Kingfisher Asia Limited

SAS® を利用してサプライヤー企業のパフォーマンスを掌握し、収益性の改善に成功

世界的な小売業者であるKingfisherは、毎週毎週、数限りないサプライヤー企業に数百万単位のコストを支払っている。しかし、どれほどサプライヤーの実態を把握できているのだろうか?サプライヤーはどんな企業で、その経営は安定しているのか?彼らにとってKingfisherのビジネスはどれほど重要か?こちらが提供する情報を、どうしたら契約交渉の際にもっと有効に使うことができるのか?といった数々の課題を抱えていた。

景気後退の煽りを受け、小売業界は少ないリソースで何とか持ちこたえようと必死の努力を行い、そうした戦略がよい結果を結びつつあるようだ。経費を抑えて売上アップを図るという手法は、これまでも企業が常に目指してきた第一目標だが、一方で小売業者は、商品の品質やサプライヤーの信頼性に業績が左右されてしまうという側面ももっている。

Kingfisher plcグループ直営の調達機関としての役割を担うKingfisher Asia Limitedは、サプライヤー企業のパフォーマンスを監視するとともに、ベストの価格と最高品質の商品を確保するため、サプライヤーとの交渉を一手に引き受けている。市場での競争力を高めるため、Kingfisher Asia Limitedは、最適なサプライヤーを特定し、サプライヤーの購買力を利用して、常に最も安い卸売価格で最良の商品をオンタイムで納品させることを目標としている。

Kingfisher Asiaにとって最大の課題は、サプライヤーの信頼性を確保することだ。契約企業にサービス内容合意書に沿ったサービスを提供させるためには、注意深く監視を続けなければならない。Kingfisher Asia のCEO、Anthony Sutcliffe氏は、「さらに安い値段で商品を提供できるベンダーが見つかった場合には、私たちが望むレベルの商品配送が可能かどうかもチェックします。当社のサプライヤーは大部分がアジアを拠点としており、しかも商品の85%を提供する企業は中国にあります。ですからサービスレベルを確保することは非常に重要なのです。商品が納期内に到着しなかったり、品質が十分でなかったりすれば、私たちは商品を販売することができませんので、いくら価格が安くても意味がないのです」と説明する。


SASは投資効果の面でも、パフォーマンスの点においても私たちにとって最善の価値を提供してくれました

Anthony Sutcliffe氏
Kingfisher Asia Limited CEO

継続的なサプライヤー・マネジメント

SAS導入以前にも、Kingfisher Asiaにはレポーティング・ツールとインフラが存在したが、それはごく基本的なものであり、決して十分なものとはいえなかった。
「古いシステムには柔軟性がありませんでした。マネジメント層もマーチャンダイザーたちも、必要な情報はIT担当に頼んでダウンロードしてもらい、それをスプレッドシートに落としてもらっていました。こうした情報は分析をしたり、レポートを作成したりするには不十分なものでした」とSutcliffe氏は話し、2002年にSASが導入されて以来こうした問題は解消され、Kingfisher Asiaはサプライヤーのパフォーマンスに関する非常に多くの情報を得ることができたと強調する。

「例えば最近も、あるサプライヤーの納品パフォーマンスに問題があることが発見されました。弊社の保有するデータを提示して、そのサプライヤーに改善を要求し、数ヶ月間動向を追跡すると申し入れました。このWebベースのシステムは、インターネットを利用して必要な情報にほんの数秒でアクセスすることができます。またタイプの異なるさまざまなデータを集めて比較・分析するために必要な事前定義済みのフォーマットを、システムが各種提供してくれます。

ユーザーはドリルダウン機能を使って、いろいろな次元からデータを見ることができるので、売上予測や購買に関する意思決定を行うのに有効な予兆を素早く見つけ出すことができます。さらに重要なのは、システムを使ってサプライヤーの適時性を測ったり、注文量のすべてに完全対応できる配送力があるかといったことを追跡調査したりすることができるという点です。私たちはこれを『オンタイム納品パフォーマンス』と呼んでいます。」

「私たちのビジネスは、香港の景気低迷にはそれほど影響を受けていません。小売業界では、年率30~45%程度の伸びが期待されているほどです。経済危機が発生すればさまざまな変化も起きますが、私たちのビジネスは直接調達が基本ですので、かえってビジネスチャンスが巡ってくることもあります。売上が伸び悩んでいる時には、グループが厳しく利幅を管理し、商品コストを抑えて売上を確保するように指示をしますので、当社のビジネスは急速に発展しています」とSutcliffe氏は続けた。

『テクノロジーだけではない』信頼感

「SASは投資効果の面でも、パフォーマンスの点においても私たちにとって最善の価値を提供してくれました。SASには、こちらの求める要件を正確に伝え、しっかりと理解してもらいました。私たちはSASが提供するテクノロジーとコンサルティング・サービスの両方に感心しました。単に技術的に優れているというのではなく、優れたコミュニケーション能力をもったプロ意識の高いコンサルタントが、私たちの求めるシステムの導入を実現するために力を尽くしてくれたのです。現在、SASは全社にわたって、さまざまなユーザーに利用されています。その範囲はトップの経営層だけではなく、シニア・マネージャー層からマーチャンダイズ担当マネージャーまで拡大しています。SASのテクノロジーは、第一線でパフォーマンスを管理している担当者にも利用されています。」

Kingfisher Asiaの商品取扱量は急激な伸びを見せている。テクノロジーにおいても、納品が遅れた原因を追究するなど、サプライヤー・パフォーマンスの管理をさらに強化していく予定だ。「社内のデータベースに関連情報を蓄積し、そのデータを利用して解決策を模索していきたいと考えています。SASには引き続き当社の成長をサポートし、適切なソリューションを提供するという役割を期待しています。Kingfisher AsiaにとってSASは信頼できるビジネスパートナーなのです」とSutcliffe氏は結んだ。

Kingfisherについて

Kingfisher PlcはProMarkt、B&Q、Castorama、Comet、Darty、BUTなどといった小売ブランドを展開しているヨーロッパで最も有名な小売企業だ。17カ国1,400店舗をもち、従業員数も9万人以上という規模を誇っている。

Kingfisherが最も重視しているのは顧客だ。急速に変化していく顧客のニーズを素早く捉え、それに対応すると同時に、顧客に優れた価値やサービス、選択肢を提供することによって、他社の追随を許さないショッピング体験を実現することを使命としている。この目標はヨーロッパ屈指の小売ブランドを通じて追及するとともに、従来の小売業界の専門知識を活用した革新的eコマース・チャネルでも達成のための努力が行われている。

Kingfisher Asia Limitedは、1994年香港に開設された調達オフィスである。ここではアジアの150社にのぼるサプライヤー企業から直接買い付けが行われている。現在8,000種以上の商品の供給を担当し、その数は今後も増え続けるであろう。


Kingfisher Asia

課題

Kingfisher Asia Limitedは契約交渉に活用するため、サプライヤーに関するさまざまな情報を必要としていた

ソリューション

SAS Supplier Intelligenceを使って、安い卸売価格で質の高い商品を仕入れ、反応性を高めることに成功

製品

SAS Supplier Intelligence

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