UNIVARIATEプロシジャ

 
PROC UNIVARIATEの機能

UNIVARIATEプロシジャは、さまざまな記述統計量、グラフ画面および統計方法を提供します。これらを使用して、数値変数の統計分布を要約、視覚化、分析、モデル化できます。これらのツールは幅広いタスクおよびアプリケーションに対応しています。

  • データセットの変数の分布を活用することは、データ分析、データウェアハウジングおよびデータマイニングの重要な予備的ステップです。UNIVARIATEプロシジャでは、ヒストグラムやノンパラメトリックな密度推定などのテーブルおよびグラフ画面を使用して、分布の主要な特徴を見つけ、外れ値および極値オブザベーションを識別し、データ変換が必要かどうかを調べ、分布を比較することができます。

  • データの分布をモデル化して分布の前提を検証することは、統計分析の基本的なステップです。UNIVARIATEプロシジャを使用して、パラメトリック法の分布(ベータ、指数、ガンマ、Gumbel、逆ガウス、対数正規、正規、一般化パレート、べき関数、レイリー、Johnson、Johnson、Weibull)を当てはめ、これらのモデルから確率とパーセント点を計算できます。仮説検定と、確率プロットやQ-Qプロットなどのグラフ画面を使用して、適合度を評価できます。また、UNIVARIATEプロシジャを使用して、その他のタイプの統計分析の分散の前提を検証することもできます。標準の前提が満たされない場合、UNIVARIATEプロシジャを使用して、ノンパラメトリックな検定を実行し、位置と尺度のロバスト推定量を計算できます。

  • データの分布を要約すると、多くの場合、効果的な統計レポートやプレゼンテーションを作成するのに役立ちます。UNIVARIATEプロシジャを使用し、平均やパーセント点などの要約指標テーブルと、ヒストグラムや比較ヒストグラムなどのグラフ画面を作成して、解釈しやすいレポートにすることができます。

次の例は、UNIVARIATEプロシジャで実行できるいくつかのタスクを示しています。