生徒が卓越した学業成果を達成できるように支援

SAS® の予測分析、生徒の成功に関してテネシー州の教職員に新たな洞察を提供

テネシー州の教職員たちは、生徒が優れた学業成績および成長を達成できるように支援するためのアナリティクス活用に関して高い実績を挙げている。実のところ、同州の教育付加価値評価システム(educational value-added assessment system; EVAAS)をウィリアム・L・サンダーズ博士(Dr. William L. Sanders)がSASを用いて開発したのは、テネシー大学(University of Tennessee)でのことだった。彼の取り組みのおかげで、テネシー州の教職員たちは、K-12(幼稚園年長から高校3年生まで)の生徒たちの学業成績を予測した上で、一人ひとりの成功を支援するための個人別プランを策定することができている。

ナッシュビルのリプスコム大学(Lipscomb University)で教育学部副部長を務めるデボラ・ボイド(Deborah Boyd)氏は自身の体験を通じて、SAS® EVAAS® for K-12 (英語)が学業面の成功に好影響を与えうることを理解している。もともとの経緯としては、高等部学長の前任者がテネシー州独自の「TVAAS」というシステムを利用しており、ボイド氏は州の運営管理者としてその利用を引き継いだ。そして今現在は、自身の学部の学部課程と大学院課程のためにそれを利用している。

「TVAASのデータは、生徒とその成長について他では得られない全体像を我々にもたらします」と、ボイド氏は説明する。「我々は教師および運営管理者として、子供の将来の目標を知っているとの確信があるもしれませんが、間違っているかもしれません。なぜなら、我々はTVAASが収集できるような適切な背景情報を持っていないからです。TVAASは、測定するのが難しい何かを測定するための貴重なツールとなっています。生徒は年々成長していきますから。」

「TVAASのデータで実現する予測品質のおかげで、我々は今現在の取り組みが生徒の成長に適切な効果を及ぼしているかどうかを把握することができます」と、ボイド氏は付け加える。「また我々は、生徒が在学している間だけでなく、将来に向けて進んでいくその後の長い期間も見据えて、そのための準備を彼らが整えられるように指導しています。」

私は “信奉者” になってしまいました。収集されるデータの量を考えても、TVAASは今日の生徒たちの教育目標を策定・計画するために役立つ有用なツールです。

デボラ・ボイド(Deborah Boyd)氏
副部長

将来に向けた進路を描く

ボイド氏の話によると、TVAASのデータにより、教職員たちは平均的な教育経験があれば、個々の生徒の学業成績を予測した上で、その情報を活用して、生徒が各自のポテンシャルを発揮できるよう支援することが可能になっている。

「TVAASのおかげで、我々は一人ひとりの生徒の適切な進路について、より的確な情報に基づく意思決定を行ない、それに基づき確信をもって行動することができます」と、ボイド氏は説明する。「多くの場合、それが当てはまるのは成績の悪い生徒に対してのみだと考えがちですが、成績の良い生徒が教育課程プランを変えることで成績がさらに伸びるケースも多々あります。これは、テネシー州の将来にとってだけでなく、国の将来にとっても重要なことです。TVAASのおかげで、我々はそれぞれの生徒が年々成長していくために何が必要であるかを理解することができ、また、我々が成果を上げられたかどうかを判断することができます。」

「我々が各校長と一緒にやり遂げた最も重要な成果のひとつは、彼らにデータのパワーを示したことです」と、彼女は続ける。「彼らと一緒に作業し、各自の学校内で効果的な改革を実現するためにこのツールをどのように活用できるかについて “開眼” してもらえるのは、本当に嬉しいことです。」

生徒たちを適切な方向に導く

ボイド氏によると、TVAASのモデルは、生徒の毎年の成績をどのように評価・検討するべきかについて教育制度に再考を促した。

「我々は生徒の成績のスナップショットを好みますが、スナップショットと “生徒の将来の目標” を組み合わせ、それが “賛同できる軌道” なのか、“変えたほうがよい軌道” なのかを検討できるのは素晴らしいことです」と、彼女は説明する。「我々は、生徒全員に無限の選択肢が存在する、ということを理解し始めています。大学など考えたこともなかった生徒にカレッジ・レディネス(大学で学ぶ準備ができている状態)への取り組みを促すケースや、もともと大学を考えていた生徒にその準備度と確実度を高める取り組みを促すケースも見られるようになっています。」

「TVAASデータベースの奥深さとその予測力は、我々の多くを納得させてきました。私は “信奉者” になってしまいました。収集されるデータの量を考えても、TVAASは今日の生徒たちの教育目標を策定・計画するために役立つ有用なツールです。」

課題

教職員が一人ひとりの学業成績と成長のための生徒別教育プランを立てる取り組みを支援するために、データを収集・分析する必要がある。

ソリューション

SAS® EVAAS® for K-12(英語)

導入効果

教職員は生徒一人ひとりの成長を年次で測定し、学業成績を予測することが可能となり、その結果、それぞれの子供のポテンシャルを強化・拡張する機会を獲得・特定できるようになった。

本記事に掲載された導入効果は、各企業によって異なる状況やビジネスモデル、入力データ、業務環境に固有のものです。SASの紹介する顧客体験は、各企業に固有のものであり、業務面や技術面の背景もそれぞれ異なるため、各事例に掲載されたあらゆる証言は、導入の典型例を示すものではありません。導入にともなう金銭的効果、導入結果、ソリューションのパフォーマンスなどの特徴は、個別の顧客のコンフィグレーションや使用条件に左右されるものです。本事例は、すべてのSASの顧客が当該事例と同じ導入効果を得られるとするものではなく、そうした効果を保証するものでもありません。SAS製品および提供サービスの保証内容は、各製品・サービス向けに締結された契約書内の保証条項に記載された内容に限られます。したがって、本事例に掲載された内容は、それらの保証内容をなんら補足するものではありません。事例に掲載された顧客は、各事例をSASとの契約にもとづいて提供しているか、SASのソフトウェアの導入成功にともなう体験を共有しているものです。