システム必要条件
SAS® IT Resource Management 3.5(分散LASR:Distributed LASR)

概要

SAS IT Resource Management サポートWebサイト(http://support.sas.com/documentation/onlinedoc/itsv/、英語)および、Usage Note 53140(http://support.sas.com/kb/53/140.html、英語)には、このシステム必要条件に加えて、その他のSAS IT Resource Management 3.5に関する情報が記載されています。それらの情報もご確認ください。

SAS IT Resource Management Adapter 3.5 for SAPは、お客様からの要望によりSAPユーザーには追加料金なしで利用していただくことができます。

SAS Visual Analytics Administration and Reportingは、お客様のリクエストに基づき、追加料金なしでご利用いただけます。

サーバー層

SAS IT Resource Management Server

使用する環境を選択してください。

SAS IT Resource Management Serverと共に提供されるSAS/ACCESS Interface to DB2、 ODBC、 Oracle および、 PC Filesエンジンに加えて、1種類の追加の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択)が含まれます。 このソリューションには、3種類のSAS Metadata Bridges(種類は選択)と、SAS Metadata Bridges for General Industry Standardsも含まれます。

サードパーティの関連情報:

  • SAS IT Resource Managementは、Java Runtime Environmen(JRE)がサーバー層に必要なSASアプリケーションのひとつです。 z/OSを除くすべてのプラットフォームでは、プライベートJREがSASより提供され、 SASプロダクトで使用するためにSAS Deployment Wizardによってインストールされます。 z/OSでは、Java Software Development Kit (SDK)がSASソフトウェアデポにて提供されており、それをインストール、メンテナンス、およびホットフィックスの適用作業の間に使用します。 SAS 9.4の機能には、たとえばSAS/GRAPHの javaimg デバイスのサポート、SAS REPORTプロシジャなど、Java SDKが必要なものがあります。 そのため、z/OS上の製品版SASソフトウェアでいずれのJava SDKを使用する場合も、必ず適切なIBM 31-bit SDKのService Refreshのインストールが必要です。 Java Development Kitの詳細については、サードパーティソフトウェアリファレンスWebページ(http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/index.html) のSAS 9.4のページをご参照ください。
  • X11サーバーは、z/OS上およびUNIX上にSASをインストールする際に必要です。 このサーバーは、SAS Download ManagerおよびSAS Deployment Wizardのエンドユーザーディスプレイが必要です。 X11 Serverの詳細については、サードパーティソフトウェアリファレンスWebページ(http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/index.html) をご参照ください。
  • SAS IT Resource Managementは、サーバー層のすべてのオペレーティングシステム上のSMFベースのデータソースの処理のためにMerrill Consultants社のMXGソフトウェアが必須です。 このソフトウェアは、z/OSオペレーティングシステム版SAS IT Resource Managementに含まれています。 その他のオペレーティングシステム上のSMFデータを処理する場合は、Merrill Consultants社にライセンスとMXGソフトウェアの実行についてお問い合わせください。
  • SAS IT Resource Managementは、Windowsシステムデータを処理するためにDemand Technology Performance Sentry Softwareを含みます。 Demand Technology Softwareは、Windowsオペレーティングシステム上のSAS IT Resource Managementに含まれており、プロダクトのライセンスは50台まで180日の期間提供されます。また、その間Demand Technology社からソフトウェアの更新が提供されます。

*SAS IT Resource Management Serverをz/OSで使用する場合は、次のメモリの必要条件にご注意ください。

  • z/OSサーバー層上のSAS IT Resource Managementを使ったバッチジョブは、最低でも1024Mのリージョン指定が必要です。
  • TSOユーザーIDは、SAS IT Resource ManagementがASSISZEMAXの指定を1024Mにする際に使用されます。 TSOユーザーIDのインストーラは、2000MのASSIZEMAXが必要です。 特に、マイグレーションを実行している場合は、インストーラ‐TSOユーザーIDのために、CPUTIMEMAXの値を20000にすることを推奨します。

SAS IT Resource Management Adapter for SAP Server

使用する環境を選択してください。

注意: SAS IT Resource Management Adapter for SAP Serverは、お客様のリクエストに基づき利用していただくことができます。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server (分散LASR:Distributed LASR) : x64 Linux

このマシンにインストールするSASプロダクト:
  • SAS Visual Analytics Administration and Reporting 6.4
  • SAS Visual Analytics Base 6.4
  • SAS/CONNECT 9.4
サポートしている実行環境:
  • 64-bit版 Oracle Linux 6.1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 6.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 SUSE Linux Enterprise System 11 SP1 (x64チップファミリ)

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverは、リクエストに基づき、追加料金なしでご利用いただけます。

1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択。トランザクショナルデータ用)が含まれます。

SAS LASR Analytic Server (分散LASR:Distributed LASR) : x64 Linux

このマシンにインストールするSASプロダクト:
  • SAS High-Performance Deployment for Hadoop 2.6
  • SAS High-Performance Node Installation 2.8
サポートしている実行環境:
  • 64-bit版 Oracle Linux 6.1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 6.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 SUSE Linux Enterprise System 11 SP1 (x64チップファミリ)

SAS LASR Analytic Server (分散環境版LASR:Distributed LASR)は、 SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverに含まれます。

SAS LASR Analytic Serverは、GreenplumまたはTeradata(アプライアンスはベンダーから入手)、もしくは、Hadoop(コモディティハードウェア)が必須です。

Apache Hadoop ソフトウェアは、利便性を考慮してSASソフトウェアと共に出荷されています。 サポートに関する情報は、http://support.sas.com/resources/thirdpartysupport/ApacheHadoopSupport.html(英語)をご確認ください。

SAS Metadata Server

使用する環境を選択してください。

SASでは、SAS Metadata Server配置において次の事項を推奨しております。

  • 64-bitホストシステムであること。
  • チューニング、管理、診断を単純化するため、専用のマシンであること。
  • SAS Metadata Serverがマルチスレッドであるため、マルチコアサーバーハードウェアであること。
  • 本番環境の配置においては、4コア以上であること。

サーバークラスシステムのディスクI/Oパフォーマンスが十分である必要があります。 メモリの必要条件は、使用するプロダクトの組み合わせにかなり依存します。しかしながら、8 GBのRAMがあれば大抵の大規模配置にも対応可能です。 ほとんどの配置において、4GBのRAMで対応できます。より少ないメモリで賄えるような特定の配置が確認されない限り、この4GBという値が最低限必要なメモリ容量だと考えることができます。

*SAS Metadata Serverを64-bit版z/OS で使用する場合は、次のメモリの必要条件にご注意ください。

  • MEMLIMIT サイズの変更は、Metadata Serer開始タスク内で指定することお勧めします。 デフォルトでは、MEM=2Gの値が設定されていますが、SAS IT Resource Managementを使用する際には、MEM=4Gにする必要があります。
  • デフォルトのREGIONサイズは、1024Mでこちらは変更する必要はありません。

ミドル層

AIXシステム上で、適正なGNU C Compiler run-time library(libgcc)が利用できない場合、SAS Deployment WizardにおいてSAS IT Resource Management 3.5 Mid-Tier構成ステップの実行に失敗することがあります。 詳細は、SAS Note 51737(http://support.sas.com/kb/51/737.html、英語)をご確認ください。

SAS IT Resource Management Mid-Tier

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Mid-Tier (分散LASR:Distributed LASR) : x64 Linux

このマシンにインストールするSASプロダクト:
  • SAS Visual Analytics Administrator 6.4
  • SAS Visual Analytics Designer 6.4
  • SAS Visual Analytics Graph Builder 6.4
  • SAS Visual Analytics Hub 6.4
  • SAS Visual Analytics Report Viewer 6.4
  • SAS Visual Analytics Services 6.4
  • SAS Visual Data Builder 6.4
  • SAS Web Application Server 9.41
  • SAS Web Infrastructure Platform 9.4
  • SAS Web Server 9.41
  • Search Interface to SAS Content 3.3
インストールするプロダクトで必要なディスク容量: 2,784 MB
サポートしている実行環境:
  • 64-bit版 Oracle Linux 6.1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 6.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 SUSE Linux Enterprise System 11 SP1 (x64チップファミリ)

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Mid-Tier (分散LASR:Distributed LASR) は、SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverに含まれます。

Web アプリケーションサーバー

SASソリューションソフトウェアをインストールする際、SAS Deployment Managerが必要なWebアプリケーションサーバーとWebサーバーのインストールと設定を行います。

これらのサーバーをインストールするには、ミドル層でサポートしているオペレーティングシステムからいずれか1つを選択します。

注意: これらのサーバーをz/OSまたは、32-bit版Windowsプラットフォームにインストールすることはできません。


クライアント層

SAS IT Resource Management Client

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Mobile Clients

SAS Visual Analytics Mobile Clients (SAS Mobile BI)は、App Storeからの無料ダウンロードにより、Apple iPadおよび、Androidタブレットで利用可能です。

Webブラウザ

SASがサポートしているWebブラウザのリストは、新しいソフトウェアがテストされ承認されたら更新されます。 最新の情報は、こちらのページ(http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/index.html)にて、Webブラウザとプラグインのリンクを選択してご確認ください。

SAS IT Resource Management Report Center アプリケーションをWebブラウザで実行するには、Adobe Flash Playerが必須です。 SASで必要なAdobe Flash Playerのバージョンに関する情報は、次のWebページをご確認ください。http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/browsers.html Flash Playerは、Adobe Systems社のページ(http://get.adobe.com/flashplayer/)からダウンロードできます。 実行されているAdobe Flash Playerのリリースが不明の場合は、http://kb2.adobe.com/jp/cps/844/cpsid_84414.html の手順に従って実行中のFlashのリリースを確認することができます。

SAS IT Resource Management 3.5で出力されるレポートは、Microsoft社のActiveXテクノロジーベースのものがあります。 これらのレポートをWebブラウザで表示するには、SAS/Graph Control for ActiveXをクライアント層にインストールする必要があります。 これは、インストールメディアからまたは、DOWNLOADS & HOT FIXESのWebサイト(英語)からダウンロードしてインストールすることができます。 これ以外の追加情報は、Usage Note 10102(http://support.sas.com/kb/10/102.html、英語)を参照してください。

SAS/GRAPH Control for ActiveXは、Microsoft Internet Explorerのみサポートしています。


サードパーティソフトウェア

SASソフトウェアは、特定のサードパーティソフトウェア(オープンソースソフトウェアのみに限定されません)を提供することがあります。これは、サードパーティソフトウェアライセンス契約に基づきライセンスされます。 SASソフトウェアと共に提供されるサードパーティソフトウェアのライセンス情報に関しては、http://support.sas.com/thirdpartylicenses(英語)をご参照ください。

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日本語版更新日:2015/10/23  英語版更新日:2015/10/15
リリース:9.4 (TS1M2), Rev.940_14w36
Pub Code:67969
SASおよびSAS Instituteのプロダクト名またはサービス名は、米国およびその他の国におけるSAS Institute Inc.の登録商標または商標です。 その他、記載されている会社名および製品名は各社の登録商標または商標です。
®は米国で登録されていることを示します。
Copyright© 2015, SAS Institute Inc., Cary, NC, USA.