SAS System 8で拡張されたフォーマットについて

[OS] WINDOWS
[リリース] SAS System 8
[キーワード] FORMATS

[質問]

SAS System 8で拡張あるいは追加されたフォーマット形式はありますか?

[回答]

SAS System 6とフォーマットの部分で大きく異なるのは以下の3点です。

(1) 文字フォーマットで割り当て可能な文字の長さ
SAS System 8では文字フォーマットとして割り当てられる値が32,767バイトまでに拡張されました。
ただし、文字フォーマットのフォーマット名に使える長さは変更されていません。
($から始まる8文字以内の英数字)

(2) 通貨関係のフォーマットの拡張
COMMAw.d / COMMAXw.d / YENw.d フォーマットの「d」はSAS System 6では「0」または「2」のいずれかでしたが、SAS System 8ではその制限がなくなりました。

(例)123456.789 を「yen12.4」フォーマットを使用して表示する場合

       \123,456.7890
       

またDOLLARw.d / DOLLARXw.d なども、同様の拡張が行なわれています。

(3) 日付表示関係のフォーマットの拡張
DDMMYYxw. / MMDDYYxw. / YYMMDDxw. フォーマットが追加されました。
「x」の部分を変更することで、今まで「2001-01-01」のみの形式しか表示できなかったものが、以下の形式も可能になりました。

(例)2001-01-01の場合

       「x」=b:YYMMDDb10. 「2001 01 01」
       「x」=c:YYMMDDc10. 「2001:01:01」
       「x」=d:YYMMDDd10. 「2001-01-01」
       「x」=n:YYMMDDn8.  「20010101」
       「x」=p:YYMMDDp10. 「2001.01.01」
       「x」=s:YYMMDDs10. 「2001/01/01」