SAS Institute Japan、「SAS® Credit Risk Management(日本語版)」の提供を開始
〜 全社的な信用リスク管理におけるエンド・トゥ・エンドソリューションを提供、
金融業界でのさらなるシェア拡大を目指す 〜
2005年8月10日
EIP(エンタープライズ・インテリジェンス・プラットフォーム)ソフトウェアとソリューションのリーディング・カンパニーであるSAS Institute Japan株式会社(本社:東京都中央区勝どき、代表取締役社長:堀 昭一、以下:SAS)は本日、金融機関向けのソリューションをさらに拡充していくために、組織全体にわたって信用リスクを正確に予測、モニタリング、レポーティングするエンド・トゥ・エンドソリューション「SAS® Credit Risk Management(日本語版)」の提供を開始することを発表しました。今回の新ソリューションの市場投入により、SASは金融業界におけるさらなるシェア拡大を目指します。
規制当局から施行されるさまざまな規制、加速するグローバル化の中、金融機関は常にリスクとリターンのバランスを維持しなければなりません。一方、情報システムが肥大化し、企業内で異なったリスク管理システムを採用することにより、リスク算出法やレポート形式に差異が生じ、全社レベルでの正確なリスク算出や適切なバランスの維持が困難になります。
規制に準拠した透過的なフレームワークを提供
このような課題を解決するために、今回新たに提供開始される「SAS Credit Risk Management」は、信用格付、クレジット・スコアリング、ポートフォリオ管理、リスク量計算、また各種報告機能を統合し、新BIS規制への準拠はもちろん、全行的な信用リスクのポジションに関して規制で求められる水準以上の機能を提供します。透過的なフレームワークにおけるデータ収集、分析、レポーティングを実現し、オープンで拡張可能なシステムを提供する信用リスク管理ソリューションでは他に類を見ないエンド・トゥ・エンドのソリューションです。これにより、金融機関は、規制に準拠するだけでなく、潜在的損失に対応する正確な資本配分をしていくことが可能になるのです。
また、「SAS Credit Risk Management」は、SAS®9で提供されるEIPを基盤としているため、オープンで柔軟、かつ拡張性に富んだアーキテクチャを提供します。このため、既存のシステムやアプリケーションを無駄にすることなく、有効に活用でき、企業におけるクレジット・コンプライアンスの強固な基盤として機能します。この「SAS Credit Risk Management」は、既存のシステムの価値を最適化・拡張し、効果的な信用リスク管理の基礎を作り出します。
信用リスクに特化したデータモデルで迅速な導入を実現
「SAS Credit Risk Management」は、EIPを基盤に包括的なBI機能を提供するとともに、SASが29年もの間、金融機関へのサービス提供の中で培ってきた経験と豊富な実績をもとに開発された信用リスクに特化したデータモデルを提供することで、リスク管理ソリューションの導入を迅速化します。この付加的なデータモデルにより、さまざまな資産種類*1、保全情報*2、マーケットデータ、その他リスクファクターデータの統合を容易に行なうことができます。
*1 証書貸付などの約弁型ローン、手形貸付等の期日一括型ローン、商業手形・当座貸越・カードローンなどの貸付枠、支払承諾などの保証、債券・株式、証券化資産、CDSなどのデリバティブズなど
*2 保証会社保証、信用保証協会保証、制度融資、不動産担保、有価証券担保など
「SAS Credit Risk Management」の特長
- リテール向けのクレジット・スコアリング、企業向けの信用格付、ポートフォリオの信用リスク管理に関する完全な機能を備えたオープンで拡張性の高い環境を提供
- 定義済みの導入ロードマップと柔軟なレポーティング機能を提供
- さまざまなソースシステムからのデータ統合の自動化と迅速な導入を実現する信用リスク・データモデルを提供
- 取引先単位・個別債権単位の信用評価による、ポートフォリオ単位の期待損失/非期待損失の正確な計測を支援
- カレントエクスポージャーやポテンシャルエクスポージャーの算出、倒産確率の予測、適切なヘッジ戦略の実施、資本配賦の改善(規制対応とエコノミックキャピタル)を可能とし、新BIS規制や投資家の信用リスク・ディスクロージャーへの要求に応えるレポーティング機能を提供
- 新商品の追加や、周辺データソースシステムの変更、計量モデルの変更、追加など、管理コンソール、GUIを通じたフレキシブルかつ簡易なメンテナンス機能により、運用後に起きる様々な状況の変化に対応する機能を提供
「SAS Credit Risk Management」は以下の4つのコンポーネントから構成されています。
- ■ SAS® Credit Scoring
- リテール向けエクスポージャーにおける各種スコアリングモデルや、事業法人向けエクスポージャーに関するレーティングモデルなどを構築するための機能を提供し、信用リスク管理に影響を与える複数の要因間の複雑な関係を検証する高度なモデリング手法をサポート
- ■ SAS Portfolio Management
- 信用リスクポートフォリオに関するリスク量計算や、各リスク量計算要素(デフォルト確率、デフォルト時損失額等)の推定、エコノミックキャピタルの計算、ストレステストなどの各種分析を債務者セグメント単位、個社別単位など、あらゆる切り口による分析機能を提供
- ■ SAS Credit Risk Warehouse
- あらゆるリスク分析機能や管理要件を満たすための、信用リスク関連情報の統合データベースとして、数々の構築事例から導かれた最適なデータモデルとシステム基盤を提供
- ■ SAS® Credit Risk Dashboard
- グループ横断的なリスク管理実現に必要なWebベース・レポーティング環境として組織に沿った柔軟な報告体制を実現するとともに、各国規制環境に準拠した様々なディスクローズ要件を実現
金融業界におけるさらなるシェア拡大を目指す
SASソリューションは、全世界の約2,000社以上の金融機関において採用されています。また、SAS全体の売上げの約30%を金融業界が占めています。日本においても既に多くの金融機関でSASソリューションは採用されていますが、今回新たに市場投入された「SAS Credit Risk Management」により、SASは、金融機関に対するソリューションを拡充し、日本におけるさらなるシェア拡大を目指します。
SASは、今後2年間で「SAS Credit Risk Management」の10サイトの導入を目標にしています。「SAS Credit Risk Management」の導入とコンサルティングの標準的期間は、約6ヶ月〜(プロジェクトの規模、企業の経験などにより異なります)となります。
<SAS Institute Japan株式会社について>
SASは、EIP(エンタープライズ・インテリジェンス・プラットフォーム=企業情報系基盤)ソフトウェアとソリューションのリーディング・カンパニーです。ワールドワイドで現在、Fortune500®社の94%を含む世界中の40,000以上のサイトでSASが採用され、日本においては1,500社2,300サイトの導入実績を誇ります。創業以来最大の開発投資を行なって市場導入した次世代BIプラットフォーム「SAS®9」を基盤に、業種横断としてCEO、CFO向けの企業業績管理、CMO向けのマーケティング・オートメーション、CIO向けのITマネジメント・ソリューション、業種別として金融サービス業向けのBasel II対応、医薬製造業向けの臨床データの解析、製造業向けの品質保証、通信業・保険業界向けの統合パッケージなど、広範なBIソリューションを市場に継続投入しています。SASは29年前に米国で創業され、日本においては20年間「The Power to Know®(知る力)」を顧客に提供し続けています。日本国内210名の社員が、全世界9,500名の社員と連携して、日本のお客様に「Beyond BI(次世代ビジネス・インテリジェンス)」を提供しています。(http://www.sas.com/japan/)
* SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
SAS Institute Japan株式会社
広報担当:大野 敦子、清水 英恵
TEL:03-3533-3780
E-mail:jpnpress@sas.com
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