クライアントユーザーとしてインストールした場合のヘルプの参照

[OS] Windows
[リリース] 9.1
[キーワード] windows, client user, help file, .chm

[質問]

Windows版SAS9.1をクライアントユーザーモデルとしてインストールしましたが、ヘルプを参照しようとしてもページが表示されません。
どのようにすれば参照可能になりますか。

[回答]

クライアントユーザーとしてSASをインストールした場合、SASのプログラムイメージが保存されている、サーバー上のヘルプファイル(拡張子 .chm)が参照されます。
ファイルサーバーなどの参照設定など、ご利用の環境によってはネットワーク上の.chmファイルを開けないことがあります。

その場合は次の手順で作業を実施し、ヘルプが参照可能となるか試してみてください。

注意:
以下の作業はWindowsのレジストリ操作を伴います。事前にバックアップを取得しておくことを推奨します。

  1. [スタート] → [ファイル名を指定して実行] を選択し、「regedit」 と入力してレジストリエディタを起動します。

  2. 次のレジストリエントリを検索します。
      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\HTMLHelp\1.x\
    

  3. 新規キーを作成し、名称を ItssRestrictions とします。

  4. ItssRestrictions で新規「文字列値」を作成し、名称を「UrlAllowList」とします。

  5. UrlAllowList の値に、.chmファイルが存在するサーバー上のフォルダを指定します。
    以下は例となります。実際の環境により読み替えてください。

    例:ネットワーク上の次のパスにクライアントユーザー用のイメージが作成されているものとします。

      \\Server\SAS Server\9.1
    
    この場合、次の場所に .chmファイルが存在します。
     \\Server\SAS Server\9.1\sas\nls\ja\help
     \\Server\SAS Server\9.1\sas\core\help
    
    UrlAllowList への指定値は次のようになります。
     \\Server\SAS Server\9.1\sas\nls\ja\help\;file://\\Server\SAS Server\9.1\sas\nls\ja\help;\\Server\SAS Server\9.1\sas\core\help\;file://\\Server\SAS Server\9.1\sas\core\help
    

  6. レジストリエディタを閉じます。
※ このインストール形態についての詳細は、「Microsoft Windows版SAS 9.1.3 Foundation 管理者ガイド」をご参照ください。