ROOM A
8月7日(金)
15:15 - 17:45
【A-10】【論】医薬品開発

【企画セッション】欠測のあるデータにおける主解析の検討 (3)Proc GEEによるwGEE法を用いた連続量経時データの解析


1) 日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 データサイエンス部会 タスクフォース4 欠測のあるデータの解析チーム2) マルホ株式会社


駒嵜 弘

共同発表者:土居 正明(co first author)
横山 雄一
鵜飼 裕之
藤原 正和

Mallinckrodt (2013)では,efficacyを主要なestimandとし,欠測メカニズムがMARであるデータに対する主解析の候補として,MMRM,MI,wGEEが挙げられた.土居ら(2014)・横山ら(2015)のシミュレーション結果から,wGEE法のαエラーはインフレしており,検出力はMMRMやMIより劣った結果となった.しかし,原因は十分に判明しておらず,十分な性能評価ができているとはいえない.また,土居ら(2014)・横山ら(2015)では,wGEE法による解析はmissingdata.org.ukで公開されているマクロを用いたが,SAS 9.4 よりPROC GEEが評価版で使用可能となった.以上を受けて,本発表ではProc GEEを用いたwGEE法の実行方法と使用上の注意を述べると共に,土居ら(2014)・横山ら(2015)で解析したシミュレーションデータに対して再度解析を行い,wGEE法のより詳細な性能評価を行う.

【発表形式】論文

【チェアマン】興和株式会社 菅波 秀規順天堂大学臨床研究支援センター 特任准教授 松岡 淨