SAS Enterprise Case Management は、分散および非分散(distributed and non-distributed)のSAS LASR Analytic Server配置で利用可能です。 このシステム必要条件は両方のLASR配置に対応しています。 特定のLASR配置に対応するコンポーネントに関しては、見出しにその旨を提示します。
SAS Enterprise Case Management Server には、1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択)と、次の中から選択したSAS/ACCESSエンジンが含まれます。
SAS/ACCESS Interface to Microsoft SQL Server は、UNIXプラットフォーム上でのみ利用可能であり、UNIX環境からSQL Serverのデータへのアクセスを可能にします。 Microsoft Windows環境では、SQL ServerのデータのアクセスにSAS/ACCESS Interface to ODBC を使用する必要があります。
SAS Data Management Standard Serverには、次のソフトウェアが含まれます。
また、1種類のQuality Knowledge Base Locale(種類は選択)または、1種類のSAS Quality Knowledge Base for Product Data(種類は選択)のいずれかが含まれます。
SAS Quality Knowledge Base Locale プロダクトは、ソフトウェアオーダーに含まれます。 SAS Quality Knowledge Base for Product Dataプロダクトは、 Downloads and HotfixesのWebページからダウンロードが必要です。
Java SE 6 または、Java SE 7 が必須です。
Windows上では、 OpenSSL 1.0 以上が必要です。 OpenSSL DLLは、Windowsシステムディレクトリ内、または、システムPATHにあるディレクトリ内にインストールすることが必須です。
UNIX環境では、次のように、ご利用のホストマシンに関連するベンダーが提供したOpenSSLライブラリがインストールされます。
SAS Data Quality Standard Serverには、1種類のSAS Data Management Contextual Extraction Language Pack(言語は選択)が含まれます。 また、1種類のQuality Knowledge Base Locale(種類は選択)または、1種類のSAS Quality Knowledge Base for Product Data(種類は選択)のいずれかが含まれます。 ここで選択するロケールは、SAS Data Management Standard Serverで選択したものと同一である必要があります。
SAS Quality Knowledge Base Locale コンポーネントは、ソフトウェアオーダーに含まれます。 SAS Quality Knowledge Base for Product Dataコンポーネントは、 Downloads and HotfixesのWebページからダウンロードが必要です。
注: このサーバーは、SAS Data Quality Standard Server が32-bit版のMicrosoft Windows上で実行されている場合のみ必須です。
SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverには、1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択)が含まれます。 ソリューションサーバーで選択したものと同じSAS/ACCESSエンジンを選択します。 SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server をソリューションソフトウェアとは別の筐体にインストールすることを推奨しています。
パッケージに含まれるSAS Visual Analytics LASR Server
Hadoopのサポートに関して
Base SAS、SAS/ACCESSエンジン、およびSAS Visual Analytics Administration and Reporting Server は、コモディティハードウェア(symmetric)のヘッドノードまたは、別のハードウェア上(asymmetric)のいずれかにインストールすることができます。 そのため、Linux x64 LASRグリッドで実行していても、SAS Visual Analytics Administration and ReportingのDistributed LASR Base SASコンポーネントをWindows x64上にインストールすることができます。
SAS Solution LASR Analytic Server には、1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(トランザクショナルデータ用にエンジンの種類を選択、プラットフォームごとに利用可能。)が含まれます。
SAS Solution LASR Analytic Serverは、SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverのものと同じオペレーティングシステム上にインストールすることが必須です。
SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server が非分散LASR(non-distributed LASR)を使用する場合、SAS Solution LASR Analytic Serverは、次のいずれかのマシン上にインストールされます。
SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server が分散LASR(distributed LASR)を使用する場合(非分散LASR(non-distributed LASR)の使用の有無にかかわらず)、SAS Solution LASR Analytic Serverは、SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server のマシンにインストールすることが必須です。 ロードバランシングは、分散LASR(distributed LASR)グリッドによって管理されます。 同じSAS Metadata Serverに統合された分散と非分散のLASR(distributed and non-distributed LASR)ソリューションが混在する環境においては、 SAS Solution LASR Analytic Server ソリューションが非分散( non-distributed)である限り、SAS Solution LASR Analytic Server を専用のマシン上にインストールできます。
共同で使用できるHadoop File System (HDFS) (co-located HDFS)の使用はオプションですが、サポートされているHadoop環境とSAS Plug-ins for Hadoop(これはライセンスに含まれています)が必須です。 サポートされているHadoopディストリビューションに関する情報は、http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/hadoop/hadoop-distributions.htmlを参照してください。 このプラグインは追加の設定が必要です。 より詳細な情報は、『SAS High-Performance Analytics Infrastructure 3.5: Installation and Configuration Guide』(英語)をhttp://support.sas.com/documentation/solutions/hpainfrastructure/のWebページよりご参照ください。
SASでは、SAS Metadata Server配置において次の事項を推奨しております。
サーバークラスシステムのディスクI/Oパフォーマンスが十分である必要があります。 メモリの必要条件は、使用するプロダクトの組み合わせにかなり依存します。しかしながら、8 GBのRAMがあれば大抵の大規模配置にも対応可能です。 ほとんどの配置において、4GBのRAMで対応できます。より少ないメモリで賄えるような特定の配置が確認されない限り、この4GBという値が最低限必要なメモリ容量だと考えることができます。
SAS Enterprise Case Management Server は、8GBのメモリが必要です。
SAS Enterprise Case Managementは、下記のデータベースをサポートしています。
SAS Enterprise Case Management をMicrosoft SQL Server と共に配置し、 Microsoft SQL Server JDBC Driver 3.0をご利用の場合は、次のサポートノートに記載されているホットフィックスの適用を忘れずに行ってください。 http://support.microsoft.com/kb/2652061/en-us
SAS Enterprise Case ManagementをOracleを使って配置する場合、SASではより良いパフォーマンスとスケーラビリティを得るためにOracle Enterprise Editionを使用することを推奨しています。 このエディションでは、ビットマップインデックスの作成(bitmap indexing)やデータ分割(data partitioning)などの高度なチューニング機能を活用することができます。 Oracle Standard EditionはOracle Enterprise Editionのサブセット版であり、大容量データのチューニングに必要な機能は不十分です。 利用可能な機能の詳細なリストについては、Oracle社のライセンス担当者にお問い合わせください。
SAS Enterprise Case Management をPostgreSQLと共に配置する場合は、 バージョン 9.2-1002 のjdbc jar ファイルを使用することが必須です。
SASソリューションソフトウェアをインストールする際、SAS Deployment Managerが必要なWebアプリケーションサーバーとWebサーバーのインストールと設定を行います。
これらのサーバーをインストールするには、ミドル層でサポートしているオペレーティングシステムからいずれか1つを選択します。
注意: これらのサーバーをz/OSまたは、32-bit版 Windowsプラットフォームにインストールすることはできません。
SAS Enterprise Case Management Mid-Tiersは、8GBのメモリが必要です。
SAS Data Management Standard Studioには、一種類のSAS Data Management Contextual Extraction Language Pack(言語は選択)が含まれます。 SAS Data Quality Serverで選択したものと同じ言語をここでも選択してください。 また、1種類のQuality Knowledge Base Locale(種類は選択)または、1種類のSAS Quality Knowledge Base for Product Data(種類は選択)のいずれかが含まれます。
SAS Quality Knowledge Base Locale コンポーネントは、ソフトウェアオーダーに含まれます。 SAS Quality Knowledge Base for Product Dataコンポーネントは、 Downloads and HotfixesのWebページからダウンロードが必要です。
SAS Visual Analytics Mobile Clients (SAS Mobile BI)は、App Storeからの無料ダウンロードにより、Apple iPadおよび、Androidタブレットで利用可能です。
Internet Explorerを使用する場合、SAS Enterprise Case Managementは、 Microsoft Internet Explorer バージョン 11 以上のみをサポートします。 その他のサポートしているWebブラウザおよび、Webブラウザのプラグインに関しては、次のWebページをご確認ください。 http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/index.html
SASソフトウェアは、特定のサードパーティソフトウェア(オープンソースソフトウェアのみに限定されません)を提供することがあります。これは、サードパーティソフトウェアライセンス契約に基づきライセンスされます。 SASソフトウェアと共に提供されるサードパーティソフトウェアのライセンス情報に関しては、http://support.sas.com/thirdpartylicenses(英語)をご参照ください。