ROOM B
8月6日(木)
15:15 - 15:45
【B-03】【論】統計解析

Wilcoxon-Mann-Whitneyオッズ(WMWodds)とWilcoxon順位和検定について


武田薬品工業株式会社
日本開発センター クリニカルデータサイエンス部 統計グループ
課長代理
工藤 健太郎

共同発表者:舟尾 暢男



2群間の比較においてWilcoxon順位和検定を適用した場合、本検定に対応する推定方法としてはHodges-Lehmann推定量が有名であるが、解析を行う状況によっては本推定方法が適切でない場合がある。例えば、両群の最頻値がほぼ同じでかつ多くのデータが最頻値付近に集まっている状況では、Wilcoxon順位和検定の結果が有意であるが群間差の推定結果が0となったり、両側95%信頼区間が[0,0]となることがある。本稿では、まずWilcoxon-Mann-Whitneyオッズ(WMWodds)による推定方法を紹介する。次に、いくつかのシミュレーションを行い、Hodges-Lehmann型による推定との比較を行う。

【発表形式】論文

【チェアマン】イーピーエス株式会社 堺 伸也