GE Money

レポーティング環境を整備し、業務効率を大幅改善

GE Moneyは、中小規模の企業から小売業者まで幅広くサービスを提供しているグローバル・バンクのGE Money Bankと、消費者金融サービスを提供するGE Money Multiservice、自動車購入に伴うリースやローン・サービスを提供するGE Money Autoによって構成される。中でもGE Money Bankは212支店、515にも上るATMを管理している。


SASを利用するようになってから、レポート作成に割かれる時間は劇的に削減されました。以前は作成に1ヵ月もかかっていたレポートが、今では半日もかからずにできてしまいます。

Jiří Sklenička氏
CRM Data Systems部門マネージャー

企業概要

GE Moneyは既にSASソリューションを利用しており、特にデータ・マイニングや統計・分析関連の製品に対する満足度が高かった(主にクロスセルのためのキャンペーン・モデリングの領域で)ことを受け、今回新たにレポーティング機能の向上を図ろうということになった際にもSASを採用する決断が下された。


顧客ニーズ

レポーティング能力の高さと適時性は、ビジネスの成功を直接的に左右する重要な要因だ。レポートを見れば、どのビジネス領域が成功を収め、どの領域が停滞気味であるかといった情報を含めて、あらゆる業務領域の健全性が明らかにならなければならない。しかしGE Moneyでは、これまでレポート作成に極端に長い時間を要しており、効率性が課題となっていた。

GE MoneyでCRM Data Systems部門のマネージャーを務めるJiří Sklenička氏は「われわれは、静的レポートだけでなく動的レポートも作成できる機能を備えたソリューションを探していました。さらに、一般ユーザーに受け入れられるだけでなく、より経験値が高く、レポートの修正や活用を必要とするプロフェッショナル・ユーザーのニーズをも満たすソリューションが必要でした。例えば、ユーザー自身がデータにフィルターやソートをかけたり、グラフ作成をしたりといったことができることが条件でした」と説明する。

導入プロセス

SAS Enterprise BI Serverが導入される以前は、レポート作成を行う際にはデータウェアハウス(DWH)に対してアドホックで要求を出していたが、出てきた結果については手作業でExcelやPowerPointに切り貼りするか、あるいは静的なHTMLサイトで公開するしかなかった。分析担当者はDWHにSQLリクエストを送り、毎回、結果を手作業でコピーしなければならなかった。

一方、IT部門は、全社から日次、週次、月次で寄せられてくる、100を超えるレポート作成要求に対応するだけで精一杯の状態だった。当時は動的レポートを作成する機能がなく、ユーザーは出力されたレポートをさらに編集したり、手を加えたりすることはできなかった。また、レポート作成には2ヵ月を要し、作成作業のために担当者4名がかかりきりになっていた。こうした状況はマーケティング部門や経営層にとって受け入れ難いものだった。

2007年10月、ついにGE Moneyはこのような状況を打開すべき時が来たと判断した。

Sklenička氏は「あの判断は実に正しかった!当時は1つのレポートを作るのにも1ヵ月もかかっていましたので、IT部門に頼んで長時間待つか、あるいはレポート作成を外注するといった2つの方法が取られていました。しかし、外注が増えれば今度は予算的な問題が発生します。こうした悪循環に陥っていましたので、SASに協力を求めることにしたのです」と振り返る。

SASを活用すれば、一般ユーザーはシンプルなWebインターフェイスを介してレポートにアクセスすることができ、IT部門のサポートも不要となる。また、ユーザーは閲覧したレポートをスキルレベルやニーズに応じて編集することもできる。レポートを見ればキャンペーンに貢献した担当者が誰かも、各クライアントに関して詳細な情報を提供してくれるのが誰かも一目瞭然だ。こうした情報を得ることによって一般ユーザーは、IT部門の手を煩わせることなく、顧客に直接アプローチし、個別の対応を取ることができるようになった。

「SAS Enterprise BI Serverの導入によってGE MoneyはIT部門の手を借りることなく、担当者が自らの手で業務を進めることができるようになりました。SASを利用するようになってから、レポート作成に割かれる時間は劇的に削減されました。以前は作成に1ヵ月もかかっていたレポートが、今では半日もかからずにできてしまいます」とSklenička氏は結んだ。

利点

  • 全部門に共通のプラットフォームができ、そこで全データを管理することができるので、全社で一元化されたデータを共有できる
  • 最も複雑なレポートでも1週間以上を要することはないので、スピード化が期待できる
  • シンプルかつユーザー操作性の高い環境が提供できる
  • 静的レポートから動的レポートへの転換が図られる
  • PDFやExcel、officeアプリケーションへのエクスポートが容易になる
  • レポート結果にもとづいて簡単に営業担当者のボーナス計算ができる
  • アクセス権限の構成および付与が容易になるので、ユーザー毎に閲覧できる情報を制限できる
  • 短期導入が可能

将来的なビジョン

現状では、SASはGE Moneyのレポート要求の約60%に対応しているに過ぎない。今後GE Money Bankのリテール部門にもシステムを導入し、さらに30~40ユーザーを追加する予定だ。まだ経営陣の最終決断は下りていないが、さらにいくつかの支店にレポーティング・システムを導入していくという計画もあり、そうなれば数百人のユーザーを追加することになるだろう。GE Moneyは、今回のプロジェクト投資に対するリターンを、今後1年半~2年以内のマンパワー削減と業務パフォーマンスの改善、競争力強化によって測ろうとしている。

Jiří Sklenička氏
Jiří Sklenička氏

課題

GE Moneyは静的レポートだけでなく動的レポートを作成する機能も備え、一般ユーザーだけでなく、データのフィルターおよびソート、グラフ作成といった機能を必要とするスキルの高いプロフェッショナル・ユーザーにも受け入れられるソリューションを必要としていた。

ソリューション

SAS® Enterprise BI Server

利点

SAS導入によって、一般ユーザーはIT部門の助けを借りずにシンプルなWebインターフェイスを使ってレポートにアクセスできるようになり、閲覧したレポートを各自のスキルレベルやニーズに応じて編集することも可能となった。GE Moneyは、今回のプロジェクトへの投資に対するリターンを、今後2年以内のマンパワー削減や業務パフォーマンスの改善、競争力強化によって測定することにしている。

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