システム必要条件
SAS® Risk and Finance Workbench 3.2

概要

注意: SAS Risk and Finance Workbench は、SAS Visual Analytics Administration and Reporting(VAAR)と一緒に出荷されます。このVAARは、SAS Risk and Finance Workbenchと共にインストールする必要があり、後からインストールすることはできません。

サーバー層

SAS Risk and Finance Workbench Server

使用する環境を選択してください。

SAS Risk and Finance Workbench Server には、以下のソフトウェアが含まれます。

  • 1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択。プラットフォームごとに利用可能)および、それとは別に、OracleまたはPostgreSQLと使用するための1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(必須)が含まれます。
  • 3種類のSAS Metadata Bridge(種類を選択)と、それに加えて、SAS Metadata Bridge for General Industry Standardsが含まれます(SAS Metadata Bridge for General Industry Standardsは、選択しなくても自動的に含まれます) 。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverには、1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(Greenplum、Teradata または、Hadoopより種類を選択)が含まれます。 これらは、ソリューションのACCESSエンジンとして選択したものと同じであることが必須であり、すべてのソリューションACCESSエンジンで共通するものが含まれる可能性があります。

注意: 分散モードおよび非分散モード(Distributed Mode and Non-distributed Mode)どちらのSAS Visual Analytics Administration and Reporting Server にも、非分散モード(Non-distributed Mode)の SAS LASR Analytic Serverが含まれます。

しかしながら、分散モード(Distributed Mode)のSAS Visual Analytics Administration and Reporting Server にのみ、 分散モード(Distributed Mode)のSAS LASR Analytic Server が含まれます。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server を別筐体にインストールすることを推奨しています。

SAS LASR Analytic Server (分散LASR:Distributed LASR) : x64 Linux

このマシンにインストールするSASプロダクト:
  • SAS High-Performance Deployment for Hadoop 3.0
  • SAS High-Performance Node Installation 3.8

サポートしている実行環境:
  • 64-bit版 Oracle Linux 6.1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Oracle Linux 7.1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 6.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 7.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 SUSE Linux Enterprise Server 12(x64チップファミリ)

共同で使用できるHadoop File System (HDFS) (colocated HDFS)の使用はオプションですが、サポートされているHadoop環境とSAS Plug-ins for Hadoop(これはライセンスに含まれています)が必須です。 サポートされているHadoopディストリビューションに関する情報は、http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/hadoop/hadoop-distributions.html を参照してください。 このプラグインは追加の設定が必要です。 より詳細な情報は、『SAS High-Performance Analytics Infrastructure 3.5: Installation and Configuration Guide』(英語)をhttp://support.sas.com/documentation/onlinedoc/hp-analytics-infrastructure/index.html のWebページよりご参照ください。

SAS Metadata Server

使用する環境を選択してください。

SASでは、SAS Metadata Server配置において次の事項を推奨しております。

  • 64-bitホストシステムであること
  • チューニング、管理、診断を単純化するため、専用のマシンであること
  • SAS Metadata Serverがマルチスレッドであるため、マルチコアサーバーハードウェアであること
  • 本番環境の配置においては、4コア以上であること

サーバークラスシステムのディスクI/Oパフォーマンスが十分である必要があります。 メモリの必要条件は、使用するプロダクトの組み合わせにかなり依存します。しかしながら、8 GBのRAMがあれば大抵の大規模配置にも対応可能です。 ほとんどの配置において、4GBのRAMで対応できます。より少ないメモリで賄えるような特定の配置が確認されない限り、この4GBという値が最低限必要なメモリ容量だと考えることができます。

SAS Data Servers

SAS Risk and Finance Workbench には、追加の構成が必要なSASデータサーバーSAS Risk Common Data Serverが含まれます。

このデータサーバーのサイズは中規模(medium)です。

注意: ソフトウェアを構成する際は、各データサーバーのサイズを考慮する必要があります。

インストール、アップデート、もしくは同じマシンへの1つまたは複数のSASデータサーバーの展開につながるプロダクトやソリューションの追加をする前に、共有メモリとセマフォのためにカーネルパラメータの変更が必要です。 小規模、中規模、大規模なデータサーバーの構成に関する詳細は、『SAS 9.4 Web Applications: Tuning for Performance and Scalability, Second Edition』の「Tuning the PostgreSQL Data Server」の章をご確認ください。ドキュメントは、こちらのWebページよりご確認いただけます: http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/documentation/onlinedoc/intellplatform/tabs/admin94.html


ミドル層

SAS Risk and Finance Testing Workbench Mid-Tier

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Mid-Tier

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Mid-Tier を別のマシン上にインストールすることを推奨しています。

Web アプリケーションサーバー

SASソリューションソフトウェアをインストールする際、SAS Deployment Managerが必要なWebアプリケーションサーバーとWebサーバーのインストールと設定を行います。

これらのサーバーをインストールするには、ミドル層でサポートしているオペレーティングシステムからいずれか1つを選択します。

注意: これらのサーバーをz/OSまたは、32-bit版Windowsプラットフォームにインストールすることはできません。


クライアント層

SAS Risk and Finance Testing Workbench Clients

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Mobile Clients

SAS Visual Analytics Mobile Clients (SAS Mobile BI)は、App Storeからの無料ダウンロードにより、Apple iPadおよび、Androidタブレットで利用可能です。

Webブラウザ

SASがサポートしているWebブラウザのリストは、新しいプロダクトがテストされ承認されたら更新されます。 最新の情報は、「SAS 9.4(TS1M0以降) がサポートするWebブラウザとプラグイン」のWebページ(http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/browsers.html) よりご確認ください。

クライアントマシンのWebブラウザを選択する際、SAS Risk and Finance Workbenchが別の組み合わせのサポートしているWebブラウザを持つ、SAS Common Components 8W for HTML を配置するのでご注意ください。 最新版のMicrosoft Internet Explorer、 Mozilla FireFox、 Apple Safari、およびGoogle Chromeがサポートされています。 HTML5に関連するサポートされているブラウザとプラットフォームのリストは、 SAS Common Components 8W for HTML の システム必要条件(英語)をご参照ください。


サードパーティソフトウェア

SASソフトウェアは、特定のサードパーティソフトウェア(オープンソースソフトウェアのみに限定されません)を提供することがあります。これは、サードパーティソフトウェアライセンス契約に基づきライセンスされます。 SASソフトウェアと共に提供されるサードパーティソフトウェアのライセンス情報に関しては、http://support.sas.com/thirdpartylicenses (英語)をご参照ください。

94A502
日本語版更新日:2018/08/03  英語版更新日:2018/07/03
リリース:9.4 (TS1M5), Rev.940_18w30
Pub Code:72155
SASおよびSAS Instituteのプロダクト名またはサービス名は、米国およびその他の国におけるSAS Institute Inc.の登録商標または商標です。 その他、記載されている会社名および製品名は各社の登録商標または商標です。
©は米国で登録されていることを示します。
Copyright© 2018, SAS Institute Inc., Cary, NC, USA.