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株式会社SASインスティチュート ジャパン
日本SASユーザー会総会SUGI-J 2001で今年の最優秀論文賞を発表

2001年7月27日

株式会社SASインスティチュート ジャパン(本社:東京都中央区勝どき1-13-1、代表取締役社長デイヴィッド C.フェンダー)は、 日本SASユーザー会(代表世話人:大橋靖雄東京大学教授)が「第20回 日本SASユーザー会総会および研究発表会 (SUGI-J 2001)」を、 7月26日と7月27日の2日間にわたりヒルトン東京にて開催したことを発表しました。 SUGI-J 2001初日に開かれたプレナリーセッションにおいて、日本SASユーザー会より本年度の各優秀論文賞が発表されました。 SUGI-J 2001に応募のあった、医薬開発やシステム開発、またデータマイニングなど各分野にわたる総数37報文の中から、 塩野義製薬株式会社  竹内雅子氏に最優秀論文賞が、また、株式会社三和銀行 小野潔氏に優秀論文賞が授与されました。

発表論文等の各賞受賞者は以下の通りです。

最優秀論文賞 塩野義製薬株式会社 竹内雅子氏
「臨床試験におけるリスクマネジメント」
優秀論文賞 株式会社三和銀行 小野潔氏
「ハイブリッド・コンポーネントの構築 〜多数モデルによる新しいデータマイニング」
奨励賞 イーピーエス株式会社 松葉尚子氏
「臨床試験データの品質の計量の試み」

SATYAM COMPUTER SERVICES LTD. 
Ramachandran Sundaresan氏、Srikanth Ananthanarayan氏
「ウェブマイニング 〜競合優位性への道」

ポスター賞 神戸商科大学大学院 経営学研究科 小田真樹子氏
神戸商科大学 商経学部管理科学科 川向肇氏、有馬昌宏氏
「地方自治体への地理情報システム(GIS)の導入要因分析 〜SASシステムおよびJMPシステムを用いて〜」
グラフィック賞 キリンビール株式会社 長谷川要氏
「自然形態をCGで再現しよう 〜樹木作成〜」

今回、最優秀論文賞を受賞した塩野義製薬株式会社 竹内雅子氏は、「臨床試験における試験統計家の責任は、第1に、 臨床試験におけるリスクを見積もることであると考えました。そのために私たちが試行錯誤する部分を構造化してみました。 開発したソフトウェアは想定値あるいは期待感の不確実性を視覚的に捉えることができ、 リスクマネジメントの有効な手段になるであろうと考えています。 今後の課題は、臨床試験が成功する確率、すなわち検出力を計算する世界、たとえば論文中で引用した Machin et al.(1997) の世界に、 私たちのコンセプトを加えたものを、SASシステムによって、そしてPH-Clinicalソフトウェア上で展開することです。 それらが私たちを大いに助けてくれるであろうと確信しています。」と述べています。

同最優秀論文賞受賞論文について、審査委員長を務め、日本SASユーザー会代表世話人である東京大学医学部の大橋靖雄教授は、 「臨床試験の計画において症例数の設定は重要な項目ですが、曖昧な情報に基づいて不適切な設定を行ったため、 有望な医薬品の開発に失敗するというリスクは大きいものです。 本論文では、この曖昧さを確率分布の形で考慮し、計算されるサンプルサイズの感度分析を行うことを提唱しています。 日常の業務に利用できるようPH-Clinicalソフトウェアに実装した点、 同僚の協力を得てこれらの作業を行ったことが素直に記述されている点に好感が持てました。」と語っています。

優秀論文賞を受賞した株式会社三和銀行 小野潔氏は、次のように述べています。 「金融業のCRMやリテールの分野では、データマイニングが必要不可欠な道具となりましたが、専門家が不足しています。 今後のデータマイニングの発展の鍵は、多くの人に高度技術をやさしく伝えることです。 そこで今回の研究は、専門知識をモデルの部品に取り入れることで、初心者でも高度な複合モデルを組み立てられることを示し、 新たなマイニング・ツールの可能性を探りました。」

同優秀論文賞について、同じく審査委員長を務める東京大学医学部の大橋靖雄教授は、次のように述べています。 「Enterprise Minerソフトウェアに代表されるマイニング・ツールの普及により、データマイニングが実際に応用される機会・事例が増えています。 問題は、方法論の専門家でさえ困難な適切な手法の選択にあると言えます。本論文は各種の分類・判別手法を組み合わせて用いるハイブリッドモデル、 アンサンブルモデルを整理し、それらの実行が容易となるようなテンプレートを呈しています。」

SUGI-Jは、ユーザーが業務で培った知識や技術を多くのSASユーザーに公開する場として、日本SASユーザー会が主催し毎年開催されています。 従来のコアテクノロジである統計解析の分野でその専門性を高める一方で、 統計解析の専門知識を持たないビジネスユーザーでも容易にデータ分析を行える環境を提供するビジネスソリューションに対するニーズが高まってきています。 今回選ばれた受賞論文はどちらも、その研究成果がSASシステム活用のための技術向上につながり、多くのSASユーザーの参考となるものです。

SUGI-J 2001のチェアマンである株式会社東京三菱銀行の青沼君明氏は、同研究発表会について、次のように述べています。 「最近の同研究発表会では、Enterprise Minerソフトウェアを用いたマーケティング手法に関する論文や事例紹介なども数多く寄せられるようになり、 参加される方の業種も益々広範囲になっているのが実状です。 これは、日々進化しているSASの成果であるとも言えるのですが、 一方でユーザーとして把握すべき知識もより広範囲になってきているということを意味しています。 例えば、医薬統計の分野で開発された生存時間解析は、今や金融理論の常識となりつつありますが、 このような業種や分野を越えた理論体系の共有化が急速に進みつつあるのです。 さまざまな立場の方が、貴重なノウハウを提供する場である研究発表会を通じ、ぜひ自分に役立つ情報を見つけていただければと思います。」

また日本SASユーザー会を支援し協力する株式会社SASインスティチュートジャパンより、 同社製品の導入/運用において先進的な事例によりSAS社のセールスおよびマーケティング活動に貢献した企業に贈られる 「SASインスティチュートジャパン特別賞(ベストユーザー賞)」が、SUGI-J 2001のプレナリーセッションの場を借りて発表および授与が行われました。 今年度は株式会社帝国データバンクが表彰されました。

株式会社SASインスティチュート ジャパンについて

1985年10月に、米国ノースカロライナ州キャリーに本社を置くSASインスティチュート社の9番目の現地法人として設立。企業の意思決定支援分野におけるリーディングカンパニーとして日本国内では現在、1500社2300サイトの導入実績を誇ります。データマイニング、OLAP、データウェアハウスなどの先端テクノロジを提供し、インターネット時代の勝敗の鍵を握る「e-Intelligence」の日本市場投入により、さらなるビジネスの拡販に成功を収めています。社員数約175名、東京本社、大阪支店および九州営業所を拠点に事業展開を行っています。 同社に関するさらに詳しい情報は、同社ホームページhttp://www.sas.com/japan/より入手可能です。

* SASおよびその他の製品は米国およびその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。
* その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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