SAS System 8以降でプリンタの両面印刷に関するオプションを制御する方法

[OS] WINDOWS
[リリース] SAS System 8以降
[キーワード] BASE, PRINT, PRINTER, CONFIG, SYSTEM OPTIONS, DUPLEX

[質問]

プリンタとして「両面印刷」が可能な機種を使っています。
SAS System 6からSAS System 8に変更したところ、印刷の設定の「両面印刷」のチェックボックスが有効になっています。SAS System 6ではこのチェックボックスを外せば次回起動時からは無効だったのですが、なぜでしょうか。

[回答]

SAS System 8よりプリンタに係わるオプションとして「DUPLEX」システムオプションが追加されました。
SAS System 6までは「印刷の設定」を変更すれば「profile2」カタログに保存されるので、次回起動時からはそのまま使用していただくことが可能でした。SAS System 8からはシステムオプションが優先されますので、「印刷の設定」を変更しただけではそのままご使用いただけない場合があります。

両面印刷に関する設定の場合

起動時から両面印刷を行う  :DUPLEX オプション
起動時から両面印刷を行わない:NODUPLEX オプション
を環境設定ファイル(SASV8.CFG)に指定していただく必要があります。

なお、印刷についてのオプションは以下のものがあります。

BINDING=(両面印刷時のとじしろの指定)
BOTTOMMARGIN=(印刷の下余白の指定)
COLLATE(部単位で丁合印刷をするかどうかの指定)
COLORPRINTING(カラー印刷ができるプリンタの場合、カラー印刷をするかどうかの指定)
COPIES=(印刷時のコピー部数)
DUPLEX(両面印刷ができるプリンタの場合、両面印刷をするかどうかの指定)
LEFTMARGIN=(印刷の左余白の指定)
ORIENTATION=(印刷の向きを指定)
PAPERDEST=(印刷の出力トレイを指定)
PAPERSIZE=(印刷の用紙サイズを指定)
PAPERSOURCE=(印刷の用紙トレイを指定)
PAPERTYPE=(印刷の用紙タイプを指定)
RIGHTMARGIN=(印刷の右余白の指定)
TOPMARGIN=(印刷の上余白の指定)

各オプションの設定に関して、詳しくはオンラインヘルプを参照してください。