システム必要条件
SAS® Anti-Money Laundering 6.3 (SE16w04更新版)

概要

SAS Anti-Money Laundering は、分散および非分散(distributed and non-distributed)のSAS LASR Analytic Server配置で利用可能です。 このシステム必要条件は両方のLASR配置に対応しています。 特定のLASR配置に対応するコンポーネントに関しては、見出しにその旨を提示します。

サーバー層

SAS Anti-Money Laundering Alert Generation Server

使用する環境を選択してください。

SAS Anti-Money Launderingには、次のソフトウェアが含まれます。

  • Quality Knowledge Base, English (US)
  • Quality Knowledge Base for Product Data(種類は選択)
  • Quality Knowledge Base Locale(種類は選択)

SAS Anti-Money Laundering用に、次の中から選択した1種類のSAS/ACCESSエンジンが含まれます。

  • SAS/ACCESS Interface to IBM DB2
  • SAS/ACCESS Interface to ODBC (Microsoft SQL Serverと使用するため)
  • SAS/ACCESS Interface to Oracle
  • SAS/ACCESS Interface to Teradata

SAS Anti-Money Laundering には、SAS Enterprise Case Management用に、次の中から選択した1種類のSAS/ACCESSエンジンが含まれます。

  • SAS/ACCESS Interface to DB2
  • SAS/ACCESS Interface to ODBC (Microsoft SQL Serverと使用するため)
  • SAS/ACCESS Interface to Oracle
  • SAS/ACCESS Interface to PostgreSQL

Quality Knowledge Base for Englishはこのパッケージでは必須であるため、追加で、選択した種類の言語に対応した1種類のQuality Knowledge Baseもライセンスに含まれます。

SAS Quality Knowledge Base Locale プロダクトは、ソフトウェアオーダーに含まれます。 SAS Quality Knowledge Base for Product Dataプロダクトは、 Downloads and HotfixesのWebページからダウンロードが必要です。

SAS Data Management Standard Server

使用する環境を選択してください。

SAS Data Management Data Server には、1種類のSAS Quality Knowledge Base Locale(種類は選択)または、1種類のSAS Quality Knowledge Base for Product Data(種類は選択)のいずれかが含まれます。

SAS Data Management Data Server には、2種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択)と3種類のSAS Metadata Bridge(種類は選択)も含まれます。 加えて、General Industry Standardsは、選択しなくても自動的に含まれます。

なお、SAS Data Management Server はz/OSをサポートしていますが、接続性または機能に関連した何らかの制限があります。

SAS Data Quality Standard Server

使用する環境を選択してください。

SAS Data Quality Standard Serverには、1種類のSAS Data Management Contextual Extraction Language Pack(言語は選択)が含まれます。

また、1種類のSAS Quality Knowledge Base Locale(種類は選択)または、1種類のSAS Quality Knowledge Base for Product Data(種類は選択)のいずれかが含まれます。

SAS Visual Process Orchestration Server

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Process Orchestration Server は、SAS Data Quality Standard Server が32-bit版のMicrosoft Windows上で実行されている場合のみ必須です。 しかしながら、SAS Visual Process Orchestrationは、別のマシン上にインストールすることが必須です。なぜなら、このプロダクトは32-bit版のMicrosoft Windowsをサポートしていないためです。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverには、 次の2種類のLASR コンポーネント が含まれます。

  • SAS Visual Analytics LASR Server (非分散:Non-distributed、分散配置(Distributed deployment)では、オプションになります。)
  • SAS Visual Analytics LASR Server (分散:Distributed)

1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択)も含まれます。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Server を別筐体にインストールすることを推奨しています。

SAS Solution LASR Analytic Server (非分散LASR:Non-distributed LASR)

使用する環境を選択してください。

SAS Solution LASR Analytic Serverには、標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択)が1つ含まれます。

SAS Solution LASR Analytic Serverをインストールするオペレーティングシステムは、SAS Visual Analytics Administration and Reporting Serverのものと同じ種類のオペレーティングシステムである必要があります。

SAS LASR Analytic Server (分散LASR:Distributed LASR) : x64 Linux

このマシンにインストールするSASプロダクト:
  • SAS High-Performance Deployment for Hadoop 3.0
  • SAS High-Performance Node Installation 3.2

サポートしている実行環境:
  • 64-bit版 Oracle Linux 6.1 (x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 6.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 6.7(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 Red Hat Enterprise Linux 7.1(x64チップファミリ)
  • 64-bit版 SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1 (x64チップファミリ)

TeradataとGreemplumのための共用ストレージは、新しいインストールではサポートされていません。 これらのプロバイダからパラレルでデータをロードするには、SAS Embedded Processを使用します。 SAS Embedded Processを使用するには、対応するSAS/ACCESSエンジンをサーバー層上にインストールすることが必須です。

注意: Base SAS、SAS/ACCESS、およびSAS Visual Analyticsは、コモディティハードウェア(symmetric)のヘッドノード上と、コモディティハードウェアとは別のハードウェア上(asymmetric)のいずれかにインストールすることができます。 このことは、x64 LinuxでLASR グリッドが動作している一方で、SAS Visual Analytics (分散LASR:Distributed LASR)サーバー層のBase SAS コンポーネントのWindows x64オペレーティングシステムへのインストールを可能にします。

Apache Hadoop ソフトウェアは、利便性を考慮してSASソフトウェアと共に出荷されています。 サポートに関する情報は、http://support.sas.com/resources/thirdpartysupport/ApacheHadoopSupport.html(英語)をご確認ください。

SAS Metadata Server

使用する環境を選択してください。

SASでは、SAS Metadata Server配置において次の事項を推奨しております。

  • 64-bitホストシステムであること
  • チューニング、管理、診断を単純化するため、専用のマシンであること
  • SAS Metadata Serverがマルチスレッドであるため、マルチコアサーバーハードウェアであること
  • 本番環境の配置においては、4コア以上であること

サーバークラスシステムのディスクI/Oパフォーマンスが十分である必要があります。 メモリの必要条件は、使用するプロダクトの組み合わせにかなり依存します。しかしながら、8 GBのRAMがあれば大抵の大規模配置にも対応可能です。 ほとんどの配置において、4GBのRAMで対応できます。より少ないメモリで賄えるような特定の配置が確認されない限り、この4GBという値が最低限必要なメモリ容量だと考えることができます。


ミドル層

: SAS Anti-Money Laundering には、SAS Enterprise Case Managementが含まれます。 SAS Enterprise Case Management をSAS Anti-Money Launderingの外で使用するには、別途SAS Enterprise Case Managementプロダクトのフルライセンスが必要です。

SAS Anti-Money Laundering Mid-tiers

使用する環境を選択してください。

一般的に、このサーバーは、SAS Alert Generation Serverと同じマシン上にインストールされます。

SAS Visual Analytics Administration and Reporting Mid-tier

使用する環境を選択してください。

Web アプリケーションサーバー

SASソリューションソフトウェアをインストールする際、SAS Deployment Managerが必要なWebアプリケーションサーバーとWebサーバーのインストールと設定を行います。

これらのサーバーをインストールするには、ミドル層でサポートしているオペレーティングシステムからいずれか1つを選択します。

注意: これらのサーバーをz/OSまたは、32-bit版Windowsプラットフォームにインストールすることはできません。

サポートしているデータベース

SAS Anti-Money Launderingは、次のデータベース1をサポートしています。

  • IBM DB2 Universal Database Version 10.1以降(64-bit ライブラリ)
  • Oracle Enterprise Edition および Standard Edition: 11g および 12c2,3
  • Microsoft SQL Server 2008 および、20124,5
  • Teradata v13.10

注:

  1. SAS Anti-Money Laundering および、SAS Enterprise Case Managementで別のデータベースを使用することができます。しかし、この構成は推奨していません。 これらのプロダクトが異なるデーターベースをサポートしていることをご注意ください。 SAS Enterprise Case Managementのデータベースのサポートについては、SAS Enterprise Case Managementのシステム必要条件をご確認ください。
  2. ビットマップのインデックス作成(bitmap indexing)やデータパーティション分割(data partitioning)などの高度なチューニング機能を活用にするには、SASは、Oracle Standard Editionよりも、Oracle Enterprise Edition上にSAS Anti-Money Launderingを配置することを推奨しています。 Oracle Enterprise Editionは、高ボリュームのデータベースのチューニングで必要な機能を提供しています。 利用可能な機能の詳細なリストについては、Oracle社のライセンス担当者にお問い合わせください。
  3. Oracleを使用する際は、Oracle Textオプションのインストールが必須です。
  4. Microsoft SQL Serverをソリューションデータベースとして使用する場合、SAS/ACCESS to ODBCが必須です。
  5. Microsoft SQL Serverをソリューションデータベースとして使用する場合、そのソリューションのすべてのServer Tierは、Windows上にインストールします。

クライアント層

SAS Data Management Standard Studio

使用する環境を選択してください。

SAS Data Management Standard Studioには、1種類のData Management Contextual Extraction Language Pack(言語は選択)が含まれます。 また、1種類のSAS Quality Knowledge Base Locale(種類は選択)または、1種類のSAS Quality Knowledge Base for Product Data(種類は選択)のいずれかが含まれます。

SAS Enterprise Case Management Client

使用する環境を選択してください。

SAS Visual Analytics Mobile Clients

SAS Visual Analytics Mobile Clients (SAS Mobile BI)は、App Storeからの無料ダウンロードにより、Apple iPadおよび、Androidタブレットで利用可能です。

Webブラウザ

Internet Explorerを使用する場合、SAS Anti-Money Laundering は、 Microsoft Internet Explorer バージョン 11 以上のみをサポートします。 その他のサポートしているWebブラウザおよび、Webうブラウザのプラグインに関しては、次のWebページをご確認ください。 http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/index.html


サードパーティソフトウェア

SASソフトウェアは、特定のサードパーティソフトウェア(オープンソースソフトウェアのみに限定されません)を提供することがあります。これは、サードパーティソフトウェアライセンス契約に基づきライセンスされます。 これらのサードパーティソフトウェアの一覧は、 次のWebページより参照できます:http://support.sas.com/thirdpartylicenses

94A322
日本語版更新日:2016/01/29  英語版更新日:2015/11/16
リリース:9.4 (TS1M3), Rev.940_16w04
Pub Code:68265
SASおよびSAS Instituteのプロダクト名またはサービス名は、米国およびその他の国におけるSAS Institute Inc.の登録商標または商標です。 その他、記載されている会社名および製品名は各社の登録商標または商標です。
©は米国で登録されていることを示します。
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