UNIVARIATEプロシジャ

例4.33 対数正規分位点プロットからのパラメータの推定

この例は例4.31の続きで、2パラメータ対数正規分布の形状パラメータ、位置パラメータ、尺度パラメータ、理論パーセント点を推定する方法を示しています。

しきい値パラメータが既知である場合、次のステートメントに示すようにデータ値からしきい値を差し引き、対数変換した差の正規Q-Qプロットを作成することにより、2パラメータ対数正規Q-Qプロットを作成できます。

data ModifiedMeasures;
   set Measures;
   LogDiameter = log(Diameter-5);
   label LogDiameter = 'log(Diameter-5)';
run;
title 'Two-Parameter Lognormal Q-Q Plot for Diameters';
proc univariate data=ModifiedMeasures noprint;
   qqplot LogDiameter / normal(mu=est sigma=est)
                        square
                        odstitle = title;
   inset n mean (5.3) std (5.3) /
      pos = nw header = 'Summary Statistics';
run;

出力4.33.1: 直径の2パラメータ対数正規Q-Qプロット

直径の2パラメータ対数正規Q-Qプロット


出力4.33.1のポイントパターンは線形であるため、対数正規パラメータ$\zeta $および$\sigma $$\mu $および$\sigma $の正規プロット推定値として推定でき、これらは、それぞれ-0.99および0.51になります。これらの値は、以前の例4.31の推定値、$\zeta $では–0.92および$\sigma $では0.5に相当します。この例のサンプルプログラムuniex18.sasは、Base SASソフトウェアのSASサンプルライブラリに含まれています。