ROOM B
8月6日(木)
15:45 - 16:15
【B-04】【論】統計解析

SASを用いたC-vineコピュラによる擬似乱数の生成


エイツーヘルスケア株式会社
データサイエンス第2本部 生物統計部 大阪第1グループ

矢田 真城

共同発表者:京都大学大学院 魚住 龍史
東京理科大学 浜田 知久馬


コピュラとは,任意の多次元同時分布関数を,その1次元周辺分布関数を用いて構成するときの接合関数のことである.矢田,浜田(2014)は,2次元の場合について,楕円コピュラ,アルキメディアンコピュラに従う擬似乱数を,SASで生成する方法を紹介した.Bedford and Cooke(2001)は,regular vineとよばれる概念を導入することにより,任意の多次元同時確率密度関数を,周辺確率密度関数と適当な条件付き分布関数を引数とするペアコピュラとを用いて構成する方法を示した.本稿では,regular vineの代表格であるC-vineについて,Aas et al.(2009)により与えられたアルゴリズムに従い,これらの擬似乱数をSASで生成するための具体的な方法を紹介する.

【発表形式】論文

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