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ABBSAS® Supplier Relationship Managementで多額の調達コストを管理公益設備など、さまざまな業界に電力と自動化技術を提供しているABBは、世界約100ヶ国で事業を展開する真のグローバル企業であり、年間収益は150億米ドルにも上る。一般的に、このような大企業では収益の半分近くを下請け業者に支出している。そのため、非常に高額な調達コストの効果的かつ効率的な管理が必要不可欠になってくる。こうした中、ABBでは、SAS Supplier Relationship Management を導入したことから支出分析機能を活用し、過去2年間にわたり、調達プロセスの大幅な合理化を高めてきた。 McKinseyやPricewaterhouseCoopers、A.T. Kearneyなどの調査によれば、堅牢なサプライヤ・リレーションシップ・マネジメント(SRM)の導入により、調達コストは最大で10パーセントの削減が可能と提言されている。そこでABBでのさらなる調達コスト削減の達成に向け、SASが貢献しているのである。 2001年1月当時、Benny Östh氏は調達部署の責任者を務め、ABB Power Technologies ABにおける、SASのSRMシステムの構築に貢献した。現在、スウェーデンのルドヴィカ市にあるABB Power Technologies AB, Componentsで発注と出荷を管理しているÖsth氏は、次のように述べている。「当時、我々はABBでSRMシステムを導入した2番目の部門で、スウェーデンでは初の導入でした。現在、SRMシステムは世界約100ヶ国、ABBのほぼ全部門で使用されており、これはABBの支出総額の75パーセント以上を占めていることになります。」 支出の詳細な把握SASが提供するSRMシステムの支出分析機能により、ABBは、世界中の事業部門の最新の調達動向を明確かつ詳細に分析ができるようになった。発注処理はシステムに記録またはスキャンされ自動的に更新される。またすべての発注処理が集計され、Webインターフェイスから閲覧できるため、ABBは単一のシステムで世界中の調達の動きを管理することが可能になったのである。 Östh氏は次のように説明する。「支出分析は毎週、最新の情報に更新されます。弊社では、発注処理が発生すると、請求書や契約書が到着する前に支出を確認できます。サプライヤとの契約が締結されるとすぐにSRMシステムで予想支出額が算出されるため、信頼できる事業の見通しを短時間のうちに立てられるのです。」 ABBの各事業部門からのほぼすべての発注処理がSRMシステムに集約されるため、調達の集計結果を容易に確認できる。つまりABBは、さまざまなサプライヤからの購入金額を簡単に短時間で把握でき、より有利な調達条件を導き出す一助が得られるようになったのだ。 情報から洞察へ「正確には、SRMシステムは、より有利な調達条件というよりは、ナレッジを得るためのシステムです。このナレッジは、明確な調達目標、業務戦略、強固なプロセス管理に活かされなければなりません。SASのSRMシステムから得たナレッジにより、私たちはサプライヤについてさらに多くの情報を収集できます。たとえば、世界中の事業部門で採用されているサプライヤを対象に、特定の品目のサプライヤを迅速に検索できます。また、ABBと関係の深いサプライヤの特定も可能です。これにより、より適切な購入先の決定ができ、そのおかげでリスクを軽減できます。」とÖsth氏は語る。 「こうしたナレッジによって、情報と、ABBでの洞察を明確に区別できます。情報とは頻繁な更新が必要なものであり、すぐに古くなるものです。このため、情報の再取得は非常に容易でなければなりません。一方、洞察とは、時間と歴史をかけて深めてきた理解です。明日の勝者になるためには、情報と洞察の両方が必要です。」 SASのソリューションには、Dun & Bradstreet提供のサプライヤに関する補足情報も含まれている。このため、ABBではサプライヤに対する支出総額の正確な算出が実現された。また、この補足情報により、それぞれのサプライヤの企業構造を、依存度や子会社レベルまで確認することができる。さらに、複数の子会社や関連会社を含む大規模サプライヤからの購入を自動的に集約でき、その会社との総合的な関係や支出総額が活用可能となる。たとえ、個々の調達が複数の企業や地域で発生しても、ABBは世界規模での購入契約の交渉にこの情報を活用し、両者に有益な結果を生み出す。 より良い、より戦略的な関係Östh氏はSRMシステムがもたらす情報に非常に満足している。「私たちは、すべてのサプライヤの完全な情報を共有できます。弊社のサプライヤの多くは最先端のカスタマー・リレーションシップ・マネジメント(CRM)システムを所有しており、ABBと同様の情報を把握しています。現在では、サプライヤとのより戦略的な取引や、より良い関係の構築に向けた企業体制も、これまで以上に整いました。」 SAS Supplier Relationship Managementでサプライヤの情報が統一されることにより、ABBは全社一丸となって企業活動に注力できる、とÖsth氏は語る。1980年、ABBはASEAという名前で経営されるスウェーデンの一企業だったが、当時から勤務しているÖsth氏は、その頃の経営状況と現在とを次のように比較している。 「ASEAとBrown Boveriが合併してABBになった1988年以降、弊社は、多くの国々、多くの業界に多くの事業部門を持つグローバル企業へと急成長しました。世界中のスタッフがSASのSRMシステムから情報を得ているので、調達部門のスタッフ全員が同じ部屋にいるような感じがします。昔は弊社の事業規模は今ほど大きくなく、支出の定期的な査定も特に難しくありませんでした。現在ではSAS Supplier Relationship Managementのおかげで、以前と同じ調達プロセスの『プレゼンス』を確保しています。しかし、1980年のASEAと比較して、現在のABBは圧倒的に大規模で複雑なのです。」 Östh氏は最後に次のように結んでいます。「サプライヤと緊密に連携していけば、ABBは今後もクライアントにとって良きパートナーであり続けられるだろうと私は確信しています。ABBの経営陣に創業当初から先見の明があったおかげで、競合他社を遙かに凌ぐ、業界トップのグローバル支出システムを導入できたことを、とても嬉しく思います。このシステムは、ABBの全ての部門の日常業務にとって、なくてはならないものです。」 |
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