システム必要条件
SAS® Customer Due Diligence 7.1

概要

SAS Customer Due Diligence は、分散および非分散(distributed and non-distributed)のSAS LASR Analytic Server配置で利用可能です。 このシステム必要条件は両方のLASR配置に対応しています。 特定のLASR配置に対応するコンポーネントに関しては、見出しにその旨を提示します。

注意: SAS Customer Due Diligence には、SAS Enterprise Case Managementが含まれます。 SAS Enterprise Case Management をSAS Customer Due Diligenceの外で使用するには、別途SAS Enterprise Case Managementプロダクトのフルライセンスが必要です。

サーバー層

SAS Customer Due Diligence Server

使用する環境を選択してください。

SAS Customer Due Diligence Serverには、SAS Quality Knowledge Base for English (US)が含まれます。 また、次のものも含まれます。

  • Quality Knowledge Base for Product Data(種類は選択)、または
  • Quality Knowledge Base Locale(種類は選択)

SAS Quality Knowledge Base for Englishはこのパッケージでは必須であるため、追加で、選択した種類の言語に対応した1種類のQuality Knowledge Baseもライセンスに含まれます。 ここで選択する言語の種類は、SAS Data Quality Standard Server(以下参照)とともに提供されるSAS Data Management Contextual Extraction Language Packで選択したものと同じ種類である必要はありません。 Quality Knowledge Baseを別途ダウンロードする必要はなくなりました。

SAS Customer Due Diligence Server には、以下の中からSAS Customer Due Diligence用に選択した、1種類のSAS/ACCESS エンジンも含まれます。

  • SAS/ACCESS Interface to IBM DB2
  • SAS/ACCESS Interface to ODBC (Microsoft SQL Serverと使用するため)
  • SAS/ACCESS Interface to Oracle
  • SAS/ACCESS Interface to Teradata

加えて、SAS Enterprise Case Management用に、次の中から選択した1種類のSAS/ACCESSエンジンが含まれます。

  • SAS/ACCESS Interface to IBM DB2
  • SAS/ACCESS Interface to ODBC (Microsoft SQL Serverと使用するため)
  • SAS/ACCESS Interface to Oracle
  • SAS/ACCESS Interface to PostgreSQL

SAS Data Management Standard Server

使用する環境を選択してください。

SAS Data Management Standard Server には、1種類のSAS Quality Knowledge Base Locale(種類は選択)または、1種類のSAS Quality Knowledge Base for Product Data(種類は選択)のいずれかが含まれます。 ここでは、SAS Customer Due Diligence Server用に選択したものと同じ種類の言語を選択してください。

SAS Customer Due Diligence Serverには、2種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択)が含まれます。 また、3種類のSAS Metadata Bridge(種類を選択)と、それに加えてGeneral Industry Standardsが含まれます(General Industry Standardsは、選択しなくても自動的に含まれます) 。

なお、SAS Data Management Server はz/OSをサポートしていますが、接続性または機能に関連した何らかの制限があります。

SAS Data Quality Standard Server

使用する環境を選択してください。

SAS Data Quality Standard Serverには、1種類のSAS Data Management Contextual Extraction Language Pack(言語は選択)が含まれます。 また、1種類のSAS Quality Knowledge Base Locale(種類は選択)または、1種類のSAS Quality Knowledge Base for Product Data(種類は選択)のいずれかが含まれます。 ここでは、SAS Customer Due Diligence Server用に選択したものと同じ種類の言語を選択してください。

SAS Visual Process Orchestration Server

使用する環境を選択してください。

注意: SAS Visual Process Orchestration Server は、SAS Data Quality Standard Server が32-bit版のMicrosoft Windows上で実行されている場合にのみ、必須です。 しかし、それが32-bit版のWindowsをサポートしていないため、別のマシン上にインストールすることが必須です。 詳細は、インストールセンターのWebサイトから参照可能な 「 SAS Visual Process Orchestration システム必要条件」をご確認ください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverには、1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択)が含まれます。 SAS Enterprise Case Management Serverで選択したものとは異なるタイプのエンジンを選択した場合、別途ライセンスが必要になります。 SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server をソリューションソフトウェアとは別の筐体にインストールすることを推奨しています。

パッケージに含まれるSAS Visual Analytics LASR Server

  • SAS Visual Analytics LASR Server(非分散:Non-distributed)は、配置が非分散LASR(Non-distributed LASR)用である場合にパッケージに自動的に含まれます。 配置が分散LASR(Distributed LASR)用である場合は、これはオプションになります。
  • SAS Visual Analytics LASR Server(分散:Distributed)は、配置が分散LASR(Distributed LASR)用である場合にパッケージに自動的に含まれます。

Hadoopのサポートに関して

Base SAS、SAS/ACCESSエンジン、およびSAS Visual Analytics Administration and Reporting Server は、コモディティハードウェア(symmetric)のヘッドノードまたは、別のハードウェア上(asymmetric)のいずれかにインストールすることができます。 そのため、Linux x64 LASRグリッドで実行していても、SAS Visual Analytics Administration and ReportingのDistributed LASR Base SASコンポーネントをWindows x64上にインストールすることができます。

SAS Solution LASR Analytic Server (非分散LASR:Non-distributed LASR)

使用する環境を選択してください。

SAS Solution LASR Analytic Serverは、SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverのものと同じオペレーティングシステム上で実行する必要があります。 トランザクショナルデータ用に1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類を選択)が含まれます。 SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server上で実行しているのと同じタイプのACCESSエンジンを選択するか、もしくは、同じものを選択せずに別途ライセンスを取得することが必要です。

SAS LASR Analytic Server (分散LASR:Distributed LASR) : x64 Linux

このマシンにインストールするSASプロダクト:
  • SAS High-Performance Node Installation 3.5
  • SAS Plug-ins for Hadoop 1.0
インストールするプロダクトで必要なディスク容量: 10 MB

サポートしている実行環境:
  • 64-bit版 Oracle Linux 6.1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 6.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 6.7(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 7.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1 (x64チップファミリ)

共同で使用できるHadoop File System (HDFS) (co-located HDFS)の使用はオプションですが、サポートされているHadoop環境とSAS Plug-ins for Hadoop(これはライセンスに含まれています)が必須です。 サポートされているHadoopディストリビューションに関する情報は、 http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/hadoop/hadoop-distributions.htmlを参照してください。 このプラグインは追加の設定が必要です。 より詳細な情報は、『SAS High-Performance Analytics Infrastructure 3.5: Installation and Configuration Guide』(英語)をhttp://support.sas.com/documentation/onlinedoc/hp-analytics-infrastructure/index.htmlのWebページよりご参照ください。

SAS Metadata Server

使用する環境を選択してください。

SASでは、SAS Metadata Server配置において次の事項を推奨しております。

  • 64-bitホストシステムであること
  • チューニング、管理、診断を単純化するため、専用のマシンであること
  • SAS Metadata Serverがマルチスレッドであるため、マルチコアサーバーハードウェアであること
  • 本番環境の配置においては、4コア以上であること

サーバークラスシステムのディスクI/Oパフォーマンスが十分である必要があります。 メモリの必要条件は、使用するプロダクトの組み合わせにかなり依存します。しかしながら、8 GBのRAMがあれば大抵の大規模配置にも対応可能です。 ほとんどの配置において、4GBのRAMで対応できます。より少ないメモリで賄えるような特定の配置が確認されない限り、この4GBという値が最低限必要なメモリ容量だと考えることができます。


ミドル層

一般的に、ミドル層のコンポーネントは、Customer Due Diligence Serverと同じマシン上にインストールされます。

注意: SAS Customer Due Diligence には、SAS Enterprise Case Managementが含まれます。 SAS Enterprise Case Management をSAS Customer Due Diligenceの外で使用するには、別途SAS Enterprise Case Managementプロダクトのフルライセンスが必要です。

SAS Customer Due Diligence Mid-tiers

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Mid-tier

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server を別筐体にインストールすることを推奨しています。

Web アプリケーションサーバー

SASソリューションソフトウェアをインストールする際、SAS Deployment Managerが必要なWebアプリケーションサーバーとWebサーバーのインストールと設定を行います。

これらのサーバーをインストールするには、ミドル層でサポートしているオペレーティングシステムからいずれか1つを選択します。

注意: これらのサーバーをz/OSまたは、32-bit版 Windowsプラットフォームにインストールすることはできません。

サポートしているデータベース

SAS Customer Due Diligence は、次のデータベース1をサポートしています。

  • IBM DB2 Universal Database Version 10.1以降(64-bit ライブラリ)
  • Oracle Enterprise Edition および Standard Edition: 11g および 12c2, 3
  • Microsoft SQL Server 2008 および、20124, 5
  • Teradata v13.10

注:

  1. SAS Enterprise Case Managementの使用は、SAS Customer Due Diligence 7.1では、オプションです。 Enterprise Case Management を Customer Due Diligenceとともに使用する場合は、 Customer Due DiligenceとEnterprise Case Managementが異なるデータベースをサポートしているということに留意してください。 SAS Enterprise Case Managementのデータベースのサポートについては、 SAS Enterprise Case Management システム必要条件をご確認ください。
  2. ビットマップのインデックス作成(bitmap indexing)やデータパーティション分割(data partitioning)などの高度なチューニング機能を活用にするには、SASは、Oracle Standard EditionではなくOracle Enterprise Edition上にSAS Customer Due Diligenceを配置することを推奨しています。 Oracle Enterprise Editionは、高ボリュームのデータベースのチューニングで必要な機能を提供しています。 利用可能な機能の詳細なリストについては、Oracle社のライセンス担当者にお問い合わせください。
  3. Oracleを使用する際は、Oracle Textオプションのインストールが必須です。
  4. Microsoft SQL Serverをソリューションデータベースとして使用する場合、SAS/ACCESS to ODBCをアクセスエンジンとして選択します。
  5. Microsoft SQL Serverをソリューションデータベースとして使用する場合、そのソリューションのすべてのServer Tierは、Windows上にインストールされるものだと考えられています。

サードパーティソフトウェアの必要条件

SAS Customer Due Diligence 7.1 は、検索に関連する機能のサポートのためにApache Solr 5.3.1 が必須です。 このソフトウェアは、システム運用のために必須です。

注意: Solrを正しく運用するには、サーバー層およびSolrインストールからアクセス可能なネットワークドライブが必須です。


クライアント層

注意: Microsoft Windows 10デスクトップオペレーティングシステムは、SASクライアントソフトウェアでサポートされています。

SAS Data Management Standard Studio

使用する環境を選択してください。

SAS Data Management Standard Studioは、5ユーザーに限定されます。

SAS Data Management Standard Studioには、一種類のSAS Data Management Contextual Extraction Language Pack(言語は選択)が含まれます。 また、1種類のQuality Knowledge Base Locale(種類は選択)または、1種類のSAS Quality Knowledge Base for Product Data(種類は選択)のいずれかが含まれます。

このコンポーネントのために選択する言語は、SAS Customer Due Deligence Server上の同じコンポーネント用に選択したものと同じ種類であることが必須です。

SAS Enterprise Case Management Client

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Mobile Clients

SAS Visual Analytics Mobile Clients (SAS Mobile BI)は、App Storeからの無料ダウンロードにより、Apple iPadおよび、Androidタブレットで利用可能です。

Webブラウザ

SAS Customer Due Diligenceは、以下のWebブラウザをサポートしています。

  • Google Chrome バージョン24以降
  • Microsoft Internet Explorer バージョン11
    注意: Microsoft Edge はサポートされていません。
  • Mozilla Firefox バージョン 29以降

サードパーティソフトウェア

SASソフトウェアは、特定のサードパーティソフトウェア(オープンソースソフトウェアのみに限定されません)を提供することがあります。これは、サードパーティソフトウェアライセンス契約に基づきライセンスされます。 SASソフトウェアと共に提供されるサードパーティソフトウェアのライセンス情報に関しては、http://support.sas.com/thirdpartylicenses(英語)をご参照ください。

94C368
日本語版更新日:2017/08/04  英語版更新日:2017/07/27
リリース:9.4 (TS1M3), Rev.940_16w30
Pub Code:69486
SASおよびSAS Instituteのプロダクト名またはサービス名は、米国およびその他の国におけるSAS Institute Inc.の登録商標または商標です。 その他、記載されている会社名および製品名は各社の登録商標または商標です。
®は米国で登録されていることを示します。
Copyright© 2017, SAS Institute Inc., Cary, NC, USA.