システム必要条件
SAS® Fraud Management 4.2

概要

SAS Fraud Management 4.2で必要なオペレーティングシステムとシステムソフトウェアは、下記のとおりです。

ホストオペレーティングシステム

  • IBM AIX 7
  • IBM z/OS バージョン 1.11 以降
  • Red Hat Enterprise Linux Server v6
  • SUSE Linux Enterprise System 11 SP1

UNIX版のサーバー層およびミドル層のFraud Managementコンポーネントのマシンは、同じ種類のプラットフォーム上(AIX または、x64 Linux)にインストールされている可能性があります。 たとえば、すべてのサーバー層のマシンがAIXであればすべてのミドル層のマシンもAIX、または、すべてのサーバー層のマシンがx64 Linuxであればすべてのミドル層のマシンもx64 Linuxのようになります。

SAS Fraud Management には、SAS Fraud Management Scoring Engine for z/OS Serverのみ、もしくは、SAS Fraud Management Scoring Engine Serverのみ、または、その両方を含めることができます。 SAS Fraud Management には、SAS Fraud Management Alert Generation Serverおよび、SAS Fraud Management Rules Serverも含めることができます。

SAS Fraud Management Alert Generation Server および、 SAS Fraud Management Rules Serverをオーダーし、SAS Fraud Management Scoring Engine for z/OS z/64 Server と SAS Fraud Management Scoring Engine Serverの両方または、いずれか一方のあとでインストールすることができます。 SAS Fraud Management Alert Generation Server および、 SAS Fraud Management Rules Serverは、 SAS Metadata Serverがインストールの時点で必要です。 さらに、SAS Fraud Management Scoring Engine for z/OS z/64 ServerとSAS Fraud Management Scoring Engineの両方または、いずれか一方のインストールが必須です。

サーバー層

SAS Fraud Management Server Scoring Engine for z/OS z/64 Server :64-bit版 z/OS

このマシンにインストールするSASプロダクト:
  • Base SAS 9.4
  • SAS Fraud Management Scoring Engine for zOS 4.2
  • SAS Fraud Management Transaction Extensions 4.2
インストールするプロダクトで必要なディスク容量: 2393シリンダー(Drive Model 3390)
サポートしている実行環境:
  • 64-bit版 z/OS V1R12(z/Architecture チップファミリ)
  • 64-bit版 z/OS V1R13(z/Architecture チップファミリ)
  • 64-bit版 z/OS V2R1 (z/Architecture チップファミリ)

さらに、SAS Fraud Management Server Scoring Engine for z/OSは、次のソフトウェアが必要です。

  • CICS Transaction Server v3.2以降
  • IBM WebSphere MQ Series 7.5
  • Java 6 (64-bit)

注意: z/OS z/64に対応したSAS/ACCESSエンジンはありません。したがって、SAS Fraud Management Scoring Engine for z/OS z/64にはSAS/ACCESSエンジンが含まれないようになりました。

注意: SAS Fraud Management Scoring Engine for z/OS z/64 Server は、インストール時点でSAS Metadata Serverが必要ではありません。また、SAS Fraud Management Scoring Engine Server、SAS Fraud Management Alert Generation Server および、SAS Fraud Management Rules Serverなしでインストールすることができます。

SAS Fraud Management Scoring Engine Server

使用する環境を選択してください。

SAS Fraud Management Scoring Engine Server には、次のSAS/ACCESSエンジンのいずれか選択したものが含まれます。

  • SAS/ACCESS Interface to DB2
  • SAS/ACCESS Interface to Oracle

注意: SAS/ACCESS Engine の種類の選択は、すべてのUNIXサーバー上で同じものを選択する必要があります。

注意:SAS Fraud Management Scoring Engine Server は、インストールの際、SAS Metadata Serverが必須です。 SAS Fraud Management Scoring Engine Server は、SAS Fraud Management Alert Generation Server および、SAS Fraud Management Rules Serverなしでインストールすることができます。

SAS Fraud Management Alert Generation Server

使用する環境を選択してください。

SAS Fraud Management Alert Generation Serverには、次のSAS/ACCESSエンジンのいずれか選択したものが含まれます。

  • SAS/ACCESS Interface to DB2
  • SAS/ACCESS Interface to Oracle

注意:SAS/ACCESS Engineの選択は、すべてのUNIXサーバー上で同じものを選択する必要があります。

SAS Fraud Management Rules Server

使用する環境を選択してください。

SAS Fraud Management Rules Server には、次のSAS/ACCESSエンジンのいずれか選択したものが含まれます。

  • SAS/ACCESS Interface to DB2
  • SAS/ACCESS Interface to Oracle

注意:SAS/ACCESS Engineの選択は、すべてのUNIXサーバー上で同じものを選択する必要があります。

SAS Metadata Server

使用する環境を選択してください。

SASは、SAS Metadata Serverを64-bit版のホストシステム上に配置することを推奨します。 SAS Metadata Serverは、マルチスレッドおよびマルチコアサーバーハードウェア(通常クアッドコア以上のマシン)の使用を推奨します。 チューニング、管理、診断の簡略化のためにSAS Metadata Server専用マシンとすることを推奨しますが、必須ではありません。 サーバークラスシステムのディスクI/Oパフォーマンスが十分である必要があります。 メモリの必要条件は、使用するプロダクトの組み合わせにかなり依存します。しかしながら、8GBのRAMがあれば大抵の大規模配置にも対応可能です。 ほとんどの配置において、4GBのRAMで対応できます。より少ないメモリで賄えるような特定の配置が確認されない限り、この4GBという値が最低限必要なメモリ容量だと考えることができます。

SAS Metadata Serverは、メインのサーバーと同じマシン上、または、別のマシン上のどちらにでも配置することができます。


ミドル層

SAS Fraud Management Mid-Tier

使用する環境を選択してください。

SAS Integration Technologies Mid-Tier

使用する環境を選択してください。

Web アプリケーションサーバー

SAS Fraud Management 4.2は、 AIX 7上のIBM WebSphere MQ Series 7.0.0.13 をサポートします。

データベース

SAS Fraud Management 4.2のデータベースのシステム必要条件は、次の通りです。

  • DB2 for z/OS v10
  • DB2 UDB v10 (ミドル層)
  • Oracle 11g (11.1.0.7)

ミドル層ストレージの必要条件

  • System of Record(SOR)--保持される日数に依存します。顧客のインストールごとに決定します。
  • Reporting History(RH)--保持する月数に依存します。顧客のインストールごとに決定します。
  • MQのキュー – queue depthに依存します。顧客のインストールごとに決定します。

ミドル層サーバーのハードウェア必要条件

  • AGS/ETL/BI/Metadata: POWER6 サーバー* および、 Intel
  • RH: POWER6 サーバー* および、 Intel
  • SAS Application Server: POWER6/POWER7 サーバー* および、 Intel
  • SOR: POWER6 サーバー* および、 Intel

*プロセッサの数および速度、内部ストレージ、さらに物理サーバーの数(インストールごとの冗長化も考慮)は、インストールとユーザーの必要条件によって決定されます。


クライアント層

SAS BI Clients

使用する環境を選択してください。

注: SAS 管理コンソールとSAS BI Lineage Plug-in for SAS Management Consoleは、AIX、HP PA-RISC、HP IPF、32-bit版 Linux、 x64 Linux、 Solaris SPARC、 x64 Solaris でも実行できます。

Web ブラウザ

SAS Fraud Management 4.2は、Microsoft Internet Explorer 9および10でサポートしています。


必要なハードウェア

SAS Fraud Management 4.2は、Microsoft Internet Explorer 9および10でサポートしています。

Hybrid Solution

メインフレームオプションでは、z-Architectureメインフレームが必要です。 メインフレームオプションを選択する場合は、インストールのための2GBのディスク容量の確保と、メインフレーム用のUniversal SAS Connector(USC)コンポーネントの動作確認をすることが必要です。

メインフレームのディスク容量、CPU、実記憶域および仮想記憶域の利用に関する必要条件は、ユーザーのワークロードの量に完全に依存します。 SASは導入を検討されているユーザーと一緒にカスタマーワークロードと対応する必要なハードウェアリソースの定義を行います。 このプロセスは、すべてのSAS Fraud Management プロジェクトで標準的なものです。

All-UNIX Solution

All-UNIX/Linux オプションは、p-series(IBM)ハードウェアで実行中のAIX、またはRed Hat Enterprise Linuxのためのオプションです。 このバージョンは、SAS Fraud Management 3.2以降で利用可能です。 このオプションを選択するユーザーは、複数の(物理的な)p-seriesサーバーを割り当てるか、もしくは、大規模マルチコアサーバー、または論理パーティションと共有メモリを持つサーバーを導入することにより、フットプリントを低減することが期待されます。

ディスク容量、CPU、実記憶域および仮想記憶域の利用に関する必要条件は、ユーザーのワークロードの量に完全に依存します。 SASは導入を検討されているユーザーと一緒にカスタマーワークロードと対応する必要なハードウェアリソースの定義を行います。 このプロセスは、すべてのSAS Fraud Management プロジェクトで標準的なものです。

仮想サーバーのサポート

All-UNIX/Linux およびハイブリッドソリューションは、仮想サーバーテクノロジー(特に、 VMWAREおよびKVMソフトウェアで検証・サポートされているもの)の使用をサポートしています。


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日本語版更新日:2015/07/31  英語版更新日:2015/06/25
リリース:9.4 (TS1M3), Rev.940_15w29
Pub Code:68731
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