推定可能な対比の確認

[OS] All
[リリース] All
[キーワード] GLM, E option, ESTIMATE Statement

[質問]

GLMプロシジャのESTIMATEステートメントで任意の対比係数を指定しています。対比係数によっては、推定されずに値が算出されません。どのように推定可能であるかを確認できますか。

[回答]

MODELステートメントのEオプションで、指定したモデルにおける推定可能性の条件“推定可能性の一般化形式”を結果に表示できます。例えば、0と1の値を持つ2つの効果X1、X2とその交互作用を含むモデルを指定している場合、以下のような結果となります。

推定可能関数の一般化形式
効果   係数
Intercept   L1
x1 0 L2
x1 1 L1-L2
x2 0 L4
x2 1 L1-L4
x1*x2 0 0 L6
x1*x2 0 1 L2-L6
x1*x2 1 0 L4-L6
x1*x2 1 1 L1-L2-L4+L6

この場合、Intercept(切片)に対する係数L1を0とし、効果X1 0に対する係数L2を1とした場合、効果X1 1に対する係数L1 - L2は0 - 1 = -1となります。
一例として、以下のESTIMATEステートメントを記述しているとします。

例)

 ESTIMATE "test1" x1*x2 1 1 0 0 / E;

ESTIMATEステートメントにおけるEオプションは、MODELステートメントにおけるオプションとは異なり、推定に用いた対比係数を表示します。この例では、Intercept、主効果X1、X2に対する対比係数はすべて0となりますので、一般化形式において、L1=0, L2=0, L4=0となります。ESTIMATEステートメントでは、交互作用項に対する係数を順に指定していますので、L6=1となります。次の対比係数については一般化形式より、L2 - L6 = 0 -1 = -1と求まりますが、ESTIMATEステートメントでは1となっており、条件を満たしていないことが確認できます。この結果、この対比は推定することができません。