Enerjisa

エネルギー業界のリーダー企業がデータをカスタマー・インテリジェンスに変換

Enerjisa社、SAS® Data Managementで長期的な需要家分析の基盤を構築

顧客理解を深めたいのであれば、自社のデータベースに同じ顧客が重複して登録されていないかどうかを最初に確認する必要がある。トルコのエネルギー企業であるEnerjisa社は、SAS Data Managementのデータ統合機能とデータ品質機能を活用して需要家レコードのマージとクレンジングを行い、需要家データの単一レポジトリを構築した。重複を取り除いた結果、レコード数は25%も減少したという。この取り組みは、需要家向けのサービス提供とマーケティングを高度化するという同社の計画にとって重要な第一歩となった。

Enerjisa社は発電、送配電、取引、小売の各領域で事業を展開し、900万件の需要家を擁している。トルコではエネルギー市場の規制緩和が進んだ結果、国内のエネルギー需要が急増し、周辺地域のエネルギーハブとしての同国の役割も急速に拡大中だ。SAS導入前の同社では、需要家データをさまざまなシステムに異なるフォーマットで蓄積し、データ・クレンジングやデータ分析を実行していた。しかし、さまざまな事業領域で業務効率を高めるためには、あらゆる部門が高度な分析のために容易にデータを利用できるように、需要家データの一元管理を確立する必要があった。

多国語で使用できるツールが必要なことから、目標への道のりは険しかった。しかし、SASの採用により、Enerjisa社は多国語でテスト済みの、特別な言語設定が不要なソリューションを手にすることができた。同社では既に、電力スポット市場(1日前市場)の取引に関する需要予測精度を高めるためにSASを活用しているが、現在はその活用範囲を中長期の需要予測へと広げる取り組みを進めている。

弊社では、データ品質とデータ統合のプロジェクトを通じて、需要家レコードの総件数を25%削減し、コンタクト成功率を大幅に向上させることに成功しました。
Yetik Mert

イェティク・メルト(Yetik Mert)氏
Enerjisa社CEO

しかし、同社は需要予測だけで満足してはおらず、予測モデリングと需要家セグメンテーションを通じて売上成長を加速したいとも考えている。データ管理プロジェクトの最初の段階では、社内の業務システムに一貫したデータフローを取り入れた。このリンクが確立されたことを受け、コンサルタントと協力してデータの妥当性に関するルールを取り決めた上で、電話番号、メールアドレス、住所を含む需要家データの全フィールドについてデータのクレンジングと標準化を行った。さらに、データの集約統合も実施して、同じ需要家が業務システムに重複して登録されている状態を排除した。

次の段階はデータ・エンリッチメントだった。この工程では、自社の需要家データを、商工会議所や行政の住民登録システムといった外部機関のデータと照合した。このデータ・エンリッチメントを通じて、個々の需要家に関する詳細情報の完全性は30%も向上したという。そして、需要家の詳細な連絡先情報の信頼性向上は、コンタクト成功率とビジネス成果の大幅アップへとつながった。「お客様を一貫して正確に把握できるようになりました」と話すのは、同社のイェティク・メルト(Yetik Mert)CEOだ。

「弊社ではデータ品質とデータ統合のプロジェクトを通じて、システムにおける需要家レコードの総件数を25%削減し、同時にコンタクト成功率を大幅に向上させることに成功しました。こうした取り組みの結果、カスタマー・インテリジェンスと顧客分析に関する長期ビジョンを達成するための盤石な基盤を確保できました。規制が緩和されたエネルギー市場で満足度の高い需要家を維持するためには、最良のエネルギーサービス、需要家向けの適切なコミュニケーション・チャネル、最適なマーケティング・キャンペーンを組み合わせる必要があります」(同氏)。

enerji-sa-logo

課題

需要家に対する理解を深め、意思決定の的確化を促進するためには、データのクレンジング、エンリッチメント、集約、統合を効果的かつ効率的に行う必要があった

ソリューション

利点

  • コンタクト成功率が大幅に向上
  • 需要家レコードの総件数を25%削減
  • 需要家情報の完全性が30%向上
  • カスタマー・インテリジェンスと顧客分析の基盤を確立

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