システム必要条件
SAS® IT Resource Management 3.6

概要

このシステム必要条件に加えて、SAS IT Resource Management サポートWebサイト(http://support.sas.com/documentation/onlinedoc/itsv/ 、英語)および、Installation Note 55023(http://support.sas.com/kb/55/023.html、英語)には、SAS IT Resource Managementに関するドキュメントや情報が記載されています。

SAS IT Resource Management Adapter for SAPは、リクエストに基づき、SAPユーザーには追加料金なしで利用していただくことができます。

SAS Visual Analytics Administration and Reportingは、リクエストに基づき、追加料金なしでご利用いただけます。 Visual Analytics Administration and Reportingがリクエストされると、分散モードと非分散モード両方のLASR Analytic Server の配置が可能になります。

サーバー層

SAS IT Resource Management Server

使用する環境を選択してください。

次のSAS/ACCESS Interfaceエンジンは、SAS IT Resource Management Serverと一緒に提供されます。

  • SAS/ACCESS Interface to DB2
  • SAS/ACCESS Interface to ODBC(HP-UX Itanium、x64 Linux、64-bit版AIX、64-bit版Solaris、x64 Solaris、および Windows x64 に対応。)
  • SAS/ACCESS Interface to Oracle
  • SAS/ACCESS Interface to PC Files

1種類の標準SAS/ACCESS エンジン(種類は選択)も含まれます。 さらに、このソリューションには、3種類のSAS Metadata Bridges(種類は選択)と、SAS Metadata Bridges for General Industry Standardsが含まれます。

サードパーティの関連情報:

  • SAS IT Resource Managementは、Java Runtime Environmen(JRE)がサーバー層に必要なSASアプリケーションのひとつです。 z/OSを除くすべてのプラットフォームでは、プライベートJREがSASより提供され、 SASプロダクトで使用するためにSAS Deployment Wizardによってインストールされます。 z/OSでは、Java Software Development Kit (SDK)がSASソフトウェアデポにて提供されており、それをインストール、メンテナンス、およびホットフィックスの適用作業の間に使用します。 SAS 9.4の機能には、たとえばSAS/GRAPHの javaimg デバイスのサポート、SAS REPORTプロシジャなど、Java SDKが必要なものがあります。 そのため、z/OS上の製品版SASソフトウェアでいずれのJava SDKを使用する場合も、必ず適切なIBM 31-bit SDKのService Refreshのインストールが必要です。 Java Development Kitの詳細については、サードパーティソフトウェアリファレンスWebページ(http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/index.html) のSAS 9.4のページをご参照ください。
  • SAS Download Managerおよび、SAS Deployment Wizard は、X11 ServerをUNIXおよびz/OS環境で使用する際に必要なウィンドウイング・インターフェイスを提供します。 X11 Serverが利用できない場合、コンソールモードによって、X11 Serverを使うことなくSAS Download Manager と SAS Deployment Wizardをテキストベースのターミナルウィンドウで使用することができます。 コンソールモードの使用に関する詳細は、『SAS Deployment Wizard 9.4、SAS Deployment Manager 9.4 ユーザーガイド』をご確認ください。
    SAS Data Integration Server or SAS IT Resource ManagementをUNIXまたはz/OSに配置する場合、コンソールモードを使用するなら、ターゲットホスト上で実行するXvfbなどのバーチャルフレームバッファが必要です。 X11 Serverの詳細については、サードパーティソフトウェアリファレンスWebページ(http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/index.html) をご参照ください。
  • SAS IT Resource Managementは、サーバー層のすべてのオペレーティングシステム上のSMFベースのデータソースの処理のためにMerrill Consultants社のMXGソフトウェアが必須です。 このソフトウェアは、z/OSオペレーティングシステム版SAS IT Resource Managementに含まれています。 その他のオペレーティングシステム上のSMFデータを処理する場合は、Merrill Consultants社にライセンスとMXGソフトウェアの実行についてお問い合わせください。
  • SAS IT Resource Managementは、Windowsシステムデータを処理するためにDemand Technology Performance Sentry Softwareを含みます。 Demand Technology ソフトウェアは、Windowsオペレーティングシステム上のSAS IT Resource Managementに含まれています。 プロダクトのライセンスは50台まで180日の期間提供されます。また、その間Demand Technology社からソフトウェアの更新が提供されます。

*SAS IT Resource Management Serverをz/OSで使用する場合は、次のメモリの必要条件にご注意ください。

  • z/OSサーバー層上のSAS IT Resource Managementを使ったバッチジョブは、最低でも1024Mのリージョン指定が必要です。
  • TSOユーザーIDは、SAS IT Resource ManagementがASSISZEMAXの指定を1024Mにする際に使用されます。
  • SAS Installer TSOユーザーIDは、SAS IT Resource Managementのインストールに使用され、ASSIZEMAX の値を1024Mとする、または、 IT Resource Migrationを実行する場合、2000Mが必要です。さらに、CPUTIMEMAX の値は20000にすることが必要です。

SAS IT Resource Management Adapter for SAP Server

使用する環境を選択してください。

SAS IT Resource Management Adapter for SAP Serverは、リクエストに基づき追加料金なしに利用していただくことができます。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server は、リクエストに基づき利用可能です。

1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択。トランザクショナルデータ用)が含まれます。 このSAS/ACCESSエンジンは、SAS IT Resource Management Serverで選択したものと同じものである必要があります。

SAS LASR Analytic Server (分散LASR:Distributed LASR) : x64 Linux

このマシンにインストールするSASプロダクト:
  • SAS High-Performance Deployment for Hadoop 2.8
  • SAS High-Performance Node Installation 2.94
サポートしている実行環境:
  • 64-bit版 Oracle Linux 6.1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 6.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 SUSE Linux Enterprise System 11 SP1 (x64チップファミリ)

SAS LASR Analytic Server (分散環境版LASR:Distributed LASR)は、 SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverに含まれます。 このプロダクトは、EMC Greenplum 、 Teradata (アプライアンスはベンダーから提供)、または、 Hadoop (コモディティハードウェア)をサポートします。

SAS High-Performance Computing Management Consoleコンポーネントは、SAS LASR Analytic Serverに含まれます。

Apache Hadoop ソフトウェアは、利便性を考慮してSASソフトウェアと共に出荷されています。 サポートに関する情報は、http://support.sas.com/resources/thirdpartysupport/ApacheHadoopSupport.html(英語)をご確認ください。

SAS Metadata Server

使用する環境を選択してください。

SASでは、SAS Metadata Server配置において次の事項を推奨しております。

  • 64-bitホストシステムであること
  • チューニング、管理、診断を単純化するため、専用のマシンであること。
  • SAS Metadata Serverがマルチスレッドであるため、マルチコアサーバーハードウェアであること
  • 本番環境の配置においては、4コア以上であること

サーバークラスシステムのディスクI/Oパフォーマンスが十分である必要があります。 メモリの必要条件は、使用するプロダクトの組み合わせにかなり依存します。しかしながら、8 GBのRAMがあれば大抵の大規模配置にも対応可能です。 ほとんどの配置において、4GBのRAMで対応できます。より少ないメモリで賄えるような特定の配置が確認されない限り、この4GBという値が最低限必要なメモリ容量だと考えることができます。

*SAS Metadata Serverを64-bit版z/OS で使用する場合は、次のメモリの必要条件にご注意ください。

  • MEMLIMIT サイズの変更は、Metadata Serer開始タスク内で指定することお勧めします。 デフォルトでは、MEM=2Gの値が設定されていますが、SAS IT Resource Managementを使用する際には、MEM=4Gにする必要があります。
  • デフォルトのREGIONサイズは、1024Mでこちらは変更する必要はありません。

ミドル層

AIXシステム上で、適正なGNU C Compiler run-time library(libgcc)が利用できない場合、SAS Deployment WizardにおいてSAS IT Resource Management 3.6 Mid-Tier構成ステップの実行に失敗することがあります。 詳細は、SAS Note 51737(http://support.sas.com/kb/51/737.html)をご確認ください。

SAS IT Resource Management Mid-Tier

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Mid-Tier

使用する環境を選択してください。

Web アプリケーションサーバーおよび、 HTTP サーバー

SASソリューションソフトウェアをインストールする際、SAS Deployment Managerが必要なWebアプリケーションサーバーとWebサーバーのインストールと設定を行います。

これらのサーバーをインストールするには、ミドル層でサポートしているオペレーティングシステムからいずれか1つを選択します。

注意: これらのサーバーをz/OSまたは、32-bit版Windowsプラットフォームにインストールすることはできません。


クライアント層

SAS IT Resource Management Client

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Mobile Clients

SAS Visual Analytics Mobile Clients (SAS Mobile BI)は、App Storeからの無料ダウンロードにより、Apple iPadおよび、Androidタブレットで利用可能です。

Webブラウザ

SASがサポートしているWebブラウザのリストは、新しいソフトウェアがテストされ承認されたら更新されます。 最新の情報は、次のページで「Webブラウザおよびプラグイン」のリンクを選択してご確認ください。http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/index.html

SAS IT Resource Management Report Center アプリケーションをWebブラウザで実行するには、Adobe Flash Playerが必須です。 SASで必要なAdobe Flash Playerのバージョンに関する情報は、次のWebページをご確認ください。http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/browsers.html Flash Playerは、Adobe Systems社のページ(http://get.adobe.com/flashplayer/)からダウンロードできます。 実行されているAdobe Flash Playerのリリースが不明の場合は、http://kb2.adobe.com/jp/cps/844/cpsid_84414.htmlの手順に従って実行中のFlashのリリースを確認することができます。

SAS IT Resource Management 3.6で出力されるレポートは、Microsoft社のActiveXテクノロジーベースのものがあります。 これらのレポートをWebブラウザで表示するには、SAS/Graph Control for ActiveXをクライアント層にインストールする必要があります。 これは、インストールメディアから、またはSAS/GRAPHのダウンロードWebページ(http://support.sas.com/demosdownloads/setupcat.jsp?cat=SAS%2FGRAPH+Software)から手作業でダウンロードしてインストールすることができます。 これ以外の追加情報は、Usage Note 10102(http://support.sas.com/kb/10/102.html)を参照してください。

SAS/GRAPH Control for ActiveXは、Microsoft Internet Explorerのみサポートしています。


サードパーティソフトウェア

SASソフトウェアは、特定のサードパーティソフトウェア(オープンソースソフトウェアのみに限定されません)を提供することがあります。これは、サードパーティソフトウェアライセンス契約に基づきライセンスされます。 SASソフトウェアと共に提供されるサードパーティソフトウェアのライセンス情報に関しては、http://support.sas.com/thirdpartylicenses(英語)をご参照ください。

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日本語版更新日:2015/10/23  英語版更新日:2015/10/15
リリース:9.4 (TS1M2), Rev.940_15w20
Pub Code:68613
SASおよびSAS Instituteのプロダクト名またはサービス名は、米国およびその他の国におけるSAS Institute Inc.の登録商標または商標です。 その他、記載されている会社名および製品名は各社の登録商標または商標です。
®は米国で登録されていることを示します。
Copyright© 2015, SAS Institute Inc., Cary, NC, USA.