UNIVARIATEプロシジャ

 
丸め

ROUND=を指定すると、PROC UNIVARIATEは、数直線を形式の中間点を含む間隔に分割するための丸め単位を使用して、変数を丸めます。は負ではない丸め単位で、は整数です。間隔幅はです。間隔に入る変数値はその間隔の中間点に丸められます。2つの中間点の中間にあり、2つの間隔の境界上になる変数値は、偶数の中間点に丸められます。偶数の中間点は、が偶数の整数である場合に出現します。

ROUND=1で、分析変数値が2.5~2.5の間である場合、間隔は次のようになります。

表4.109 ROUND=1の場合の丸めの間隔

区間

中間点

左終点の丸め値

右終点の丸め値

2

[2.5, 1.5]

2

2

2

1

[1.5, 0.5]

1

2

0

0

[0.5, 0.5]

0

0

0

1

[0.5, 1.5]

1

0

2

2

[1.5, 2.5]

2

2

2

ROUND=0.5で、分析変数値が1.25~1.25の間である場合、間隔は次のようになります。

表4.110 ROUND=0.5の場合の丸めの間隔

区間

中間点

左終点の丸め値

右終点の丸め値

2

[1.25, 0.75]

1.0

1

1

1

[0.75, 0.25]

0.5

1

0

0

[0.25, 0.25]

0.0

0

0

1

[0.25, 0.75]

0.5

0

1

2

[0.75, 1.25]

1.0

1

1

丸め単位が増加すると、間隔幅も増加します。これにより、一意な値の数を減らし、PROC UNIVARIATEに必要なメモリ量を減らすことができます。