SAS/ASSISTで作成したグラフをプリンタに出力する

[OS]ALL
[リリース] 6.07, 6.08, 6.09, 6.10
[キーワード] assist, graph, print, filename, gsasfile, goptions, gsfname, gsfmode, setup, environment, graphics, options, supplemental, commands, prefix, suffix

[質問]

SAS/ASSISTでグラフを作成し、プリンタに出力しようとしましたが、エラーになってしまいます。
プリンタにグラフを出力するためには、どのように設定すればよいのでしょうか。

[回答]

SAS/ASSISTを起動すると、グラフの出力先はモニタになります。
このため、起動前に設定していたグラフィックオプションの設定はリセットされます。 グラフの出力先をプリンタに変更するには、SAS/ASSISTメニュー(メインメニュー)から次の手順で、ハードコピー用デバイスの設定を行います。

[環境設定]→[グラフィックオプション]→[補足コマンド]

[グラフィックドライバの補足コマンド]ウィンドウが現れたら、[グラフィック装置]ボタンを押して適当なプリンタ用のグラフィックドライバを選びます。

次に[前処理コマンドの登録]ボタンを押して、選んだグラフィックドライバに必要なその他のオプション等を設定します。たとえば次のようなステートメントを入力します。

  FILENAME GSASFILE '一時ファイル';
  GOPTIONS GSFNAME=GSASFILE GSFMODE=REPLACE;
※[一時ファイル]には任意のファイル名を指定できます。

最後に[後処理コマンドの登録]ボタンを押して、一時ファイルに保存されたグラフを実際にプリントするホストコマンドを指定します。

たとえばOpenVMSの場合、

   x 'PRINT/QUE=キュー名/NOFEED/PASSALL 一時ファイル';
となります。

なお、FILENAMEステートメントでPIPEやPRINTERキーワードを使って、直接プリンタにファイル参照名を定義した場合は、後処理コマンドの登録は不要です。
たとえば、UNIXの場合はPIPEキーワードを使って、次のようにlpr(またはlp)コマンドを指定できます。

   FILENAME GSASFILE PIPE 'lp -dプリンタ名';
もしくは
   FILENAME GSASFILE PIPE 'lpr -Pプリンタ名';