SAS と CDISC
ライフサイエンス業界向けソリューションと CDISC の連携
臨床試験データ標準化の重要性
さまざまな課題を抱えるライフサイエンス業界の今後の発展を目指す上で、臨床試験データの標準化はきわめて重要な要素です。患者や健康に関する情報の収集、処理、分析が非効率であれば、製薬企業の研究開発コストが上昇し、患者や一般消費者に提供される医療サービスの品質やコストにも悪影響が及びます。
CDISC(Clinical Data Interchange Standards Consortium)データ標準を活用し、医療とライフサイエンス業界に関わる全ての人々が医療情報をより効率的かつ効果的に利用できるようにしなければなりません。
CDISC への SAS の参画
SAS は、ライフサイエンス業界におけるデータ標準の開発と導入に注力しており、2000年 から CDISC のメンバーとして積極的な支援活動を行ってきました。CDISC における SAS の活動には以下のものがあります。
- CDISC 理事会(Board of Directors)への参画
- CDISC 産業諮問委員会(Industry Advisory Board)への参画
- ODM、ADaM、SDS、CRT-DDS の CDISC データ・モデル・チームへの参画
- BRIDG(Biomedical Research Integrated Domain Group)モデルなどの CDISC の戦略的開発プロジェクトへの参画
- ソフトウェア「コネクタソン」関連のイベントにおける相互運用性の実証
- CDISC Interchange 等のプロジェクトにおける、CDISC データ・モデルの相互運用性検討のための協業活動
- CDISC の研修と導入活動の支援
SAS ソフトウェアによる CDISC 標準のサポート
SAS は、CDISC 標準の定義活動の支援に加えて、SAS ソリューションが確実に CDISC 標準の導入をサポートできるようにしています。SAS®9 には、PROC CDISC と呼ばれるプロシジャーがあり、CDISC の構造化データ処理を可能にします。PROC CDISC は、CDISC ODM XML文書内のデータと SAS がアクセス可能なデータソースの間で双方向の変換機能を提供します。また、SAS がアクセス可能なデータソースが CDISC SDTM データ・ドメイン定義に合致しているかの検証も行います。各フォーマットの記述の詳細については、www.cdisc.org をご参照下さい。
SDTM、ODM、LAB、ADaM などの CDISC 標準は SAS® Drug Development や SAS® Data Integration Server などのソリューション内で効率的に導入することができます。SAS では、これらの標準のプロセスやデータ構造を SAS ソフトウェア内で活用するための様々な方法を追求しています。
CDISC 公認ソリューション・プロバイダー
SAS は CDSIC から認定を受けた CDISC 公認ソリューション・プロバイダー(Registered Solution Provider)です。公認ソリューション・プロバイダーは、多様な CDISC 標準の導入に必要とされる知識と経験を有していると CDISC が認定したコンサルタント、システム・インテグレーター、業界専門家におくられます。


