公共機関、公共セクターによる
High-Performance Analyticsの活用

政府機関や公共機関の持つビッグデータは、内部の不正や機関へのリスクだけでなく、市民生活などさまざまな要素に影響を与える。では公共セクターは、どうすればビッグデータを有効に活用できるだろうか。ここで2つの例について検討してみよう。

経理部門、税務署の場合―不正と戦う

税務署は頻繁に、官僚たちからの質問に答える立場に立たされる。たとえば、「もし所得税を一部値上げしたら、国家予算への影響はどうなるか」といった質問だ。こうしたある種のシミュレーションを必要とする質問に対して、職員が答えを出そうとするとき、High-Performance Analytics(以下、HPA)は素早く簡単にその手助けになってくれる。では、そのほかにHPAが役立ちそうなことはあるだろうか。以下にリストアップする。

  • 歳入統計を作成する部門の多くが、提案済みの予算オプションに関するモデルの作成や算定にSASを利用し、その結果得られた事実をまとめて提出している。
  • SASはマクロ経済と徴税の関連性を発見するシミュレーションにも使用されている。
  • SASは地方自治体の財政状況改善にも利用されている。未回収の借金や不正な財務書類の存在を突き止め、対応の優先順位をつけるのだ。

より多くの情報を素早く分析すれば、税務機関はより迅速に不正を発見しやすくなる。そのほかにも、税法に及ぼす影響をより高速でシミュレートできるようになり、マクロ経済の変化が地域に及ぼす影響を量的にとらえることができる。あるいは、税法を変えたときに起こりうる可能性についても、さまざまなモデリングを通して有効な情報をつかむことが可能になる。

警察機関と公共の安全―犯罪を未然に防ぐ

警察機関は、犯罪の捜査や解決、予防、対策などについて地域の人々や財産に対する責任を負う。さらに、リソースや操作能力、人員に制限がある中で、グローバルな治安維持を果たす使命もある。HPAを利用することで、捜査員はより早期に犯罪多発地域を特定し、警戒の焦点を絞ることが可能になる。これにより、犯罪に対してより迅速に対応し、防犯活動をより容易に展開できるようになる。

また、構築済みのデータからソーシャル・メディアや文書といった未構築のデータまで、広大な量の情報を1つに集約し、犯罪活動の予想や防止へ活用することも可能だ。犯罪捜査が受け身の状態からより事前対策に依ったアプローチへと移行すれば、地域の安全性はより高まる。

あなたの所属する機関ではHPAをどのように活用できるだろうか。

HPAの詳細については製品・ソリューションページをご覧ください。


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