「SAS® Analytics for IoT」が膨大なストリーミング・データの分析・活用を容易に

~アナリティクスにより、センサーデータ活用企業の業務改善と利益増大を実現~
*2016年4月19日に米国ラスベガスで開催されたSAS Global Forumにて発表されたプレスリリースの抄訳です。

アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、4月18日~21日に米国ラスベガスで開催された「SAS Global Forum 2016」において「SAS® Analytics for IoT」を発表しました。

SASは、モノのインターネット(IoT)が世間の注目を集める遥か以前から、センサーなどのデバイスから集積されるデータの分析ソリューションを提供していました。今回リリースされたSAS Analytics for IoTは、膨大なデータを分析するSASの専門知識をIoTセンサーやデバイスへと適応する実証済みのソフトウェア・パッケージ製品です。SAS Analytics for IoTは、刻々と変化して蓄積されるデータを分析して、分析に基づいた確かな意思決定を支援します。その結果、安全性の向上、負傷事故の削減、製品品質の向上などがもたらされ、業務の改善につながります。

その一例として、フィンランドの世界的な産業用クレーン・メーカーのKonecranes社は、SASを活用してセンサーから集積されるデータを意思決定に役立てています。Konecranesの最高デジタル責任者(CDO)のユハ・パンカコスキ(Juha Pankakoski)氏は、「数百万台ものリフト装置や工作機械の稼働状況をリアルタイムで把握するという当社のビジョンを支えているのがアナリティクスの活用です。当社では業務をより安全で効率的にするためにこれらのデータを休みなく集めています。SASを利用して装置や顧客のデータだけでなく、運転方法や機器の稼動状態のデータも分析しています。ビッグデータと信頼性の高い分析とシミュレーションの統合が当社の予測能力を高めています。以前は5つの変数について数分間のデータ履歴から各装置の故障を予測していましたが、今では数百もの変数と4年間分のデータ履歴を使ってメンテナンスの必要性や一連の装置の故障を予測することができます」と述べています。

SASのIoT向け製品管理担当ディレクターのジェイソン・マン(Jason Mann)は、「SASは40年間に渡って、ノイズと思われるデータから価値のあるパターンを見つけ出してきました。これを実現できたのは、お客様のニーズに耳を傾けてきた結果です。そして昨今、お客様がIoTから価値を見い出すのに苦労しているという声を聞きます。このビジネス課題の解決にSASの持つ能力を注力することで、Konecranesのようなお客様が膨大なデータから容易に価値を抽出できるよう取り組んでいます」と述べています。

Konecranesのほか、以下の企業や自治体がSASを活用してIoTセンサーから抽出されるデータを分析しています。

  • CPS Energy社:テキサスに本社を置くCPS Energyは、フレキシブルでセンサー密度の高い発送電網をサンアントニオで構築しています。同社では、データベースに格納する前のセンサーデータ、いわゆる発送電網のエッジで発生するすべてのデータをSASで分析しています。
  • Geneia社:SASを活用して、患者のウェアラブル医療機器のセンサーから収集される生体データを分析することで、Geneiaのサポートを受けている医療チームは患者の状態変化を読み取り、早期に医療介入して、様態の悪化を予防しています。
  • Navistar社:大型トラック、バス、軍用車両メーカーのNavistarは、車両をリアルタイムでモニタリングする同社のOnCommand Connection(OCC)システムを最大限に活用するためにSASを利用しています。OCCのセンサーからは、エンジンや故障コードなど、顧客の車両に関する多次元データが常時ストリーミング送信されます。以前は不可能であったことが可能となり、顧客からより一層の支持を集めるようになりました。
  • ノースカロライナ州キャリー市:キャリー市では、水道メーターシステムのAquastarから送られてくるデータのモニタリングにSAS Analyticsを活用しています。これにより、異常な水道水使用のパターンを早期に検出して利用者に通知するなど、カスタマーサービスの対応を後手から先手へと切り替えることに成功しました。
  • Western Digital社:データ・ストレージメーカーであるWestern Digitalの製造エンジニアは、SASを活用して故障の疑いがある場合には生産プロセス初期においてそれを特定し、品質に悪影響をおよぼさないようタイムリーな意思決定を実現しています。

製造業、エネルギー業、小売業にメリットをもたらすSAS Analytics for IoT

SASは、ストリーミング技術、アナリティクス、そしてこれらの分野における専門知識を組み合わせて、IoTデータから洞察を導き出します。メンテナンス時期の予測や、パーソナライズされたオファーの迅速な提示、売上げに直結するビジネス価値創出のための行動の促進など、セキュアな道筋を提示して、企業の下記事項の実現を支援します。

  • 重要なデータの発見:SASのインテリジェント・フィルタリング機能は、全てのデータを保存しておくというコスト高につながる作業を回避して、関係性のあるものだけを抽出します。
  • データに潜むシグナルを読み取る:コネクテッド・エコシステム全体でIoTデータをマイニングして分析することができます。IoTデータとコンテキスト・データとを組み合わせてデータマイニングすることで、何に関心があるかを容易にパターン分類することができます。
  • スピードと規模、自信を持ったアクション:SAS Analytics for IoTはデータ・ストリーム自体をパワフルに分析します。単純なアラートから複雑な自動応答まで、シグナルが発生したとき、そのシグナルに基づいて取るべき行動をリアルタイムに起こすことができます。

IDC Groupのアナリティクス兼情報管理担当バイスプレジデントのダン・ヴェセット(Dan Vesset)氏は、「IoT市場はグローバル規模で拡大しています。センサーから抽出されるデータを活用する企業のニーズを満たすには、アナリティクスを最前線かつ中心に据える必要があります。予測型アナリティクスを企業ネットワークの最前線に据えなければ、どの企業にとってもIoTがもたらす可能性を十分に引き出すことは困難です。センシング・デバイスを張り巡らしている企業が製造業であろうと、エネルギー業、小売業、または他の業種であろうと、SASのソリューションが重要な意味を持つのは、まさにこの点にあります」と述べています。

IoTに関する詳細は、「Internet of Things (IoT)」をご覧ください。

本発表は、3万人を超えるSASソフトウェアの法人ユーザーとITユーザーがオンサイトとオンラインで集結した世界最大のアナリティクス専門カンファレンス、SAS Global Forumにて行われました。

SAS Institute Inc. について

SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なアナリティクス、ビジネス・インテリジェンス、ならびにデータ・マネジメントに関するソフトウェアとサービスを通じて、83,000以上の顧客サイトに、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know®(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。

プレスリリースに関するお問い合わせ

  • SAS Institute Japan株式会社
    広報担当:許、増田
    TEL:03-6434-3700
    E-mail:jpnpress@sas.com

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