UNIVARIATEプロシジャ

 
CLASSステートメント

CLASS variable-1 <(v-options)> <variable-2 <(v-options)>> < / KEYLEVEL= value1 | ( value1 value2 )> ;

CLASSステートメントは、データを各分類レベルにグループ化するときに使用する変数を、1つまたは2つ指定します。CLASSステートメント内の変数はCLASS変数と呼ばれます。CLASS変数は、数値または文字です。CLASS変数は浮動小数点値を取ることができますが、通常は変数レベルを定義する数個の離散値を取ります。データをCLASS変数でソートする必要はありません。PROC UNIVARIATEでは、CLASS変数の出力形式によって分類レベルが決定されます。

CLASS変数の後に、次のv-optionsをかっこで囲んで指定できます。

MISSING

CLASS変数の欠損値を有効な分類として扱うように指定します。数値を表す特別な欠損値('.A'~'.Z'および'._')はそれぞれ、別個の値と見なされます。MISSINGを省略すると、欠損CLASS変数値があるオブザベーションは分析から除外されます。このオプションは、CLASS変数に続けてかっこ内に記述します。

ORDER=DATA | FORMATTED | FREQ | INTERNAL

CLASS変数値の表示順序を指定します。デフォルト値はINTERNALです。次の値をORDER=オプションに指定できます。

DATA

入力データセットの順序に従って値を並べかえます。プロットステートメントを使用する場合、PROC UNIVARIATEは、比較プロットの行(列)を上から下(左から右)方向に、CLASS変数値が入力データセットに最初に出現する順序で表示します。

FORMATTED

出力形式の昇順で値を並べ換えます。この順序は、操作環境によって異なることがあります。プロットステートメントを使用する場合、PROC UNIVARIATEは、比較プロットの行(列)を上から下(左から右)方向に、フォーマット指定のCLASS変数値の昇順で表示します。たとえば、数値CLASS変数のDAY (値は1、2、3)に、値1に水曜日、値2に木曜日、値3に金曜日を割り当てるユーザー定義のフォーマットが割り当てられているとします。比較プロットの行は、アルファベット順(金曜日、木曜日、水曜日)に上から下方向に表示されます。

フォーマット指定値が同じで、内部値が異なる値が複数存在する場合は、入力データセットの最初の内部値に基づいて順序が決定されます。フォーマットが明示的に指定されていない数値変数の場合は、内部値でレベルが並べ替えられます。

FREQ

度数により降順で値を並べ換えます。この並べ替えによって、大半のオブザベーションレベルがリストの最初に表示されます。複数の値で度数が同じ場合は、出力形式に基づいて順序が決定されます。

プロットステートメントを使用する場合、PROC UNIVARIATEは、比較プロットの行(列)を上から下(左から右)方向に、CLASS変数値の度数の降順で表示します。

INTERNAL

フォーマットされていない値によって値を並べます。順序はPROC SORTと同じです。この順序は、操作環境によって異なることがあります。

プロットステートメントを使用する場合、PROC UNIVARIATEは、比較プロットの行(列)を上から下(左から右)方向に、CLASS変数値の内部(フォーマットが指定されていない)値の昇順で表示します。最初のCLASS変数は、比較プロットの行(上から下方向)のラベルに使用されます。2番目のCLASS変数は、比較プロットの列(左から右方向)のラベルに使用されます。たとえば、数値CLASS変数のDAY (値は1、2、3)に、値1に水曜日、値2に木曜日、値3に金曜日を割り当てるユーザー定義のフォーマットが割り当てられているとします。比較プロットの行は、曜日順(水曜日、木曜日、金曜日)に上から下方向に表示されます。

CLASSステートメントで、スラッシュ(/)の後に次のオプションを指定できます。

KEYLEVEL=value | ( value1 value2 )

比較プロットのキーセルを指定します。プロットごとに、PROC UNIVARIATEは、最初にキーセルに対して水平軸尺度を決定します。次に、確定した目盛りの間隔を使用して、残りのセルのデータ範囲に適応するよう、必要に応じて軸が延長されます。つまり、キーセルを選択すると、すべてのセルで使用される同一の水平軸が決まります。

CLASS変数を1つだけ指定してプロットステートメントを使用する場合は、KEYLEVEL=valueがキーセルのレベルを指定します。つまり、CLASS変数はvalueに等しくなります。デフォルトでは、ORDER=オプションに指定した順序でレベルが並べ替えられ、キーセルはこの順序での最初のレベルになります。セルは、上から下方向または左から右方向に表示されます。キーセルは、最上位または左端に表示されます。KEYLEVEL=オプションでキーセルを変更すると、そのセルが最上位または左端に表示されます。

CLASS変数を2つ指定する場合は、KEYLEVEL= (value1 value2)を使用してキーセルのレベルを指定します。つまり、CLASS変数valueに等しくなります。デフォルトでは、ORDER=オプションに指定した順序で最初のCLASS変数のレベルが並べ替えられます。次に、各レベルで、そのORDER=オプションに指定した順序で2番目のCLASS変数のレベルが並べ替えられます。デフォルトのキーセルは、この順序での、2つの変数のレベルを組み合わせた中の最初の組み合わせになります。セルは、最初のCLASS変数の順序で上から下方向に表示されてから、2番目のCLASS変数の順序で左から右方向に表示されます。デフォルトのキーセルは、左上端に表示されます。KEYLEVEL=オプションでキーセルを変更すると、そのセルが左上端に表示されます。

KEYLEVEL=の値の長さは、16文字以内にする必要があります。また、フォーマット指定値を指定する必要があります。

プロットステートメントを指定しない場合、KEYLEVEL=オプションは無効になります。

NOKEYMOVE

比較プロットのキーセルの位置がCLASSステートメントのKEYLEVEL=オプションによって変更されないように指定します。デフォルトでは、キーセルの位置は比較プロットの最初のセルです。

プロットステートメントを指定しない場合、NOKEYMOVEオプションは無効になります。