人間の能力では見抜けない不正を検知

Allianz Insurance社、アナリティクス・ソリューションを活用して保険金詐欺を阻止

保険金詐欺として最も一般的な手口は、交通事故の偽装や損害請求額の水増しなど、自動車保険に関するものだ。しかし最近では、不動産や住宅の所有者の中にも、保険会社の内部監査体制に戦いを挑む者が現れている。だが幸いなことに、現在では適切な不正検知システムを導入すれば、不正請求の被害額を大きく減らすことが可能だ。それを実証しているのがチェコスロバキアのAllianz Insurance社である。

内部監査部門の責任者であるマヤ・マスコバ(Maya Mašková)氏によると、同社では時代後れとなった不正検知システムを最新の分析ソリューションにリプレースする必要に直面していた。その目的は、検知に要する時間とリソースを削減しながら検知率の向上も達成することだった。「リソース削減のためにプロセスの自動化を進める必要がありました。しかしより重要なことは、疑わしい行動を発見できるという確信を持てる体制にすることです」


担当者が監視対象の全ての要素を自在に閲覧できるため、コスト節減効果と業務の生産性が飛躍的に向上しています。

マヤ・マスコバ(Maya Mašková)氏
内部監査部門責任者

人間には見破れない不正の発見

Allianz Insurance社がSAS® Fraud Framework for Insuranceを選択した最大の理由は、ハイブリッド型アプローチでデータをふるい分けることができる点にある。このソリューションは複数の統計手法を駆使し、あらゆる角度からデータを調べ上げる。「SASのソリューションには、人間には見破れない不正を見破ることができる分析モデルが組み込まれています」(マスコバ氏、以下同様)

疑わしい行動は自動的に特定され、調査担当者は毎日、最新の情報を利用することができる。「これらの[疑わしいと特定された]ケースには優先順位が付与されるため、調査担当者は不正の可能性が最も高いケースや想定被害額が最も高いケースに集中することができます」

もう1つ非常に重要な機能として、調査担当者がいわゆる「ソーシャル・ネットワーク活動」を発見できるよう支援する機能がある。これは組織的な不正を見破るのに特に効果的だ。この機能では、疑わしいケースに関連する当事者全員のつながりや関係がビジュアルに表示されるため、調査担当者は従来の調査手法では発見できなかった共謀関係を把握することができる。

導入効果

このハイブリッド型アプローチを導入したことで、自動車保険などで支払う賠償金の削減、不正ケースの特定件数の増加、業務手順の改善といった多くの成果が上がっており、調査担当者の仕事も楽になったという。しかし、より重要な導入効果は、組織的な保険金詐欺集団が今ではAllianz社を避けるようになってきたことだ。

同社はソリューションの導入から最初の6ヶ月間で、総額6,200万チェコ・コルナ(CZK)(1CZK=5.2円として約3億2,200万円)以上に相当する1,161件の保険金詐欺を特定した。これは前年同期に比べ、不正件数で426件、総額で1,000万CZK(約5,200万円)も多い数字である。

また、以下のような成果も上がっている。

  • 調査件数が26%増加
  • 証拠を添えて刑事告発した不正件数が40%増加
  • 不正請求の支払件数が減ったことで、年間で約1億1,000万CZK(約5億7千万円)の節約を達成

「SASを選択したのは大正解でした。調査にかける保険事故の数と種類を増やすことができましたし、担当者が監視対象の全ての要素を自在に閲覧できるため、コスト節減効果と業務の生産性が飛躍的に向上しています。さらに、大規模な組織詐欺グループの犯行も何件か見破ることができました」

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課題

保険金請求に関する調査業務の生産性を向上させると同時に、適切な調査対象を特定し、調査を実施しているという確信を持てる体制にすること。

ソリューション

SAS® Fraud Framework for Insurance(英語)

利点

  • ソリューションの導入から最初の6ヶ月間で、総額6,200万CZK(約3億2,200万円)以上に相当する1,161件の保険金詐欺を特定
  • 調査件数が26%増加
  • 証拠を添えて刑事告発した不正件数が40%増加
  • 不正請求に対する支払件数が減ったことで、年間で約1億1,000万CZK(約5億7千万円)の節約を達成

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