SAS High-Performance Risk は、SAS Visual Analytics Administration and Reportingと一緒に出荷され、両方のソリューションを同時にインストールすることが必要です。
SAS High-Performance Risk Server には、2種類のSAS/ACCESSエンジン(種類は選択)が含まれます。 1つは、トランザクショナルデータ用です。 もう一方は、次のうちいずれか1つです。
SAS High-Performance Risk Server には、1種類のSAS In-Database Code Acceleratorが含まれます(種類は以下から選択)。
SAS High-Performance Risk Server には、3種類の SAS Metadata Bridges (種類は選択。)が含まれます。 加えて、General Industry Standards については、選択しなくても自動的にパッケージに含まれます。
SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverには、2種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択)が含まれます。
SASでは、それをソリューションソフトウェアとは別の筐体上にインストールすることを推奨しています。
SAS Visual Analytics LASR Server(非分散:Non-distributed)は、配置が非分散LASR(Non-distributed LASR)用である場合にパッケージに自動的に含まれます。 配置が分散LASR(Distributed LASR)用である場合は、これはオプションになります。
SAS Visual Analytics LASR Server(分散:Distributed)は、配置が分散LASR(Distributed LASR)用である場合にパッケージに自動的に含まれます。
Hadoopサポートの場合、Base SAS、SAS/ACCESSエンジン、およびSAS Visual Analytics Administration and Reporting Server は、コモディティハードウェア(symmetric)のヘッドノードまたは、別のハードウェア上(asymmetric)のいずれかにインストールすることができます。 そのため、Linux x64 LASRグリッドで実行していても、SAS Visual Analytics Administration and ReportingのDistributed LASR Base SASコンポーネントをWindows x64上にインストールすることができます。
共同で使用できるHadoop File System (HDFS) (co-located HDFS)の使用はオプションですが、サポートされているHadoop環境とSAS Plug-ins for Hadoop(これはライセンスに含まれています)が必須です。 サポートされているHadoopディストリビューションに関する情報は、http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/hadoop/hadoop-distributions.htmlを参照してください。 このプラグインは追加の設定が必要です。 より詳細な情報は、『SAS High-Performance Analytics Infrastructure 3.5: Installation and Configuration Guide』(英語)をhttp://support.sas.com/documentation/onlinedoc/hp-analytics-infrastructure/index.htmlのWebページよりご参照ください。
SASでは、SAS Metadata Server配置において次の事項を推奨しております。
サーバークラスシステムのディスクI/Oパフォーマンスが十分である必要があります。 メモリの必要条件は、使用するプロダクトの組み合わせにかなり依存します。しかしながら、8 GBのRAMがあれば大抵の大規模配置にも対応可能です。 ほとんどの配置において、4GBのRAMで対応できます。より少ないメモリで賄えるような特定の配置が確認されない限り、この4GBという値が最低限必要なメモリ容量だと考えることができます。
SAS High-Performance Risk には、追加の構成が必要なSAS High-Performance Risk Data Serverが含まれます。
このデータサーバーのサイズは中規模(medium)です。
注意: ソフトウェアを構成する際は、各データサーバーのサイズを考慮する必要があります。
インストール、アップデート、もしくは同じマシンへの1つまたは複数のSASデータサーバーの展開につながるプロダクトやソリューションの追加をする前に、共有メモリとセマフォのためにカーネルパラメータの変更が必要です。 小規模、中規模、および大規模なデータサーバーの設定に関する詳細な情報は、『SAS 9.4 Web Applications: Tuning for Performance and Scalability』の「Tuning the PostgreSQL Data Server」の章にある、Initial Configuration Recommendations というタイトルの箇所をご確認ください。
SAS Visual Analytics Administration and Reporting Mid-Tier を別のマシン上にインストールすることを推奨しています。
SASソリューションソフトウェアをインストールする際、SAS Deployment Managerが必要なWebアプリケーションサーバーとWebサーバーのインストールと設定を行います。
これらのサーバーをインストールするには、ミドル層でサポートしているオペレーティングシステムからいずれか1つを選択します。
注意: これらのサーバーをz/OSまたは、32-bit版Windowsプラットフォームにインストールすることはできません。
注意: Microsoft Windows 10デスクトップオペレーティングシステムは、SASクライアントソフトウェアでサポートされています。
SAS Visual Analytics Mobile Clients (SAS Mobile BI)は、App Storeからの無料ダウンロードにより、Apple iPadおよび、Androidタブレットで利用可能です。
最新の必要条件に関する情報は、SAS AppDev Studioのシステム必要条件を参照してください。
クライアントマシンのWebブラウザを選択する際は、SAS High-Performance Risk が別の組み合わせのサポートしているWebブラウザを持つ、SAS Common Components 2.4 for HTMLを配置するのでご注意ください。 最新版のMicrosoft Internet Explorer、 Mozilla Firefox、 Apple Safari、およびGoogle Chromeがサポートされています。 HTML 5に関連するサポートされているブラウザとプラットフォームのリストは、 SAS Common Components 2.4 for HTMLのシステム必要条件(英語)をご参照ください。
SAS High-Performance Risk に統合するオファリングは、パッケージに含まれておらず、ライセンスも別途必要です。
SASソフトウェアは、特定のサードパーティソフトウェア(オープンソースソフトウェアのみに限定されません)を提供することがあります。これは、サードパーティソフトウェアライセンス契約に基づきライセンスされます。 SASソフトウェアと共に提供されるサードパーティソフトウェアのライセンス情報に関しては、http://support.sas.com/thirdpartylicenses(英語)をご参照ください。