WORKライブラリの指定方法について

[OS] Windows
[リリース] ALL
[キーワード] folder path option

[質問]

一時データセットを格納するWORKライブラリは変更することができますか。

[回答]

WORKシステムオプションをSAS環境設定ファイル(sasv9.cfg)に追加するか、SAS起動パラメータにオプションを追加することで変更が可能です。

- SAS環境設定ファイル(sasv9.cfg)を編集する方法
 1. sasv9.cfgのバックアップを取得します。
  日本語版SASの場合、以下のフォルダに配置されています。

  C:\Program Files\SASHome\SASFoundation\<SASのバージョン>\nls\ja

 2. sasv9.cfgをテキストエディタで開きます。

 3. WORKオプションの編集
  下記のようにWORKライブラリに割当をおこなうフォルダパスを入力します。

  -WORK "C:\work"

- SAS起動パラメータにオプションを追加する方法
 コマンドプロンプトよりSASを起動する際に、-WORKオプションを追加し実行します。

  "C:\Program Files\SASHome\SASFoundation\<SASのバージョン>\sas.exe"
  -CONFIG "C:\Program Files\SASHome\SASFoundation\<SASのバージョン>\nls\ja\sasv9.cfg
  -WORK "C:\work"

補足
WORKライブラリの割当先は、下記のプログラムを実行することで確認できます。

  LIBNAME work LIST;
または
  PROC OPTIONS OPTION=work; RUN;