SASによる混合効果モデル  (2日間)

価格:150,000円(税抜) /※チケットのお取り扱いはありません

※適用される消費税が別途加算されます。

【注意】 本コースは、英語版テキストを使用し日本語で説明を行います。

受講対象

統計の基礎知識(分散分析程度)を有するすべてのユーザー企業の統計担当者、データ解析経験者、研究者など

前提知識

本コースの受講にはある程度のSASの使用経験(具体的にはSASデータセットの作成と加工、グラフ作成の経験)が必要です。
下記3コースを受講済みか、同程度の知識があることが求められます。

 ・「SASによる統計解析
 ・「SASによる回帰分析
 ・「SASによる分散分析

また、行列代数に触れておくことで本コース教材への理解が深まります。

学習内容

・変量効果を含むデータの解析
・変量係数モデルと階層モデルの当てはめ
・繰り返し測定データ(経時データ)の解析
・最良線形不偏推定値(BLUP)の算出と解釈
・残差診断と影響度診断の実施
・反復計算の収束に関する問題への対処

コンテンツ

■ 混合効果モデル入門
・固定効果と変量効果の定義と解説
・線形混合効果モデルと仮定の解説
・MIXEDプロシジャによる乱塊法(完備型)への線形混合効果モデルの当てはめ
・任意の仮説を検定するためのCONTRASTステートメントとESTIMATEステートメント
■ 特定の実験計画法と対応する混合効果モデルの例
・2因子要因実験に対する混合効果モデル
・ネスト構造の実験に対する混合効果モデル
・分割実験に対する混合効果モデル
・クロスオーバー実験に対する混合効果モデル
■ 共変量を含む混合効果モデルの例
・変量効果を含む共分散分析
・変量係数回帰の実施
・階層線形モデルの当てはめ
■ 最良線形不偏推定(BLUP法)
・BLUPsとEBLUPsの解説
・固定効果と変量効果のパラメータ推定
・LSMEANSとEBLUPsの違いの解説
・MIXEDプロシジャによるLSMEANSとEBLUPsの算出
■ 繰り返し測定データ(経時データ)解析
・共分散構造のモデル化など、経時データ解析に関する解説
・MIXEDプロシジャによる4ステップの経時データ解析
■ 混合効果モデルの残差診断とトラブルシューティング
・線形混合効果モデルでの残差診断と影響度診断
・反復計算の収束に関するトラブルシューティング
■ 線形混合効果モデルに関する追加的事項(自習)
・アンバランスデータ、ゼロセルのあるデータ、分散パラメータの推測と推定、異なる分母の自由度を推定する方法等の議論
■ 一般化線形混合効果モデルと非線形混合効果モデル入門(自習)
・一般化線形混合効果モデルと非線形混合効果モデルが必要な状況
・GLIMMIXプロシジャによる一般化線形混合効果モデルの実行

テキスト

本コースは、英語版のテキストを使用し、日本語で説明を行います。なお、補助資料等はございません。

担当講師

慶應義塾大学医学部 専任講師 竹内文乃 氏