UNIVARIATEプロシジャ

例4.29 分布参照線の追加

この例は例4.28の続きであり、平均が$\mu _0$で標準偏差が$\sigma _0$である正規分布を表す参照線を、正規Q-Qプロットに追加する方法を示しています。次のステートメントは出力4.28.1に示すQ-Qプロットを再作成し、参照線を追加します。

title 'Normal Quantile-Quantile Plot for Hole Distance';
proc univariate data=Sheets noprint;
   qqplot Distance / normal(mu=est sigma=est)
                     odstitle = title
                     square;
run;

生成されるプロットは出力4.29.1に示されています。

NORMAL 1次オプションとともにMU=ESTおよびSIGMA=ESTを指定して、標本平均と標準偏差で$\mu _0$$\sigma _0$を推定した参照線を要求しています。または、MU=およびSIGMA=2次オプションを使用して、 $\mu _0$および$\sigma _0$に数値を指定することもできます。COLOR=およびL=オプションで線の色と種類を指定し、SQUAREオプションによりプロットは正方形の枠の中に表示されます。PROC UNIVARIATE ステートメント内およびNORMALオプション後のNOPRINTオプションは、デフォルトで作成される統計量テーブルをすべて抑制します。

出力4.29.1: Q-Qプロットへの分布参照線の追加

Q-Qプロットへの分布参照線の追加


データは明らかに線をたどっており、距離の分布が正規分布であることを示しています。

この例のサンプルプログラムuniex17.sasは、Base SASソフトウェアのSASサンプルライブラリに含まれています。