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SAS Forum Tokyo 2006 開催レポート

SAS Forum Tokyo 2006



SAS Forum Tokyo 2006

激化する一方のビジネス環境において、継続して勝ち残っていくためには、正確で迅速な決断による変革が常に求められる。
その鍵となるのが情報基盤の構築と、ビジネス・インテリジェンスの活用であることは、今日の競争社会においてはもはや常識と言えるだろう。

2006年6月8日、ホテル東京日航において、こうした企業改革、意思決定を担う人々を対象とした『SAS Forum Tokyo 2006』が開催された。
このフォーラムは、SAS Institute Japan株式会社が開催し、国内BIフォーラムとしては最大規模を誇っている。5回目となる本年は、SASのソフトウェアやソリューションを導入している企業各社からの事例発表を中心に、多彩なプログラムが組まれ、約1,000 名のビジネス・リーダーが参加した。

午前の部では、基調講演として、企業の情報活用をさまざまな角度から考察する3点の発表がなされた。

SAS Forum Tokyo 2006

SAS International プロフェッショナルサービス部門 担当副社長 Gloria J. Miller からは、情報の価値を最大限に引き出すステップを登っていくための実践的なロードマップである「Information Evolution Model」が紹介された。また、全社にわたるBIの有効活用と集中化を具体的に促進する、BICC(Business Intelligence Competency Center)の概念と実現例についても言及された。

ガートナー ジャパン株式会社 代表取締役社長 日高信彦氏による講演では、「経営とITの新しい流れ」と題して技術革新が企業の業務に与える影響が考察された。情報分析の重要性を、ITの発達という側面だけでなく、経営層の意識の変化と併せて概観することで、今後の経営への展望が語られた。

午前の部の最後には、「収益の『見える化』で実現する企業価値増大」として、ベリングポイント株式会社 マネージングディレクター 川野克典氏による講演が行われた。この講演では、情報活用を「顧客との関係性」の視点から捉え、顧客から得られる収益を評価基準とした戦略の策定・実行が、企業価値拡大を担う一つの手法として紹介された。

午後からは、5会場に分かれて15もの事例・SASソリューション紹介セッションが展開された。製造、流通、金融、医薬、通信といったさまざまな業界において、SASの導入によって成し遂げられた競争力獲得、顧客理解、企業価値拡大が、導入各社自らの体験としてリアルに語られた。いずれの会場も熱気に包まれ、熱心な質疑応答が繰り広げられたセッションも少なくなかった。

≪事例・SASソリューション紹介セッション一覧≫

  • 本田技研工業株式会社  「補修部品事業における顧客満足度向上への取組み 〜SASシステムを活用した在庫適正化〜」
  • Globe Telecom, Inc.  「BIとアナリティクスがもたらした変革〜フィリピン最大級の通信企業の情報基盤〜」
  • 株式会社インテリジェント ウェイブ  「SASデータ分析による高精度の不正利用スコアモデル構築事例 〜カード不正利用検知システム新ACE(仮称)での実装〜」
  • 株式会社タカラトミー  「担当者がユーザーの反応を手軽に把握〜アンケートのリアルタイム集計解析〜」
  • 富士通株式会社  「Global CDMS (Clinical Data Management System) に於けるSASの役割について」
  • PwCアドバイザリー株式会社  「オペレーショナルリスク管理の現状と今後の方向性」
  • LG Chemical Ltd.  「SASで実現した既存ERPの再生〜短期ローリング予測と計画の自動化〜」
  • アイ・エム・エス・ジャパン株式会社  「エビデンスに基づくSFEの改善とリソース最適化へのアプローチ」
  • 株式会社ウィスダ  「ID-POSデータ分析業務へのSASの導入」
  • 株式会社ニイウス金融エンジニアリング・グループ  「住宅ローンポートフォリオの総合管理」
  • SAS International  「Business Intelligence Competency Center(BICC)」
  • SAS International  「競争社会を生き抜くためのデータ統合」
  • SAS Institute AB  「PheedIt〜How you make Data Management Fun & Safe〜」
  • SAS Institute Japan株式会社  「SAS®9が実現する次世代パフォーマンスマネージメント基盤」
  • SAS Institute Japan株式会社  「未来を予測し、戦略的に意思決定を行い、企業価値を向上させる〜先進事例に見るCFOの役割とIT化〜」


SAS Forum Tokyo 2006

さらに、協賛企業各社、そしてSASが提供する最新のソリューションを体験できる展示コーナーが併設され、大きな賑わいを見せていた。「何が実現できるか」を切り口としたブース展開により来場者の的確なブース訪問と求める情報の容易な取得が実現。



SAS Forum Tokyo 2006

また、併設されたPRセッションステージでは、協賛企業各社とSASからの最新のテクノロジーを紹介するPRセッションが開かれ、好評を博していた。




法規制の変化、グローバル化、業態間競争の激化、そして大衆の嗜好変化など、環境を変化させる要因は、枚挙にいとまがない。『SAS Forum Tokyo 2006』は、この不安定な環境下で地に足をつけた企業経営を推進していくためのインテリジェンスを提供する一日となった。

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