出版、マーケティング、コミュニケーションなどの領域において、一貫したグローバル施策に取り組むようになりました。グローバル・レベルの委員会やサミットも設置され、SASを単一のグローバル・エンティティとして確立するためのコラボレーションの機会が生まれました。
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ブログやビデオでSGFの内容を全てのお客様と共有ようこそ、Web 2.0世代の皆さん
SASは様々なオンライン・コミュニティにおける継続的な対話に参加することを通じて、進化するソーシャルメディアの有効活用に取り組んでいます。2008年前半には社内ブロガーが300人を超え、その中には約20人の経営幹部も含まれていました。2007年のSAS Global Forumでは、イベントに連動したブログ記事が登場しました。このカンファレンスの会期中に、SASのブログサイトや新しいオンライン・コミュニティが初めてプロモーションされました。現在では、いつでも視聴できるポッドキャストやWebキャストのオンデマンド配信も行っているほか、SASのYouTubeチャネルを効果的なビデオ共有サイトとして活用しています。
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世界本社の敷地内にあるSASのソーラーファーム企業サステナビリティへの取り組み
サステナビリティは、SASにおける最優先課題の一つであり続けています。正しい取り組みであると同時に、多大なビジネス価値をもたらす取り組みでもあるからです。従業員エンゲージメントの実践に加え、SASは環境フットプリントの低減に関しても大きな進歩を遂げています。世界各地で進んでいる数々のSASオフィス建設プロジェクトでは、環境への影響が少ない設計原則を活用しています。また、SASは世界本社の各種施設について、[建築や都市の環境性能評価システムである]LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)認証を取得しています。
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継続的なサービス改善を堅持SAS® ソリューションの導入展開方式に新たな選択肢を追加
2000年、CEOのジム・グッドナイトはApplication Service Providerグループを創設しました。目的は市場の需要に連動してソリューションをデプロイ(導入展開)することでしたが、それが最終的にはWeb経由で提供されるソリューションに結実することになります。同グループは後にSAS Solutions OnDemandと改称され、SASのエンタープライズ・ホスティング部門へと進化しました。現在、この部門はホスティング型ソリューションのコンサルティング・サービスを提供しており、顧客が選択できる形態としては、SASによるホスティングのほか、パートナーのデータセンターでのホスティング(SASのインフラを使用)、リモート管理ソフトウェア/サービスを通じた顧客サイトでのホスティングがあります。
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IoTを活用したホームセキュリティ・アプリの例モノのインターネット(IoT)時代の幕開けを牽引
2010年代に入ると、ホームセキュリティ・システムや自動車はもとより、トースターまでもがビッグデータを生成するようになりました。収集される全てのIoTデータの意味を解明し、意思決定の向上を図る取り組みにおいて、SASは唯一無二の存在です。SASはデータ管理、イベントストリーム処理、データ・ビジュアライゼーション、アナリティクス、分散インメモリ処理における開発努力を積み重ねることで、モバイル、Hadoop、クラウドを融合させた最先端のアナリティクス・インフラを生み出しました。SASは引き続き、予測的アナリティクスやデータ・ディスカバリにも注力していますが、これらの領域は既に、スピードが差別化要因となる段階に突入しています。
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SASの世界本社のQ号棟顧客のニーズに応えるための成長
現在、SASのソフトウェアは83,000以上のサイト(企業、官公庁、大学など)に導入されていますが、SASは今後も、より多くの顧客をお手伝いするための取り組みを堅持します。2018年現在、SASは50ヶ国以上にオフィスを展開し、社員数は1万4,000人を超えています。SASの世界本社は、300エーカー(約1.2平方キロメートル)のキャンパスに24棟のビルが立ち並ぶまでに発展しました。2014年にQ号棟がオープンした後、今現在はトレーニングや来客用のスペースも備えた9階建てのオフィスビルを建設中であり、2019年に完成予定です。
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SAS Swedenのオフィス環境保護への継続的な取り組み
SASは世界本社のソーラーファームの出力を2.2メガワットに拡張しましたが、これは325戸の平均的な家庭に電力を供給できる規模です。2011年にはC号棟が、LEED (Leadership in Energy and Environmental Design) のPlatinum認証を取得しました。世界本社のD/T/Q号棟とブラジル、カナダ、スウェーデンのオフィスもLEED認定を取得済みです。
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ネパール地震後の復興の取り組みData for Goodイニシアチブの立ち上げ
2010年、SASはパキスタン史上最悪の洪水でホームレスとなった数百万の人々を救うためにアナリティクスを活用する取り組みに関して、国際移住機関(IOM)を支援しました。2015年には再びIOMと連携し、マグニチュード7.8の大地震後のネパールで災害復興の迅速化を支援。翌年には、SASのデータ・サイエンティストがDataKind社と連携し、米ボストン公立学校区から提供された交通データを活用して通学バスのルートを最適化し、乗車時間の短縮とコストの削減を実現しました。それ以降も、SASは数々の組織とのパートナーシップを通じて、教育、貧困、健康、環境をめぐる重要課題に取り組んでいます。
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「働きがいのある職場」への選出を祝う社員たち世界最高水準の職場環境の創出
世界本社で醸成されたSASの企業文化は、世界中のオフィスにも取り込まれ、多くのオフィスが職場に関する表彰を受けるようになりました。2010年代の前半だけでも8ヶ国のオフィスが、「働きがいのある職場」ランキングで待望の第1位を達成しました(ベルギー、ギリシャ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スウェーデン、スイス、米国)。2012年には、Great Place to Work® Instituteの「World's Best Multinational Workplaces」(「働きがいのあるグローバル企業」世界ランキング) において、SASが第1位に選出されました。
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新世代のオープンなアナリティクス・プラットフォーム一貫して変わらないイノベーション体質
「我々はこれまでイノベーションを止めたことは一度もありませんし、これからも決してイノベーションを止めません」。これはジム・グッドナイトCEOの言葉です。SASは2010年代に入ってから、SAS Visual Analytics、SAS Visual Statistics、SAS In-Memory Statistics for Hadoopなどの新製品を投入しましたが、ビッグデータの将来を見据える組織の間では、これらの組み合わせがあっという間に、Hadoopオープンソース・フレームワーク向けの定番のアナリティクス・プラットフォームとなっていきました。2016年、SASは新世代のオープンなアナリティクス・プラットフォームとしてSAS® Viya®を投入し、「The Forrester Wave™: Enterprise Insight Platform Suites」レポートにおいて唯一のリーダーと評価されました。
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教育への継続的な取り組み次世代の人材の育成
SASの社会貢献活動の重点は常に教育に置かれてきました。2014年には、高等教育向けのイニシアチブであるSAS Analytics Uを開始しました。このイニシアチブには、無償のSASソフトウェア、大学との提携、ユーザー・コミュニティでの交流が含まれます。無償で提供される教育ソフトウェアのCurriculum Pathwaysは、2017年に300万ユーザーを達成しました。また、SAS、Hadoop、オープンソースのテクノロジーを用いた実践的な環境でアナリティクス人材を養成する目的で、SAS Academy for Data Scienceも立ち上げました。SASは、大学院生や学部生を対象とした教育課程に関する産学協働にも世界規模で継続的に取り組んでおり、アナリティクスとその関連領域において、これまでに30以上の修士/学士課程と60種類の認定プログラムの立ち上げを支援してきました。
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「SAS 40 and Forward」のロゴ40周年を迎え、さらなる前進を誓う
2016年はSASにとって40周年という節目の年でしたが、アナリティクスの将来に関して数々の祝福すべき予兆も見られました。企業や組織はデータ収集を続けており、それを高速かつ容易に分析できる手段を必要としています。この点は、顧客理解を深めたい小売企業でも、ガンの治療法の発見に取り組んでいる科学者でも、あるいはクレジットカード取引を保護したい金融機関でも変わりません。SASはアナリティクスのリーディング・カンパニーとして、こうした現状の中には、SASとSASの顧客にとってエキサイティングな数々の機会が秘められていると考えています。1970年代のBase SASから今日のSAS Viyaに至るまで、SASはイノベーションと創造性に立脚して成功・成長を続けてきました。過去40年間にわたり、時代時代の “ビッグデータ課題” に取り組むことでステップアップを重ねてきたのと全く同じように、SASは今後もテクノロジー発展の最前線を進み続けます。
SAS Institute Japan 会社概要
- 社名
SAS Institute Japan株式会社
SAS Institute Japan Ltd.
- 本社
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1
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TEL:03-6434-3000 FAX:03-6434-3001
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- 設立
1985年10月3日
- 資本金
1億円
- 株主
SAS Institute Inc. (100%)
米国ノースカロライナ州キャリー
- 決算期
12月
- 代表取締役社長
堀田 徹哉
- 社員数
319名(2021年1月現在)