アナリティクスで競争優位性を築く

SAS All Analytics 2014 レポート

アナリティクスによって競争優位性を導き出すためには、データ管理の仕組みと分析のスキルが求められます。しかしそれだけでしょうか?2014年10月9日に開催されたSAS All Analytics 2014の基調講演で吉田は、それ以上に重要なのは「企業文化」だと指摘しています。企業の中にアナリティクスのプロセスが定着しなければ、データドリブンビジネスは生まれないからです。

吉田は、予測型アナリティクスを「結婚したい人と結婚できるかどうかを当てるためのものではなく、どうすればその人と結婚できるのかを考えて行動するためのもの」と喩えました。まさに予測型アナリティクスとは、未来を当てるものではなく、未来を変えるためのものなのです。

企業を前年比成長率でトップパフォーマー、ミドルパフォーマー、ローパフォーマーの3つに分けて行った調査によると、予測型アナリティクスを導入している企業の数は、トップパフォーマーではローパフォーマーの3倍であることがわかりました。トップパフォーマーの身近な例がAmazonです。アナリティクスを活用したリコメンド機能による売り上げは、なんと約2兆円にものぼるといいます。

SASは分析だけでなく、その上にはビジネスソリューションが載っているのです

講演では予測型アナリティクスの最新事例が紹介されました。保険業界では自動車事故を装った不正が多いことが課題ですが、世界最大手の保険会社アリアンツのチェコの子会社は、不正検知にSASのアナリティクスを活用。その結果、約3億円の不正を防ぐことができ、しかも詐欺グループからは避けられるようになったそうです。また、自動車メーカーのボルボでは、SASのアナリティクスで故障や不具合を予想し、“故障する前にメンテナンスを提供”することを推進。その結果、故障を減らすことに成功しています。

「SASは分析だけでなく、その上にはビジネスソリューションが載っているのです」と、吉田はSASの優位性を示しました。ソリューションの組み合わせは200通りを超え、年間数千のプロジェクトがあり、そこで得られたことが製品にフィードバックされます。その結果、SASのお客様には、実証済みの「効果」、Time To Marketの短縮による「時間」、豊富な「ナレッジとノウハウ」が手に入ります。そしてアナリティクスによって業務効率が向上し、最高の意思決定を下せるようになるのです。

Hitoshi Yoshida

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