SAS座談会

企業大学連携交流会

SASユーザ会世話人
山之内 直樹
堺 伸也

Seminar Interview 201312

SASユーザ会世話人である山之内と堺は、長年SASユーザ会の世話人を担っており、医薬品業界のユーザを代表して企業が求める統計解析担当者として必要な知識と経験、素養について、アカデミア(指導教官、学生)に向けて説明し、製薬企業の研究開発業務について統計とSASの有用性について理解を深めるとともに、大学と企業の統計教育とSASについて情報交換するため大学企業間の交流会を開始した。

2012年のSASユーザ会総会では、統計教育に関して医薬品メーカー、CRO(Contract Research Organization )と統計教育及びSASを使用することの有用性について各大学の統計教育の担当教官と交流会を開催した。ここでは、各大学で実施している統計教育の内容と企業で実施している統計教育について意見が交換された。さらに企業が大学の教育に求めているものとしては、データを分析する基礎力を養ってほしい、または即戦力としての教育を実施して欲しいといった意見が出された。また大学が企業に求めるものとしては、教育が即就職に繋がるのかという意見、特にSASを習得することが学生の就職にどのように有利に働くのかという意見が出された。大学でSASを使用した教育はここ数年衰退していると言われている。この原因としては、SASの価格が大学には高価すぎることが主な原因として挙げられているが、その影響で大学のSAS離れが進み、SASを利用する大学が少数派となり、さらにSASを教える教官も少なくなってきており、現段階においても大学でのSASの衰退に打開策は見出されていない。

2013年SASユーザ会総会では、医薬品、CRO15社から集めたアンケートを分析して企業内でどのような教育を実施しているかを紹介した。それによると、入社時の教育は様々なコースがあり一様に新入社員は教育を受けられる機会が与えられているようであった。しかし継続的な教育となると企業による教育の機会は少なく、ほぼ自己研鑽に頼る以外ないという現実があった。原因としては勉強したいが業務量が多く勉強する時間がない、日常業務を優先せざるを得ないといった現実があり、また日本の統計教育が海外に比べ遅れているという指摘もあった。企業内の統計教育に関しては、問題がないといえる状況ではないことが判明した。

2年のユーザ会総会での議論を通じて、今後来年以降ユーザ会では、企業が大学に求めるべき統計家のコンピテンスとしてどのような教育が必要となるのか、そしてSASをどのように広げていくか等の議論のセッションを企画する必要があると考えられた。このための前準備として、まず世話人である山之内と堺が主要な大学に出向き、統計学の指導教官ならびに学生を対象としたSASの座談会を行い、医薬品業界で必要とされている統計学的、SASの知識、スキル、また企業が求める人材要件等を説明し、アカデミアと交流するための座談会を企画した。現在座談会が予定されている大学(開催済み含む)は以下の通り(関西学院大学、日本大学、千葉科学大学、秋田県立大学、東北大学、等)。これらの情報を踏まえ、大学、及び企業内で必要とされる統計教育とSASについて今後議論をさらに深めていければと考えている。

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