第16回日本SASユーザー会総会及び研究発表会論文集インデックス

この記事は、「第16回日本SASユーザー会総会及び研究発表会論文集」に掲載された各論文から、タイトルと発表者名(敬称略)を抜き出したものです。

なお、本論文集を含む各年の論文集を販売しておりますので、詳しくは弊社マニュアル販売係までお問い合わせ下さい。

チュートリアル

「SASによる正確 (exact) な検定」

  • 東京大学 医学部薬剤疫学教室 浜田知久馬
  • SAS/STATの最近の拡張によって、Fisherの正確検定の他にも、様々な検定が正確に行なえるようになったので、具体的な実行法と結果の読み方を示し、解説する。

「JMPによる多特性の最適化」

  • 東京理科大学 工学部 芳賀敏郎
  • 特性値が複数個あるときに、すべての条件を満足する水準組合せを求めるのはかなり面倒である。
  • JMP V.3 では、対話的に最適条件を探索することができる。 SAS/QCのADXにもこの機能が追加される予定なので紹介する。

「経時データの多重比較法」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン 統計解析研究室 岸本淳司
  • 経時的に測定されたデータについて t 検定の反復あるいは Dunnett の多重比較を行うことには問題があるとされる。なぜそれが悪いのか、ではどうしたらよいのかについて SAS の具体的プログラムと共に解説する。


システム

「Freqプロシジャの出力をHTML Tableに変換するSASマクロの試作」

  • 日本化薬株式会社 医薬事業本部 医薬データセンター 小沢義人 吉田彰夫
  • 近年、インターネットおよびイントラネットの利用は手軽になりHTML文書作成も容易になっている。我々はSASのデータを効率よくHTML Table にするための試みとして freq プロシジャの出力をHTMLファイルに変換するマクロを試作した。

「SASシステムとWWWによる実践的半導体不良解析システムの構築」

  • 日立北海セミコンダクタ株式会社 千歳工場ウエハ製造部 家常行広
  • WWWサーバーのCGIを経由して、SASシステムの利用法を工夫し、データベースの情報等をブラウザから階層的に掘り下げて解析できるシステムを開発した。その概要と開発テクニックを紹介する。

「SAS上の統計解析アプリケーションの開発 -EXSASの開発を例にとって-」

  • 有限会社アーム システム企画部 開発室 山本典子
  • 東京大学医学部 薬剤疫学教室 浜田知久馬
  • 前臨床試験用統計解析システムをAFを利用し開発した。当システムは、典型的なタイプに分類したEXCEL上のデータを、SASに自動的に読込み、必要最小限の解析結果をEXCELに返すものである。

「簡易帳票作成システム "SAS to Excel 症例一覧表モデル"」

  • 株式会社電通国際情報サービス SIコンサルティング部 藤本浩
  • アジアパシフィック システム総研 七沢勉
  • 様々な仲間を生み出した SAS to Excel の、今度は症例一覧表バージョンです。これは相当便利です。もちろん Excel97 にも対応。

「リリース 6.12 のデータテーブル、データフォームの拡張点」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン カスタマーサポート部 石井由美子
  • リリース 6.12 における、SAS/AFソフトウェア FRAME エントリのデータテーブルおよびデータフォームの主な拡張点を紹介する。

「SAS/ACCESSソフトウエアによる ORACLE データの更新」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン カスタマーサポート部 佐藤正基
  • SAS/ACCESSソフトウェアによるさまざまな形でのデータベースの更新方法を、SASデータビューの概要、データ更新の確定処理(COMMIT、ROLLBACK)をまじえて明らかにする。データベースとSASシステムとのコミュニケーションについてORACLEデータベースに注目する。

「SASシステム西暦2000年対応について」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン カスタマーサポート部 佐藤元昭
  • 現在コンピュータハードおよびソフトウェアの西暦2000年対応についてメーカはもとより、各分野において大きな問題として取り沙汰されている。本論文は、SASシステムにおける西暦2000年の対応について説明している。

「SAS/CONNECT、SAS/SHAREの違いと設定」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン セールス&マーケティング部 斉藤宏
  • SAS/CONNECTとSAS/SHAREで似た機能をそれぞれが持っている。機能の使い分けを行なうには、機能の違いをさせる必要がある。本論文では、それぞれの機能上の違いを明らかにした後、サーバー上での設定方法を UNIX を例に取り上げ説明する。

統計理論

「芳賀による数量化I類のアイテム選択を自動実行するマクロの作成」

  • 産業医科大学 産業生態科学研究所 精神保健学教室 三島徳雄
  • 芳賀は数量化理論第I類におけるアイテム選択とカテゴリー併合に関してSASを用いた分析手順を紹介している。一般的なデータセットから、自動的にアイテム選択用データセットを作成し分析するマクロを開発した。


「Bartholomew検定と多重対比検定」

  • 農業環境技術研究所 調査計画研究室 三輪哲久
  • 用量反応関係のような順序制約のある対立仮説に対し、多重比較検定の観点からBartholomew検定を見直し、信頼区間作成や対比較への応用、およびSASによるP値の計算法について紹介します。

「SAS MIXEDモデルを用いた成長曲線分析とその応用」

  • 岡山大学 環境理工学部 環境数理学科 自然科学研究科 李聖煕 大竹正徳
  • 杏林大学 保健疫学部 古庄敏行
  • MIXEDモデルでは誤差項εの共分散行列に対して様々なモデル化を行い、成長曲線分析に関する複雑なモデルの解析を可能にする。今回の発表では、SAS MIXED モデルを用いた具体的な例として成長曲線分析について議論する。

「SAS/IMLを利用した単一事例実験データの生成、及びモンテカルロ法によるランダマイゼーション検定の検定力推定」

  • 東京大学大学院 教育学研究科 教育心理学研究室 山田剛史
  • 時系列データをSAS/IMLを利用して発生させ、効果量を加えて単一事例実験データを作成し、それらにランダマイゼーション検定を適用したときの検定力をモンテカルロ法によるシミュレーションで推定を行う。

「各種の実験デザインにおける PROC GLM、PROC MIXED の利用」

  • 大塚製薬株式会社 徳島研究所 情報資料室 角元慶二
  • 各種の分割実験および経時データの解析の手段として、GLMプロシジャに替わって、MIXEDプロシジャの利用方法を検討し、それぞれのプロシジャの比較を行なった。

「耐糖能障害・糖尿病改善に及ぼす要因の解析 -- GLMによる三元配置分散分析--」

  • 大分医科大学 公衆衛生医学 青野裕士 小澤秀樹 斉藤功 池辺淑子
  • 昭和電工株式会社 健康管理センター深掘勝
  • 検診で追跡している88人の糖尿病、耐糖能障害者の保健指導の効果を糖尿病合併症の知識、生活習慣、肥満度の三要因で三元配置分散分析した。合併症の知識を得ることが主効果として血糖値の低下に働いていた。

「POSデータの解析と需要予測」

  • 東京大学 農学生命科学研究科 陳曉瑩 上村賢治
  • 需要動向を迅速、的確に把握し、生産−販売−流通を含めた総合システムの最適化をはかるため、POS情報の利用が注目されている。本報告では、POSデータから、情報を抽出するための解析、予測法について述べる。

「PLSプロシジャ(評価版)の紹介」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン 統計解析研究室 小野裕亮
  • Partial Least Squares Regresionのための評価版プロシジャPROC PLSを紹介します。本モデルは、元々、社会科学の分野にて使用されてきたが、近年、分析化学などの分野にても、ほんのちょっとだけ注目を集めている。研究者の関心がもっぱら「予測」だけにあり、説明変数の選択には興味が無いような場面にて有用。

医薬品開発

「GCP支援システム 『SUCCESS』」

  • 明治製菓株式会社 臨床統計部 柏木東 笹川裕次 秋山浩喜
  • 治験契約、治験薬、モニタリングを統合的に管理する「GCP支援システム」を、入力系にAF、FSP、出力系にExcel (DDE機能)を用いることにより、CRFデータとのリンクを考慮して開発した。

「薬物濃度を用いた同等性試験の例数設計」

  • 日本ロシュ株式会社 医薬開発本部 高橋行雄
  • 臨床試験の様々な局面において薬物濃度の測定が行われており近年、必要症例数をプロトコールに明示するようになり、シミュレーションによる信頼区間方式による例数設計について示す。

「GENMODプロシジャを用いたクロスオーバーデータの解析」

  • スミスクライン・ビーチャム製薬株式会社 市販後調査部 梶川美紀
  • 東京理科大学 理学部 数学科 宮岡悦良
  • 一般化線形推移モデルを応用した2値のクロスオーバーデータをGENMODプロシジャを用いて解析する方法と、標本設定の方法について提示する。

「IBRD JAPAN 業務支援システム『TwinBRD』」

  • IBRD JAPAN株式会社 学術調査企画部 川原美知
  • TwinBRDは、業務全般に関連する情報を一元的に管理し有効的に活用・共有することにより開発業務のみならずCRO業務全般を総合的に支援するためのSASによるシステムである。本システムの概要を紹介する。

「SAS/AFソフトウェアを用いた前臨床解析システムの紹介」

  • 大塚製薬株式会社 徳島研究所 情報資料室 川崎美保 佐々木和典 小原直樹 角元慶二
  • 医薬品開発過程において、データ解析が必要不可欠である反面、SASを使いこなせる研究員は少ない。そこでEXCELからのデータ入力及びマウスによる操作を可能にした前臨床解析システムについて紹介する。

「SAS結果を利用した報告書作成支援システム」

  • 株式会社富士通大分ソフトウェアラボラトリ ビジネス推進部 営業部 志賀功
  • SASで解析した結果からグラフや帳票を作成し報告書にまとめるという一連の作業を自動化することで、報告書作成作業の大幅な効率化と、高品質で信頼性の高い報告書の作成が実現できるシステムの紹介である。

「SAS/IntrNetによる毒性試験データ解析システム」

  • 旭化成工業株式会社 安全性研究所 今溝裕
  • インタネットブラウザから検索でき、既存の毒性試験データベースにアクセスしデータ解析するもので、 SAS/IntrNet の利用によって各研究者の端末からも直接利用できるシステムが自社開発できた。

「SASによる同等性検証と傾向性仮説検定」

  • 住商情報システム株式会社 パッケージインテグレーション営業部 篠津和夫
  • SASに標準でサポートされていない臨床統計手法について、特に、同等性検証、傾向性仮説検定、又それらにかかわる例数設計を評価・検討し、主要なものをマクロライブラリとして取りまとめた。

「SASによる前臨床パッケージの紹介」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン コンサルティング部 清水聖子
  • SAS Institute Japanから「前臨床パッケージ (リリース6.12完全対応)」がリリースされます。本論文ではデータの読込みから結果の出力まで、本パッケージの詳細な機能をご紹介いたします。

調査・マーケティング

「テレビで見たいスポーツ番組の移り変わり 〜88. 92. 96〜 --「日本人とスポーツ」調査から --」

  • NHK放送文化研究所 世論調査部 飯塚壽子
  • 『プロ野球』 『大相撲』 『高校野球』 『バレーボール』 『マラソン』。これがテレビで見たいスポーツベスト5です (96/6月 NHK世論調査) 。 88年以降の4年ごとの調査から、見たいスポーツの移り変わりを紹介します。

「MDSによる日韓の生活行動分析」

  • 専修大学大学院 経営学研究科 金佑聲
  • 本研究は従来のライフスタイル分析に関する研究動向を踏まえて、生活行動に着目し、生活行動に関する理論的・実証的研究を行い、MDS方法によって今日の日韓のライフスタイルを明らかにするのに目的がある。

「SAS/IMLソフトウェアによるポジショニングマップの解釈」

  • 専修大学 商学部 朝野煕彦
  • 日経リサーチ 鈴木督久
  • 主座標分析、バイプロット、コレスポンデンス分析を文系ビジネスマンに教育する過程で、SASを実習に用いることで、次元の解釈と点間距離への理解が容易になることを紹介する。

「受療推薦度への影響要因の解析」

  • 東邦大学 医学部 病院管理学研究室 田久浩志 小野龍太 島村政典 吉岡恵美子 太田ルシヤ 定本清美 鈴木荘太郎
  • 患者のアンケートを分析し、どの項目を改善すれば第三者に受診をすすめる数が多くなるかを検討した。その結果、待ち時間の改善が効果があることを認めた。

「データベース・マーケティングの実践的分析視点」

  • 株式会社エフ・エム・アイ 代表取締役 緒方維文
  • データベース・マーケティングにおけるRFM分析やLTV (生涯価値) 効果分析などの理論を機能させるための分析視点を実践的な観点から論じる。 (カタログ通信販売のデータベース分析事例を用いる)

「概念ハイアラーキの自動抽出」

  • 株式会社金融エンジニアリング・グループ 代表取締役 中林三平
  • マーケティング分野においては、顧客や商品・チャネルなどを適切に分類するという課題が日常的に発生する。これらの分類には、従来は直観や経験、外的な基準によるクラスタリングなどが行われてきた。KDD (Knowledge Discovery in Databases) の分野では、データの中から、概念的に意味を持つ階層構造を抽出しようという努力が行われている。この手法を SAS/IMLで記述した事例を紹介する。また、8月に行われたKDD-97の模様を紹介する。

「SASを使った経営戦略支援システム構築の試論 ― 不確実性に」対応する意思決定過程 ―」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン カスタマーサポート部 朝倉俊明
  • 近年、規制緩和もあいまって各業界では既存の市場内での競争が激化してきている。このような状況の下、企業を取り巻く様々な不確実性に対応するために、企業はより戦略的な経営を選択せざるを得なくなっている。情報化も急がれるのも顕著な例であろう。このような状況を勘案し、より複雑な状況に対応可能な経営の意思決定に資する科学的かつ客観的分析に立脚した意思決定支援システムの導入が今後望まれるところである。ここでは、SAS(ETS,OR等)のより積極的な利用により企業の意思決定の基礎データを提供するようなシステムの構築の可能性を試論として示す。具体的には不確実性への対応ツールとして近年その有用性を再確認されているゲーム理論を援用しての意思決定過程を考える。

経済・金融

「投資スタイル・インデックスの分析」

  • 株式会社ニッセイ基礎研究所 金融研究部 小野潔
  • 投資スタイルインデックスとポートフォリオの時系列リターンから投資スタイルの時系列変化が計算できる。これを図示したものをスタイルマップと言い、SAS上に構築した。

「商品先物取引における米国産大豆の時系列分析と回帰分析」

  • フジフューチャーズ株式会社 商品開発部 大久保謙一 鈴木二郎
  • シカゴマーケットと東京マーケットの商品先物取引の主要銘柄の一つである米国産大豆の時系列分析を通じて、両マーケットの先物価格の動向を検証する。また回帰分析等から相関性を調べ、価格推移を検証する。

「データウェアハウスのための金融ニーズ密度推計モデル」

  • NTTデータ通信株式会社 システム科学研究所 恒松直幸 浦垣勉 廣岡康雄 内藤孝一
  • 本稿は、老後の備え、教育資金といった金融ニーズについてのアンケートデータをロジスティック回帰により分析した結果を報告する。また、この結果を銀行におけるデータウェアハウスで活用する方法を提案する。

「JMP ver 3.1 ソフトウェアによる銀行業情報システム投資横断面分析」

  • 関西大学 総合情報学部 鵜飼康東
  • 1995年4月に実施した27銀行の情報システム投資についてのアンケート調査の結果をJMPにより分析し、システム開発費用と預金残高の間に、またシステム開発要員当り費用と純利益の間に正の相関関係を確認した。

「法人融資と企業評価モデル -- 法人融資における信用リスク管理と債権ポートフォリオ最適化 --」

  • 株式会社金融エンジニアリング・グループ 金融研究部長 宮村幸夫
  • 近年、法人融資に絡む信用リスク管理が急激に注目を集めている。本論文では、従来の定性的観点の強い法人貸付に対する評価基準に定量性を持ち込むためのマルチファクター型企業評価モデルの構築方法について述べる。

SASシステム新機能

「リリース6.12/6.09Eの新機能の紹介 ---SAS/MDDB Serverソフトウェア及びリモートライブラリサービスのDBCS変換機能--- 」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン カスタマーサポート部 迫田英之
  • クライアント/サーバ環境でOLAP(多次元データ解析)の実現をサポートする、 SAS/MDDB Serverソフトウェア及びリモートライブラリサービスの漢字コード変換機能について紹介する。

「SASマクロ言語の新機能について」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン カスタマーサポート部 鈴木一彦
  • SASシステム リリース6.12および6.09E以降よりSASマクロ言語に追加された新しい機能について紹介する。

「SAS/IntrNet の紹介」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン セールス&マーケティング部 松井陽子
  • SASシステム リリース6.12 から加わった新プロダクト「SAS/IntrNet」紹介の翻訳と補足。 SASシステムの可能性を Internet/Intranet の世界に広げるこの製品の詳細と利用法等を解説する。また論文発表以後に追加された機能に関しても解説。

「SAS/Warehouse Administrator Usage and Enhancements」(翻訳)

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン セールス&マーケティング部 松井陽子
  • データウェアハウスの構築と管理を実現するプロダクト SAS/Warehouse Administrator の解説の翻訳。基本的な機能の説明に加え、実際のオペレーションと SUGI 21 にて発表された以降に付け加わった機能も紹介。

ビジネス・インテリジェンス

「経営情報戦略における『データマイニング』の役割 -- データから情報というダイアモンドを掘り出すために --」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン コンサルティング部 奥山真一郎
  • 本稿では、現在注目を集めているデータマイニングについて、他のデータ活用手法との違いなどを含め、やさしく解説すると共に、企業のデータ活用に必要な新たな視点を提案する。

その他

「成人病関連因子と喫煙の多変量解析による検討」

  • 日本たばこ産業株式会社 東京健康管理センター 豊島裕子
  • 東京慈恵会医科大学 環境保健医学教室 縣俊彦 清水英佑
  • 喫煙と成人病関連因子の関係を検討した。対象は健常男性、喫煙群226人、非喫煙群48人。血中総コレステロールと血圧は、喫煙群で有意に低く、血中尿酸値とr-GTPに値は喫煙群で高い傾向と認めた。

「マクロ言語によるSAS疑似プロシジャの作成 --ユーザーマクロの統一のために--」

  • 大学入試センター 研究開発部 前川眞一
  • SASの一般ユーザーがある簡単なルールに従って書いた qprocname という名称のマクロを
    PROC1 qprocname [ param=value [param=value] ] [option [option] ]
    [ : qstmt [ : qstmt ...] ];
    という形で呼び出せるような、ステートメントスタイルマクロ proc1 を開発した。ただし、
    qprocnameは疑似プロシジャとして呼び出されるマクロ名
    param=valueは疑似プロシジャへのパラメータ名とその値
    optionは疑似プロシジャへのオプション名 (on/off の指定)
    qstmtは qstmtname rest
    という形をした疑似プロシジャに付随するステートメントにあたるもので疑似ステートメントと呼ばれコロンで他の部分と区切られるものである。

「linear logistic regression model における smoothing 効果の検討」

  • 東京慈恵会医科大学 環境保健医学 縣俊彦 浅尾啓子 豊島裕子 清水英佑
  • 東京慈恵会医科大学 皮膚科 新村眞人
  • 筑波大学医学部 皮膚科 大塚藤男
  • 統計数理研究所 高木廣文
  • 順天堂大学 衛生 稲葉裕
  • 名古屋大学 予防医学 玉腰暁子 川村孝 大野良之
  • 川崎医療福祉大 柳修平
  • linear logistic regression model において、独立変数の1つを smoothing した際の影響を、従属変数および他の独立変数の変化を探求することにより、検討し、最適モデル作成のための方法を研究した。

「電子メールサービスの有効利用」

  • 株式会社SASインスティチュートジャパン カスタマーサポート部 高木雅弘
  • テクニカルサポートでは、顧客からの技術的な問い合わせを、ファクシミリおよび電子メールなどで受付けを行っている。その中の電子メールサービスの利用方法について紹介する。