ROOM C
8月7日(金)
14:00 - 14:30
【C-11】【論】ビジネス活用,SASシステム

SASハッシュオブジェクトを利用したデータ集計-アイテムセットのカウントを例として-


株式会社日経リサーチ
CRM事業本部 データサイエンス部

森岡 裕

共同発表者:



SASハッシュオブジェクトのkey-data構造はその性質上、データ結合のための手段として紹介されることが多い。しかしハッシュオブジェクトの応用範囲は一般に認知されているより広く、データ結合だけにとどまらない。例えば値のカウントや合計処理について、key参照の発生をトリガーとして任意の値をハッシュオブジェクト内で足し上げるSUMメソッドが利用できる。FREQプロシージャや通常のデータステップでは実行が難しい処理についても、場合によっては効率よく行うことが可能である。2011年のユーザー総会で発表された「SASによる頻出アイテムセットの抽出」(深澤 武志)の発表資料を見たことが本論文の構想のきっかけである。ハッシュオブジェクトによる度数集計の説明に加え、アイテムセットのカウント、さらにアソシエーション分析への応用例を紹介したい。

【発表形式】論文

【チェアマン】第一三共株式会社 山之内 直樹