システム必要条件
SAS® Campaign Management 6.4

概要

SAS Campaign Management 6.4 には、SAS Visual Analytics Administration and Reporting (分散LASR:Distributed LASR)が含まれます。 SAS Visual Analytics Administration and Reportingは、SAS Customer Intelligence Studioユーザーインターフェイスにおいて、Reporting Workspaceを利用可能にすることが必須です。 SAS Visual Analytics Administration and Reportingがインストールされていない場合、Reporting Workspaceはご利用のシステム上で利用できません。 より詳細な情報は、配置手順をご確認ください。

サーバー層

サードパーティの技術の変化に対応するため、SASは正式にサポートしている各オペレーティングシステムの1つ以上のベースラインメジャーバージョン、後続のマイナーアップデートをサポートする一般的なポリシーを採用いたしました。 たとえば、SAS バージョンXのベースラインがRed Hat Enterprise Linux 6.1である場合、このポリシーに基づきSAS バージョンXはRed Hat Enterprise Linux 6.7 もサポートします。

サードパーティソフトウェアに適用される完全なSASのサポートポリシーは、https://support.sas.com/en/documentation/third-party-software-reference/baseline-and-higher.htmlよりご確認いただけます。 このポリシーの一部として、SASはお客さまが最新のオペレーティングシステムサービスパックを適用されることを強く推奨しています。

SAS Campaign Management Server

使用する環境を選択してください。

SAS Campaign Management Server には、3種類のSAS Metadata Bridges(種類は選択)、1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択。トランザクショナルデータ用。)、および、次のうち選択した1種類の標準SAS/ACCESSエンジンが含まれます。

  • SAS/ACCESS Interface to DB2
  • SAS/ACCESS Interface to Greenplum
  • SAS/ACCESS Interface to Netezza
  • SAS/ACCESS Interface to ODBC
  • SAS/ACCESS Interface to OLE DB
  • SAS/ACCESS Interface to Oracle
  • SAS/ACCESS Interface to PostgreSQL
  • SAS/ACCESS Interface to SAP HANA
  • SAS/ACCESS Interface to SQL Server
  • SAS/ACCESS Interface to Teradata

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server は、 SAS/ACCESS to Teradata (ベンダーから提供されたアプライアンス)または、1種類の標準SAS/ACCESS エンジン(Hadoopを使用する場合。コモディティハードウェア)のいずれかが含まれます。

当社は、SAS Visual Analytics Administration and Reporting ServerをSAS Campaign Management Serverとは異なる筐体上にインストールすることを推奨しています。

SAS Solution LASR Analytic Server

使用する環境を選択してください。

SAS Solution LASR Analytic Serverには、標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択。トランザクショナルデータ用。)が1つ含まれます。

SAS Solution LASR Analytic Serverは、Solutionサーバーと同一のサーバー上、SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverと同じサーバー上、または、別のサーバー上のいずれかにインストールをすることができます。 しかしながら、オペレーティングシステムは、 SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverと同じものであることが必須です。

SAS LASR Analytic Server (分散LASR:Distributed LASR) : x64 Linux

このマシンにインストールするSASプロダクト:
  • SAS High-Performance Computing Management Console 2.6
  • SAS High-Performance Deployment for Hadoop 2.7
  • SAS High-Performance Node Installation 2.93

インストールするプロダクトで必要なディスク容量: 1.2 GB
サポートしている実行環境:
  • 64-bit版 Oracle Linux 6.1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Oracle Linux 7.1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 6.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 7.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 SUSE Linux Enterprise Server 12(x64チップファミリ)

SASソフトウェアをHadoop File System(HDFS)と併置する場合は、ご利用のSAS 9.4ソフトウェアのメンテナンスリリース番号によって、併置するHadoop配置の必要条件が異なるため、ご注意ください。

  • SAS 9.4 M4以降の場合は、サポートしているHadoop環境をSAS Plug-ins for Hadoopのファイルで変更します。
  • SAS 9.4 M3以前の場合は、サポートしているHadoop環境をSAS High-Performance Deployment for Hadoopのファイルで変更します。

サポートされているHadoopディストリビューションに関する情報は、http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/hadoop/hadoop-distributions.htmlを参照してください。 このプラグインは追加の設定が必要です。 より詳細な情報は、『 SAS High-Performance Analytics Infrastructure 3.5: Installation and Configuration Guide 』(英語)をhttp://support.sas.com/documentation/onlinedoc/hp-analytics-infrastructure/index.htmlのWebページよりご参照ください。

SAS Metadata Server

使用する環境を選択してください。

SASでは、SAS Metadata Server配置において次の事項を推奨しております。

  • 64-bitホストシステムであること
  • チューニング、管理、診断を単純化するため、専用のマシンであること
  • SAS Metadata Serverがマルチスレッドであるため、マルチコアサーバーハードウェアであること
  • 本番環境の配置においては、4コア以上であること

サーバークラスシステムのディスクI/Oパフォーマンスが十分である必要があります。 メモリの必要条件は、使用するプロダクトの組み合わせにかなり依存します。しかしながら、8 GBのRAMがあれば大抵の大規模配置にも対応可能です。 ほとんどの配置において、4GBのRAMで対応できます。より少ないメモリで賄えるような特定の配置が確認されない限り、この4GBという値が最低限必要なメモリ容量だと考えることができます。


ミドル層

SAS Campaign Management Mid-Tiers

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Mid-Tier

使用する環境を選択してください。

ミドル層のサポートしているJava Application Server

関連するJava Software Developer Kits(JDKs)および最新情報と、固有の設定手順については、下記のサードパーティソフトウェアの必要条件のWebサイトを参照してください。 http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/support-for-java.htmlよりご確認ください。

Webサーバー

SAS 9.4 Intelligence Platformのミドル層には、SAS Web Application Serverと、HTTPサーバーとして使用するSAS Web Serverがそれぞれひとつずつ含まれています。

SASソリューションソフトウェアをインストールする際、SAS Deployment Managerが必要なWebアプリケーションサーバーとWebサーバーのインストールと設定を行います。

これらのサーバーをインストールするには、ミドル層でサポートしているオペレーティングシステムからいずれか1つを選択します。

注意: これらのサーバーをz/OSまたは、32-bit版 Windowsプラットフォームにインストールすることはできません。


クライアント層

SAS Campaign Management Clients

使用する環境を選択してください。

Webブラウザ

SAS Campaign Managementは、サポートされているWebブラウザ経由でアクセスされます。 次のページには、サポートされているWebブラウザのリストが掲載されています。サポートされているWebブラウザには、 Chrome、Firefox、および、Internet Explorerが含まれます。http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/browsers.html

プレゼンテーション仮想化環境(Presentation Virtualization Environments)

SAS Campaign Managementを含むクライアントのプレゼンテーション仮想化環境(たとえば、Citrix)のサポートについては、SASのコーポレートサポートポリシーに従います。詳細は、http://support.sas.com/techsup/pcn/virtualization.html(英語)をご確認ください。

SAS Visual Analytics Mobile Clients

SAS Visual Analytics Mobile Clients (SAS Mobile BI)は、App Storeからの無料ダウンロードにより、Apple iPadおよび、Androidタブレットで利用可能です。


必要なハードウェア

ミドル層マシン: 最低限必要なものとして推奨

メモリ

SAS Campaign Management ミドル層マシンでの最低限必要なディスク容量は、8GBです。

より良いパフォーマンスのためのメモリの必要条件は、環境によって異なります。SAS Enterprise Excellence Center の担当者との相談に基づいて判断することを推奨します。

ディスク容量

  • SAS Campaign Management Aplication Server: 現行の環境に追加で300 MBが必要。
  • SAS Campaign Management Web Components: 現行の環境に追加で300 MBが必要。
  • SAS Customer Intelligence Reporting: 現行の環境に追加で250 MBが必要。

これは、SAS Campaign Management Serverセットアップディレクトリで必要なディスク容量です。 キャンペーンやレポートなどの新しいコンテンツのために追加のディスク容量が必要になることがあります。

クライアントアプリケーションマシン: 最低限必要なものとして推奨

  • 最新のIntelもしくは、AMDプロセッサ: 2.33GHz 以上で実行されるもの
  • メモリ:
    • 3 GB (最小)
    • 128 MB グラフィカルメモリ
  • SAS Campaign Managementで必要なディスク容量: SAS Customer Intelligence Studioのために既存の環境に追加で350 MB以上の空き容量が必要です。

必要なデータベース

データベースの互換性

SAS Campaign Management は、SAS/ACCESSを使用してさまざまなデータベースに接続可能です。 次のリストには、SAS Campaign Management 6.4が対応しているデータベースのバージョンを記載します。

  • EMC Greenplum、DataDirect ODBC ドライバ 7.1.2、Greenplum bulk loader 4.2 
  • IBM DB2/UDB バージョン 10.1 および10.5
  • IBM Netezza バージョン 6.0、6.1、7.0
  • Microsoft SQL Server バージョン 2008、2008 R2、2012、2014 Enterprise Edition
    • SAS/ACCESS to OLE DB(Windows上でのみサポートされます。)
    • SAS/ACCESS to ODBC(Windows上でのみサポートされます。)
    • SAS/ACCESS to Microsoft SQL Server(UNIX上にて、 DataDirect の ドライバ 7.01 を使用。 AIX、 Linux、およびSolaris上でのみサポートされます。)
  • Microsoft SQL Server バージョン 2016 Enterprise Edition
    • SAS/ACCESS to Microsoft SQL Server(DataDirect の ドライバ 7.01を使用。 Windows、AIX、 Linux、およびSolaris上でサポートされます。)
  • Microsoft SQL Server バージョン 2008、2008 R2、 2012、2014 Standard Edition(1000万件以下のカスタマーレコード)
    • SAS/ACCESS to OLE DB(Windows上でのみサポートされます。)
    • SAS/ACCESS to ODBC(Windows上でのみサポートされます。)
  • Microsoft SQL Server バージョン 2016 Standard Edition(1000万件以下のカスタマーレコード)
    • SAS/ACCESS to Microsoft SQL Server(DataDirect の ドライバ 7.01を使用。 Windows、AIX、 Linux、およびSolaris上でサポートされます。)
  • Oracle バージョン 11g、11.2、12.1
  • PostgreSQL バージョン 9.1 クライアント、バージョン 9.1 Bulk Loader
  • SAP HANA Version 1.0.71 以降
  • SAS Data Sets バージョン9.4

注意: SASデータセットは、CI Common Reporting Data Modelの使用をサポートしておらず、500万件を超えない顧客のレコードをサポートしています。

  • Teradata Version 12.0、13.0、 13.1、 14.0、 14.1、および 15.0

注意: 複数のデータベースの混在は、パフォーマンスが許容レベルに達しないことがあるため推奨していません。


サードパーティソフトウェア

SASソフトウェアは、特定のサードパーティソフトウェア(オープンソースソフトウェアのみに限定されません)を提供することがあります。これは、サードパーティソフトウェアライセンス契約に基づきライセンスされます。 SASソフトウェアと共に提供されるサードパーティソフトウェアのライセンス情報に関しては、http://support.sas.com/thirdpartylicenses(英語)をご参照ください。

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日本語版更新日:2018/05/25  英語版更新日:2018/05/16
リリース:9.4 (TS1M2), Rev.940_15w12
Pub Code:68534
SASおよびSAS Instituteのプロダクト名またはサービス名は、米国およびその他の国におけるSAS Institute Inc.の登録商標または商標です。 その他、記載されている会社名および製品名は各社の登録商標または商標です。
®は米国で登録されていることを示します。
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