変数長を変更した際に表示されるWARNINGメッセージを制御する方法

[OS] ALL
[リリース] 9.2以降
[キーワード] length 変数の長さ

[質問]

下記のサンプルプログラムのように、DATAステップにおいて、SETステートメントで指定したデータセット内の変数と同一の変数名の長さを変更した場合、ログに表示される以下のメッセージを出力させない方法はありますか。

WARNING:入力データセットによって、変数TESTに複数の長さが指定されました。データの切り捨てが発生します。

サンプルプログラム)
DATA test; 
   LENGTH name $5; 
   SET sashelp.class; 
RUN;

[回答]

9.2以降のリリースにおいて、変数の長さが変わった場合にその旨をお知らせするWARNINGが表示されるようになりました。
詳細に関しては、下記のアナウンスが公開されております。

Problem Note 31850: Using the LENGTH statement might produce a warning and rc=4
http://support.sas.com/kb/31/850.html

SAS 9.2TS1M0では、上のページの「hotfix」タブをクリックして表示されるリンクから、hotfixをダウンロードいただき、適用することでWARNINGを表示しない動作に戻すことができます。

SAS 9.2TS2M0以降では、VARLENCHK=システムオプションを設定することにより、WARNINGを表示するか否かを制御することが可能となりました。

SAS 9.1.3同様にWARNINGを非表示とするためには、次のように指定します。

 OPTIONS VARLENCHK=nowarn;

なお、VARLENCHK=システムオプションの詳細については、下記URLのオンラインヘルプをご確認いただきますようお願い申し上げます。

参考URL)
VARLENCHK= System Option
http://support.sas.com/documentation/cdl/en/lrdict/64316/HTML/default/viewer.htm#a003269301.htm