SASエクスプローラから起動するアプリケーションの変更

[OS] Windows
[リリース] SAS System 8以降
[キーワード] WINDOWS, SAS EXPLORER

[質問]

SASエクスプローラから、アイコンをダブルクリックした際に、SASプロダクトや他のWindowsアプリケーションが起動するように変更できますか。

[回答]

次の手順でファイルの関連付けを行なうことにより、アイコンを開く際の動作を変更できます。
この例では、アイコンを右クリックして表示されるメニュー動作を追加する設定を行ないます。

  1. 「SASエクスプローラ」をアクティブにした状態で、メニューバーから[ツール] → [オプション] → [エクスプローラ]を選択します。

  2. [エクスプローラオプション]というウィンドウが表示されるで、コンボボックスから[メンバー]を選択します。

  3. [登録されているタイプ]から、動作を変更したいタイプを選択します。
    アイコンに関連付けるSASプロダクトやアプリケーションによって設定方法はさまざまですが、今回は以下の2つの例をご紹介します。
    • テーブルをSAS System Viewerで開く方法
    • テーブルをSAS/INSIGHTで開く方法

■ テーブルをSAS System Viewerで開く方法
  1. 事前にSAS Sysytem Viewerをインストールし、インストールパスを確認しておきます。
  2. [登録されているタイプ]から TABLEを選択します。
  3. [編集]ボタンをクリックします。
  4. [追加]ボタンをクリックし、[エクスプローラオプション:アクションの追加]ウィンドウを表示します。
  5. [アクション]の欄に、アクションの名前をつけます。
          例) SAS System Viewerで開く
  6. [アクションコマンド]の欄に以下のコマンドを入力します(実際は1行につなげて入力します)
    SAS System Viewerのインストールパスに応じて、下記コマンドでのパスを書き換える必要があります。
    GSUBMIT 'OPTIONS NOXWAIT NOXSYNC;DATA _NULL_;a=pathname("%8b");
    CALL SYMPUT("path",LEFT(TRIM(a)));RUN;x 
    cd "C:\Program Files\SAS Institute\SASSystem Viewer";x 
    sv "&path\%32b.sas7bdat";'
    
    アクションコマンドの指定にGSUBMITステートメントを使うとSASのコマンドを実行ができます。また、SASエクスプローラオプションで使用されるキーは、次のようなものがあります。

    '%s'引用符で囲んだ文字列
    %8bライブラリ(名前は8バイトまで)
    %32b有効なSASメンバ名(名前は32バイトまで)

  7. [OK]を選択し、一連のウィンドウを閉じます。

なお、この方法では、SASHELPなどの連結ライブラリのテーブルを開くことはできません。

■ テーブルをSAS/INSIGHTで開く方法
  1. [タイプ]から TABLEを選択します。
  2. [編集]ボタンをクリックします。
  3. 追加ボタンをクリックし、[エクスプローラオプション:アクションの追加]ウィンドウを表示します。
  4. [アクション]の欄に、アクションの名前をつけます。
          例) SAS/INSIGHTで開く
  5. [アクションコマンド]の欄に以下のコマンドを入力します。
     INSIGHT data=%8b.%32b
    
  6. [OK]を選択し、一連のウィンドウを閉じます。

なお、SAS/INSIGHT では複数のデータセットを同時に開くことができないため、1つのデータセットを開いている最中に別のデータセットをダブルクリックしてもデータセットは開きません。このような場合は、いったん閉じてから、別のデータセットを開いてください。